かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

宇佐

  • 今年は、大分県国東半島、六郷満山開山1300年のメモリアルイヤーで、関連して2つの展覧会が開催された。その1つは、10月に観に行った九博の「六郷満山展」で、それに続き、もう1つの大分県立歴史博物館で開催されている特別展「聖なる山 六郷満山と仁聞」展を観に行くことにした。展覧会だけではなく、できたら関連諸寺院も回りたいところだが、代表的なところは行ったことがあるし、なにせ電車とバスでは回り切れないので、今回は、宇佐神宮の境内にある弥勒寺跡にとどめた。
  • あとは、まあ、いささか飽きてきたとはいえ笑、彫刻放浪である。大分市の野外彫刻を探るべく笑、再訪することにした。大分市には何度も行ったことがあるものの、野外彫刻を探るために立ち寄るのはもちろん初めてである。また、折から開催中の「西野達 in 別府」と、大分県美術館の「イサム・ノグチ」展も併せて観ることにした。
  • 最寄り5:30のバスで、成田空港T3まで。定時に5分遅れて、6:40頃、到着。T3のロで、朝食と昼食用のおにぎり等を買い出し、保安検査場を通過して、171ゲート付近に移動。朝食を食らい、少し寝るが、ジェットスターの早口でかしましい不愉快なアナウンスに寝入ることができない。寝不足だと、ことさらストレスフルである。特に、成田は酷い。酷すぎる苦笑 ANAJALみたいにアナウンスできないものなのか?
  • それはともかくとして、今回の行きは、ジェットスターGK601、予定では成田8:20→10:15大分ということになっている。7:50頃、バスの移動が始まるが、例によって客待ちで少し遅れ、大分空港には10:20頃の着陸。到着ロビーに出たのが10:30過ぎだった。ただ、各方面に向かう連絡バスは、飛行機の到着を待っての出発なので、10:30発予定の宇佐・中津方面行きに無事乗ることができた(乗り遅れると、次は13:00発なので、内心焦った苦笑)。42、3分の出発。このバスで、宇佐八幡まで行く。宇佐市内までのバス料金は1550円。1時間強かかる。
  • 11:50頃、宇佐八幡に到着。参拝の後、弥勒寺跡などを見学。ここで、異様にお腹が空いて笑、近くのふれあい市場宇佐店の前の唐揚げのスタンドで、4個250円などを買う。注文を受けてから揚げるので、少々時間がかかるが、揚げたてで、とても美味しい。さすが揚げ物王国、大分。次の目的地である、宇佐風土記の丘公園を目指して、歩きつつ、がつがつ食らうのであった笑





  • さて、大分県立歴史博物館だが、交通の便がとても悪い。まあ、仕方がないとはいえ、自動車以外にほとんで便がない。最寄りの駅は、JR柳ヶ浦駅で、歩くと、4,50分かかる(レンタサイクルがあることを現地で知る)。空港から行くとしたら、電車の本数が少ない上に、乗り継ぎも悪く、ちょっと行く気になれない。そこで、今回は、宇佐神宮まで空港バスで行き、そこから歩くことにした。地図上で検討した結果、これだと30分かかないはずだ。天気もよく(北風が少々強く寒かったが、それも午後には収まった)、歩くのには悪くない。最短で歩くと、細い道を歩くので、道を間違えるのが心配だったが、迷うこともなく、25分ほどで、宇佐風土記の丘公園に到着した。なお、空港バスで行くとすると、歴史博物館にもっとも近いバス停は、はちまんの郷宇佐で、ここから徒歩で5〜10分ぐらい。バス停あたりから博物館が見える。今回は、時間に余裕もあるので、宇佐八幡にお参りしてから、博物館に向かうことにした次第。
  • 宇佐風土記の丘公園は、3〜5世紀頃に造られた古墳群を保存、周囲を緑地や遊歩道などで整備し、公園としたもの。歴史博物館もその一角にある。古墳をいくつか見学してから、歴史博物館に向かう。





  • 大分県立歴史博物館 わりと大規模な展示施設。常設展示の他に、特別展示室があり、今回のお目当ての「聖なる山 六郷満山と仁聞」展が開催中であった。特別展の料金は510円。常設展は310円。それぞれ別料金。両方見ても特に割引きはなしだった。特別展の図録は700円。2時間ほどの滞在。



  • 次の目的地は、東光寺五百羅漢。歴史博物館からは、安全策をとり、大きな道沿いを歩くことにした。公園を抜けて行く道もあったが、行き止まり?も多いので、無理はしないことにした。国道215→国道629を経て、駅館川(やっかんがわ)を渡り、ここから川沿いを少し歩き、途中で折れて、細い道を少し歩く。このあたりは、さすがに重点的に予習をしたので笑、無事に東光寺に到着。30分はかからなかった。




  • 東光寺五百羅漢




  • これで、本日の予定は終了。あとは、別府の宿に移動するだけ。まずは柳ヶ浦駅まで歩く。のこのこ歩いていると、途中で、自転車に乗った小中学生に行き会う。と、すれ違いざまに、必ず「こんにちは」と声をかけられる。こちらも、できるだけ朗らかに「こんにちは」と返すが、怪しいんだろうなあ苦笑
  • 途中、若八神社という神社があり、境内にいくつか碑が見える。立ち寄ってみることにした。柳ヶ浦にはかつて宇佐海軍航空隊があり、戦争末期、沖縄戦にあたって神風特攻隊が編成され、ここから特別攻撃を実施したとのことで、境内には、その碑があり、特攻で戦死した、22〜25歳の青年たちの氏名が記してあった。また、神社の隣の、柳ヶ浦小学校には、米軍機による機銃掃射の跡が残されていて、思わぬところで、戦争の跡を見ることとなった。
  • 東光寺から柳ヶ浦駅まで歩いて15分ほど。少し早めに着いたが、まあいい頃合いか。途中、例によってスーパーに立ち寄り、ここで、おやつなどを仕入れる。待合室で、電車を待つ。
  • 柳ヶ浦17:28発の各駅停車に乗車。始発だった。利用客は下校の学生さんがほとんど。18:33の定刻に別府駅に到着。1110円。
  • 駅近くのスーパーで食料と飲み物を調達して、駅西口のホテルにチェックイン。本日宿泊したのは、ホテルフジヨシ。ここには何回か泊まったことがある。格安のビジネスホテルだが、温泉あり、朝食ありで、Wi-Fiもばっちりである。どこかのチェーン店とは大違い。部屋は4Fで、チェックイン後、早速8Fの大浴場で温泉に浸かる。大浴場の窓から別府タワー地蔵(by 西野達)が見えた。早々に就寝。