かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

大友良英、穂高亜希子(道玄坂クラシックス)

01.大友良英[ag]
02.穂高亜希子[vo, ag, p]
03.大友良英[eg, vo]+穂高亜希子[vo, b, ag]
※「やんてらの企画'16 聴こえるスペースvol.7」として。


大友さんのアコギソロを聴いたのは久しぶり。前半(3曲)のカバー/スタンダード曲は大友さんらしい大胆で先鋭的なアレンジ。後半のオリジナル2曲、Blueと街の灯はストレートな演奏で。ただ、街の灯は、エフェクタとヴォリュームペダルを使って、アンプに立てかけたギブソンセミアコを美しく(ここがみそ!)フィードバックさせ、その音を背景に演奏していたところは、さすがでした。
歌い出しまで、個人的にはらはらしていましたが、いざ歌ってみると、穂高さんの声はどこまでも澄み渡り、柄の大きな歌が静かに広がりました。以前は、思いが強すぎて、危うく感じることもけっこうあったのですが、久しぶり聴く穂高さんの歌は、少し強く大きかった。
そして、二人の共演。これも素晴らしかった。
穂高さんが好きだというBlueは、この日、大友さんのアコースティックギター穂高さんのピアノ、そして、アンコールでの、大友さんSG、穂高さんベースによるロックバージョンと、それぞれ違った貌をしたものを聴くことができました。
大友さんと穂高さんの共演は、いつか実現するとは思っていたけれど、それがいつ、なのか、そのタイミングはよくわからなかった。ちょっと早いかなという気もしていたのだけど、実際こうして聴いてみると、今しかない、絶妙な機会を捉えていたと思います。ただの思いつきではない、まるで詰め将棋をするように一歩一歩企画を進めた方に感謝したいと思います。