かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

奈良


  • 7:30頃、起床。身支度をして、1Fの食堂で朝食。朝食は和洋ある普通のバイキング。まあまあおいしかった。氷を水筒に詰めて、部屋に戻り、チェックアウトまで一休み。8:40頃、チェックアウト。
  • この日は、奈良博の源信展以外にどこに行こうかと迷ったのだが、結局、浄瑠璃寺に行くことにした。季節としては、紅葉の頃、秘仏の公開などに合わせて行くのがいいのだろうが、まあ、巡り合わせである。これまでにも何度か訪ねようとしたものの、荒天などであきらめた経緯もある。行けるときに行っておこう。ただし、スケジュール的な都合もあり、岩船寺とは抱き合わせず、今回は浄瑠璃寺のみの参詣とした。バスの時間に合わせて、近くの石仏・磨崖仏なども回ってみることにした。
  • 奈良駅西口⑮乗り場9:04発の奈良交通バス112浄瑠璃寺行きの急行バスに乗車。終点の浄瑠璃寺まで約30分。急行バスということもあって、浄瑠璃口バス停までほとんどのバス停をパス。浄瑠璃寺口から浄瑠璃寺前までの区間は自由停車区間で、一応どこでも乗降できる模様。9:34頃、到着。片道570円だが、1dayパスで乗車できるので、助かる。なお、バスは、他に観光客が何人かいるのみで、がらがらだった。


  • 浄瑠璃寺 まずは浄瑠璃寺を拝観。約1時間ほど。国宝の三重塔(平安時代。内部に本尊の薬師如来像[重文・平安時代秘仏]が安置)、浄瑠璃寺庭園などを散策した後(境内散策は無料)、続いて本堂(九体阿弥陀堂。国宝・平安時代)を拝観。本堂の拝観料400円。チケット代わりにパンフをいただいた。本堂内には、以下の諸像が安置。本堂の出口で、ねこが気持ちよさげに寝ていた。

①木造阿弥陀如来坐像(九体阿弥陀如来像/阿弥陀如来中尊像)(国宝・平安時代) ※来年度から2体ずつ修復が始まるとのことで、しばらく九体揃って拝観できなくなるようだ。
②木造四天王立像(国宝・平安時代)のうち、持国天増長天 ※多聞天は京博、広目天東博に寄託。
厨子入木造吉祥天女立像(重文・鎌倉時代) ※秘仏で期間限定での公開。厨子の外観のみ。吉祥天女立像は展覧会出陳のため、お出ましになっていた。ちなみに、この展覧会「奈良 西大寺展」の三井記念美術館展にて観ました。
④木造地蔵菩薩立像(子安地蔵菩薩)(重文・平安時代
⑤木造不動明王及び二童子像(国宝・平安時代) ※展覧会出陳のため、お出まし中で、観られず。


[配置]向かって左から
持国天増長天 ①阿弥陀如来坐像4体 ②吉祥天女像 ①阿弥陀如来中尊像 ④子安地蔵菩薩像 ①阿弥陀如来坐像4体 ⑤不動明王三尊像









  • 10:46発の帰りのバスに乗れそうだったが、この次の11:46発に乗ることにして、近くの石仏を観て回ることにした。暑いのは覚悟していたので、いいのだが、とにかく虫が多くて参った。たちどまるとすぐに羽虫がまつわりついてくる。半袖半ズボンという格好だったので、ちょっと落ち着いて石仏を観ることができず、失敗。ただ、怖れていた蚊ではなかったようで、特に虫にさされて困らされたということはなかった。虫除けは必須だったかと。
  • 藪中三尊磨崖仏→首切地蔵(東小阿弥陀石龕仏)→攝社春日神社/大門石仏群→大門仏谷の磨崖仏→(ツジンドの焼け仏)→たかの坊地蔵(西小地蔵石仏)→西小墓地・五輪塔→(長尾阿弥陀磨崖仏) 浄瑠璃寺から大門の集落を抜け、山を下り、途中で折り返し、国道752(バスのルート)を上って、浄瑠璃寺まで戻ってくるというルートで、だいたい1時間強ぐらいで歩けるルート。ただ、後半の上りでバテ、時間も迫ってきたので、西小墓地・五輪塔付近で、帰りのバスを待つことにした。折り返し地点付近のツジンドの焼け仏は道を逸れるため、見つけられず(暑さでぼーっとしていた)、見逃してしまった。また、長尾阿弥陀磨崖仏は、時間切れでたどり着けなかった。次の機会ということで。



藪中三尊磨崖仏




首切地蔵(東小阿弥陀石龕仏)



攝社春日神





大門石仏群



大門石仏群からもう少し下ったところで、磨崖仏まで行く道があった。少し下ってみたが、あまりの虫と道の険しさに少し遠くから写真だけ撮って引き返す。元の道に戻り、さらに少し下ると、磨崖仏を見渡せる場所があった。



大門仏谷の磨崖仏




たかの坊地蔵(西小地蔵石仏)


西小墓地・五輪塔。写真は、近くの石仏群。墓地の入口に2基の五輪塔があった。

  • 11:49頃(浄瑠璃寺11:46発のバス)、西小墓地・五輪塔付近で、手を挙げて、バスに乗車。12:09頃、近鉄奈良駅で下車。チケショなどを覗いて、近鉄奈良駅前からバスで奈良博に向かう。暑い、のだが、観光客多し。


ここからバスに乗った。

  • 奈良博「源信」 これ必見の展覧会かと。図録2300円。展示が終わったところから出口までの通路に、《六道絵》の地獄の図版が拡大されている。これでは、あたかも地獄落ち。こ、怖い。夜、寝られなくなること必至笑。


地獄…

極楽…(《阿弥陀聖衆来迎図》(国宝・和歌山/有志八幡講)は、8月22日〜9月3日の展示で、今回は観られなかった。)

蓮の花

  • 帰りは、近鉄奈良大阪難波/難波→関西空港、といういつものルートだが、今回は奈良アクセスきっぷを買っていない(関空駅の南海カウンターでのみ発売)。そこで、チケショで、土日回数券を買ってみた。近鉄奈良大阪難波が510円、難波→関西空港が730円の合計1240円。奈良アクセスきっぷが1230円なので、だいたい同額。ただし、今日が土曜日だったので、ほぼ同額になったが、平日だとこうは行かない。ちなみに、奈良方面からリムジンバスで関空に向かうという手もあったが、バス代が高いし、荷物があるわけでもないので、見送った。
  • 関空に到着後、少し時間に余裕があったので、T1のロで、アイスコーヒーとドといういつもの悪癖。まあ、ダメダメだ。18:00過ぎに保安検査場を通過して、24ゲート付近で、本を読むなど。19:30搭乗開始。20:06関空離陸、21:20成田着陸。駐機場が、トンネルの向こう!で、一番遠いところ。バスで10分超かかる。この駐機場、これで2回目かな。1回目は確か春秋の成田発だった。ロビーには21:40過ぎ。終バスの22:15に乗車。最寄りには23:10頃、到着。23:30頃、無事に帰宅。