かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「小林清親 展」、「ヒトノカタチ、彫刻」(静岡市美術館)

「没後100年 小林清親 展 文明開化の光と影をみつめて」
「Shizubi Project 4 ヒトのカタチ、彫刻 津田亜紀子/藤原彩人/青木千絵」(エントランスホール)

1時間30分ほど静岡県立美術館にいて(ロダン館はパスした)後、再びバスで草薙に戻り、電車で静岡へ。清水でマラソン大会があったらしく、その参加者で電車が混み合っている。
静岡市美術館は、駅前の葵タワーというビルの3Fにある中規模の展示施設。白とガラスを基調としたデザインで、金沢の21世紀美術館にちょっと似ている雰囲気。展示は、展示室を使った企画展と、エントランス(ショップとカフェを併設)を使った現代美術系の展示シリーズ「Shizubi Project」の2本立て、ということのようだ。
まずは、お目当ての「小林清親展」を観覧。第1章の中心となる光線画のパートは、質・量ともに充実していて見所が多かった。(時代順ではなく)テーマ別の分類やテーマに併せた壁面のカラーリングなどもよかったなと。第2章の戦争画・風刺画のパートは少なめだったが、第3章の肉筆画・スケッチは、きっちと描き込まれた歴史画風の屏風絵から、ユーモアの効いた水墨の席画まで、いろいろなタイプの肉筆画が多く出ており、あまり知ることのなかった清親の一面を知ることができた。
エントランスホールの「ヒトノカタチ、彫刻」と題した津田亜紀子、藤原彩人、青木千絵の作品もなかなかよかった。

強い雨の中、うろうろしたくないので、地下街の大戸屋でめし食らって帰途につく(駅ビルはなんだか店が変わって、お高くなっていたので、まあ、やめておく)。静岡で熱海行各停に乗り(静岡では10分ほど遅れたが、沼津ではほぼ定時)、沼津で乗り換え、さらに小田原で快速アクティに乗り換えて、東京まで。自宅には、22:00前にたどり着く。途中、寝不足もあり、膝がちょっときつかった。