谷津干潟周辺 習志野市の野外彫刻②
- 京成津田沼駅周辺から少し足を延ばし、谷津バラ園方面に向かう。暑くて、ダメ。コンビニに逃げ込みたいところだが、このあたり、全然見当たらない。しばらくまろにえ通りを歩き、国道14号線を越えたところで、西に曲がり、葦切公園→谷津バラ園、谷津干潟を半周して、習志野市谷津干潟自然観察センター前と回る。途中、水筒の他、ペットボトル2本消費。
- 葦切公園の石彫
岩下恭子《フィンガーウェイブ》。学区緑化推進事業・昭和54年11月。
- 谷津バラ園の野外彫刻 バラのシーズンではないので、100円で入場できた。谷津バラ園は、たしかかつてこのあたりにあった谷津遊園(オレもご幼少の頃、2回ほど行ったことがあるゾ)の生き残りだったはず。戦後間もなく本郷新が制作した上野駅前の白セメントのヴィーナス像が駅の再開発で撤去されたときに、谷津バラ園が引き取ったらしいが、このヴィーナス像は残念ながら見当たらなかった。それでも、5基の女性像が立っていた。
中川為延《花の姉妹》(1957)。2基1組の作品
橋本堅太郎《華》(1985)
山本稚彦《フローラの像》(1957)。う〜む、置きっ放しの脚立が残念。
斉藤高徳《白いコスチューム》。植え込みで台座のタイトル板が見えなかった。
「習志野市・ブリスベン市 湿地交流20周年記念碑」。1998年に習志野市とオーストラリアのブリスベン市が結んだ湿地提携協定の20周年を記念した碑。習志野市谷津干潟自然観察センター前に設置。
京成津田沼駅周辺 習志野市の野外彫刻①
- 習志野市の公式サイトで、習志野まちかど美術ガイド(→ここ)という野外彫刻マップを見つけたので、これを参考にちょっと出かけてきた。習志野市の野外彫刻は以前にも何度か訪ねているのだが、今回は知らなかったものも含め、改めて観て回ることにした。
- ということで、今回は京成津田沼駅周辺と谷津バラ園の周辺を訪ねる。京成線の最寄り駅から京成津田沼まで移動して、ここからは歩いて回る。北口を出て、菊田水鳥公園→習志野警察署(の少し先の緑道)→習志野市役所→京成津田沼駅南口→まろにえ橋と回る。やっぱり、暑いですなあ。
菊田神社には幾組かの狛犬があったが、そのなかでいちばんチャーミングなやつを。重陽の節句が近いこともあり、境内は菊の飾り付けがされていた。御朱印をもらう参拝客もけっこういたな。
虎竹秀芳《雛を抱く少年》(1982)。菊田水鳥公園(津田沼3-2)に設置。(昭和)56年学区緑化推進事業。
片岡康夫《鬼っ子》。習志野警察署の東側の緑道(鷺沼台2-5)の中に設置。
旧庁舎の解体は終わっていた。
森田伸《陽だまり》。市役所前交差点の南東側、ハミングロード(菊田遊歩道)の入口に設置。再訪。
習志野第一病院前の噴水の美女
ペコちゃん
本郷寬《水の音》。京成津田沼駅南口ロータリーに設置。昭和55年度学区緑化推進事業。津田沼サンロード商店会の寄贈。再訪。
川村栄《少女の夢》(1989/1991.3設置)。まろにえ橋南詰西側に設置。習志野商工会議所、サンペデック、津田沼南口商店街の寄贈。
彫刻放浪:市川編(6) JR市川駅周辺再び
- 1年振りに「市川編」。それにしても暑いですな。
JR市川駅南口の、増山俊春《燦》(1994/2010.3設置)。再訪。
- 続いて、北口へ。
市川駅北口の、堀川恭《平和の像》(1994.3設置)。市川市野外彫刻設置事業による。再訪。
アクティオーレ市川の東側(iiロード市川)の、中野滋《路上の楽隊》(1987.3設置)。市川市野外彫刻設置事業による。当初、タンバリンの女性は玉乗りをして、その傍らにはしごがあったようだが、心ないいたずらで破損したため(しかも、2回も!)、現状になったとのこと。
アクティオーレ市川の東側(iiロード市川)、井岡俊子《路ゆく旅びと》(1987.3設置)。市川市野外彫刻設置事業による。
市川公民館前の、井岡俊子《旅だち》(1991)。市川市野外彫刻設置事業による。再訪。
- この後、暑いのにもかかわらず、国道14号線をとぼとぼ歩いて、市川橋を渡り、小岩方面に向かったのであった。
千葉市美術館「帰ってきた!どうぶつ大行進」
- 長谷川昂の母子像 以前にも載せたけれど、作者が確認できたので、再度掲載。なお、タイトルや制作年などは、まだ不詳のまま。千葉市中央区、中央3丁目交差点の西南に設置。追記(2020.10.6):長谷川昂『風と道 木が好きで90年』(三五館・2000.5)所収の年譜、1968年の項に、次の記載あり。「「母子」ブロンズ、千葉市葭川公園に設置」。この記載の作が本作とすると、タイトルは《母子》のようだ。この間にモノレールの設置などあったので、当初の設置場所からは移設なり、再整備なり、しているんだろうな。
- 千葉市美術館「帰ってきた!どうぶつ大行進」 リニューアル中だった千葉市美術館が再開館したので、その記念展「帰ってきた!どうぶつ大行進」展を観てきた。本来は、記念展として、「ジャポニスムー世界を魅了した浮世絵」が予定されていたが、新型コロナウィルス流行の影響で、海外所在の作品を多く含むこの企画展は延期になり(中止ではない!)、所蔵品(寄託を含む)を中心とした本展に差し替えになった。会場は8Fと9Fの2フロアをたっぷりと使った展示で、主に近世絵画を中心に、近代作品や(ほんの少しだったが)現代美術を含む、動物をモチーフとした個性豊かな作品が展示されていた。千葉市美術館はもともと千葉市の中央区役所と同居していたのだが、今回のリニューアルで、中央区役所は移転となり、建物全体をまるまる美術館で使えるようになり、新たに常設展示室が設けられた他、図書室が広くなったり、ワークショップルームが新たに出来たりしていた。ということで、ひとわたり見学してきたのであった。