かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

かんなみ仏の里美術館

かんなみ仏の里美術館は、桑原薬師堂で長年地域の人々によって守られてきた仏像24躯が2008年(平成20)3月に、函南町に寄贈されたのを契機に、2012年(平成24)4月にオープンした美術館。設計は、栗生明+栗生総合計画事務所が担当。館内には、仏像24躯を展示する仏像展示室と、それら仏像についての解説を壁面に記した資料展示室の2室の展示室などがある。
展示されている仏像は、平安時代中期に造立の《薬師如来坐像》、室町時代から江戸時代に制作された《十二神将像》、そして、鎌倉時代に慶派仏師の實慶による《阿弥陀三尊像》など。《十二神将像》は、それぞれ破損が著しかったが、大事に保存されていた破損部材を用いて、丁寧に修理が行われ、その記録なども展示されている。