かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

古川日出男×青柳いづみ×蓮沼執太「言葉と声、音と音楽のスタディ『偽ガルシア=マルケス』」(東京都庭園美術館・ギャラリー2)

ディレクション古川日出男
出演:蓮沼執太(音楽家)、青柳いづみ(女優)、古川日出男(作家)
※「TTM:IGNITION BOX(イグニションボックス)2016 / 17」の「PROGRAM_A」として。

小説家・古川日出男の短篇小説「偽ガルシア=マルケス」を女優・青柳いづみが「演じ」、そして、蓮沼執太の音/音楽が寄り添い、あるいは、介入し、攪乱する。冒頭で、古川によるイントロ(短篇とは別のテクスト)が「朗読」され、また、途中、蓮沼のきっかけにより、古川が、ガルシア=マルケスの短篇「大きな翼のある、ひどく年取った男」の朗読/Re-Mixし、青柳の声に併走するシーンもある。青柳の身体所作と声、言葉、意味とのあわいの絶妙さ。見つめる目と見つめる目の交錯による妄想などなど。
壁に、投影されていたテクストは全小説版のガルシア=マルケス(「迷宮の将軍」?)だったか?