かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

  • 少し出遅れて、15:00過ぎに外出。
  • 上野には16:30頃、到着。多くの人がぼちぼちと帰路に着く頃合い。東博までは10分ほど。東京都美術館若冲展の偵察をするつもりだったが、これはめんどうくさくなってやめた。
  • 東博 黒田清輝アフガニスタンと特別展をやっているが、今日はパス。本館の展示を観覧。特集として「平成28年度 新指定国宝・重要文化財」と「東京国立博物館コレクションの保存と修理」をやっていた。前者では、東博の舟木本洛中洛外図屏風が国宝になったようで、人気を集めていた。7室の屏風が、オレ的にはやはりおもしろい。長谷川久蔵《大原御幸図屏風》[東博]、狩野伯円《藤棚図屏風》[東博]、久隅守景《賀茂競馬宇治茶摘図屏風》[大倉集古館]の3点。《藤棚》は根津の応挙の屏風と同じ頃の作らしいが、色落ちもあり、固さが目立つ桃山の頃を感じさせるもの。ニューウェーブの応挙の《藤図屏風》を脳内で対比させてみると、なかなか興味深い。守景の屏風はやはり楽しい。ユーモラスで、いきいきとしている。《賀茂競馬》隻の向かって左側、第6扇、まるで行進してくるような大原女たちと、寝そべって休んでいる杣売りの対比が愉快。閉館までの1時間ちょっと楽しませてもらった。奈良博のパスポートでの観覧。
  • それにしても、東博、中小規模の特別展連発で、パスポート、どうしたものかと。
  • 千駄木まで徒歩。谷中から千駄木にかけて、行く度に新しいカフェの類が増えている。まあ、入らないのだけど。
  • 途中、お腹が空いたので、適当な食事を適当に。
  • 移転後、初めて行くイッシーの場所を確認してから、まだ大分時間があるので、これまた久しぶりに古書ほうろうへ。講談社文庫版の森銑三『近世人物夜話』美品が安かったので、購入。(講談社文庫版も学術文庫版ももっているはず、なのだが。)
  • カブサッキ+内橋和久 このデュオは2013年の来日時にPIT INNで、観て以来。まあ、自在な感じ。前回みたときよりも、カブサッキの味が出ていたか。ソロアルバムに近い印象。内橋ダクソフォン効果もあって、より一層、ユーモアが溢れている。
  • 帰路、お腹の調子が悪くなり、ちょっと難渋。やれやれ。