かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「メディアパフォーマンスとは何か? IAMAS20周年から考える」(ARTS CHIYODA 3331・2F体育館)


今回の主役の一人(台)。

第1部 三輪眞弘作品演奏会
01.メゾソプラノとコンピュータ制御による自動ピアノのための《赤ずきんちゃん伴奏器》(1988)
02.2台のピアノと1人のピアニストのための《東の唄》(1991)
演奏:太田真紀[ソプラノ]、寒川晶子[ピアノ] テクニカル・サポート:松本祐一 音響エンジニア:ウエヤマトモコ ステージ・マネージャー:後藤天

第2部 シンポジウム
登壇者:川崎弘二、三輪眞弘、伊村靖子 モデレーター:松井茂
※「文化庁メディア芸術祭20周年企画展 考える力」連携企画として

IAMASで行っている三輪眞弘の作品をアーカイブするプロジェクトの成果報告会とでもいうべきイベント(会場の雰囲気、挨拶大会とかで、一般人には最悪笑)。
とはいっても、第1部の演奏/パフォーマンスのレベルは(おそろしく)高く、単純な復元再演ではない、現在形へとアップデートされた演奏。しかも作曲家本人によるの作曲とそのリアライズの仕組み/仕掛けの解説/紹介付きで、すこぶるおもしろかった。しかも、仕組み/仕掛けの部分で、あたまでっかちに完結するのではなく、演奏されて目の間に出現するその音楽の大きさ、豊かさ、強さ、新しさに感銘! 素晴らしい。
後半のシンポは、川崎さんのこの20年の電子音楽の鳥瞰するあたりと、作曲本人の、作品がアーカイブされることに対する発言が興味深い。
ああ、やっぱり25日は、いろいろかぶってしまっているんだけど、行くべき、だなと。