福岡→長崎
- 長崎に行くのは2回目。今回のいちばんの目的は長崎文化歴史博物館で開催される鶴亭展を観ること。そして、せっかく長崎まで出かけるのだから、併せて端島(軍艦島)も見学してこようというのが第2の目的。
- 端島は、何社かが行っているツアーでしかいくことができないし、また、なかなか人気があり、平日でも、数ヶ月前の時点でソールドアウトになることが珍しくない。それだけではなく、天候や波によっては上陸がかなわないこともしばしばだとか。3ヶ月くらい前にツアーを予約したのだが、最初にこのツアーがいいかなと思ったところはすでにソールドアウトで、第2希望のツアー会社も、あと数席しか空きがないというところで、慌てて予約を入れた。(ただし、前日とか当日に問い合わせてみると、キャンセルなどで潜り込むことができないこともないようだ。まあ、お薦めはできないが...)
- 前回の長崎旅行は、10年以上も前のことで、大波止の近くのホテルに2泊した。フリー滞在型のパッケージツアー利用で、往復飛行機(長崎空港)だった。グラバー園、大浦天主堂、シーボルト記念館、眼鏡橋、平和公園、長崎原爆資料館、新地中華街、オランダ坂とその周辺の洋館、唐人屋敷跡などを観光した。あと、確か思いついて、長崎港の周遊クルーズにも乗船したと記憶する。また、長崎文化歴史博物館も長崎県美術館もまだオープン前で、前身の長崎県立美術博物館に行った。もちろん、ちゃんぽん(四海樓)と皿うどん、トルコライスも食らった。
- 今回は、展覧会と端島ツアーの他は、上記をなるべく外して予定を立てたが、活水女子大学あたりから新地中華街まで下っていく坂の記憶が懐かしく、時間があったら、歩いてみたいとも思っていた。
- 今回の長崎旅行は、行き帰りの成田-福岡のLCCのチケットがバーゲンでかなり格安で入手できたこともあり、福岡まで行き、福岡で展覧会を観た後、バスで長崎へ移動し、帰りも長崎から福岡までバスで移動、LCCで帰ってくるという予定となった。福岡から長崎まではバスで2時間ちょっとで、片道2570円、往復4630円(金券ショップだと、片道2300円前後で買うことができるようだ。)。今回は、長崎ぶらぶらきっぷ、という特典付きのチケットを利用した(往復のバスチケット、長崎の路面電車の乗車券120円×4枚、他で、4630円)。なお、福岡-長崎の急行バス、九州号は予約が一応必要だったので、1週間ほど前に電話で予約した。本数が多いので、特別な時期を除けば、当日の予約でも大丈夫のようだ(空席があれば、予約がなくても乗車は可能)。
- さて、前置きはこれぐらいにして。最寄り7:00のバスに乗車。成田空港T1まで1時間ほど。早々に保安検査場を通過し、出発ゲートへ。行きはPeachのMM523便に搭乗。ゲートからバスで飛行機まで移動だったのだが、途中で10分くらいバスの中で待たされ、いらいら。9:15発予定だったのだが、例によって、空港混雑だったのか、離陸したのが、9:40。福岡空港へは11:32着陸。機中では、持参のル=グウィン『コンパス・ローズ』を読んで過ごす。国内線ターミナルから国際線ターミナルまで、無料バスで移動。15分ほど。福岡、陽が出ているものの、けっこう寒い。ここで、太宰府行きのバスに乗車する。国際線Tには12:00過ぎに到着したのだが、11:55発のバスが遅れていたので、これに乗ることができた。博多発のこのバスはいつも混んでいて、到着が遅れるし、バスも満員のことが多い。前回利用したときは、なんとか座れたが、今回は座れなかった。車内は韓国人と中国人の観光客でぱんぱん。20分ほどで太宰府に到着。
- 九州国立博物館。
- 九博内は小学生の団体がいたとはいえ、観光客も少なく(多少はいる)、それほど混んではいなかったので、まあまあ、自分のペースでゆっくり観覧できた。しかし、どういうわけか、他の客はカップルばかりが目立つ笑
- 帰りは、せっかくだからと梅の花が咲き初めた天満宮にお参りをする。平日だが、参拝客が多い。参道で、お定まりの梅が枝餅(120円)を買い、食らいながら、西鉄太宰府駅に向かう。
- 太宰府駅→二日市駅→西鉄福岡駅と移動。16:00頃、到着。西鉄天神高速バスターミナルで、長崎ぶらぶらきっぷを購入し、バスの往復の予約券も受け取る。
- 時間があるので、福岡アジア美術館へ寄ることにする。途中、いつものアーケード街の、はかた屋で、ラーメン290円。
- 福岡アジア美術館
- 再び徒歩でぶらぶらと天神バスターミナルまで戻り、コーヒーにドーナツのおやつを食らいつつ、バスを待つ。18:15発のスーパーノンストップ(博多→天神→大波止→長崎駅)に乗車。途中、事故渋滞が発生したため、多少遅れるとのアナウンスがあったものの、定時に数分遅れて、20:20頃、大波止で下車。車内では、寝入ったり、本を読んだり。すでに暮れていたので、車窓の風景を楽しむというわけにはいかなかった。
- 大波止からは徒歩でホテルまで。途中、土地勘を摑むため、アーケード街などを少しうろつく。まあ、前回のことを思い出すなどして、土地勘の方はばっちり。前日まで、長崎ランタンフェスティバルをやっていたようだが、そのランタンがまだ残っていて、そこここにいろいろなランタンが飾られていた(灯りの入っているところもあっ)。途中で、カレーを食らい、夕食とする。適当である。
- 今回、宿泊したのは、ホテルアークインてんねんというビジネスホテル。相変わらずの格安プランで選んでいるので、多くは期待できないところだが、必要な備品(テレビとか冷蔵庫)は揃っているものの、部屋は狭く、壁は薄かった(2日目に隣室の鼾に難渋)。ウォシュレットはなかったが、Wi-Fiは電波が強く、ばっちりだった。朝食なし、カード支払い。2泊で8800円。