かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 栃木県立美術館『前衛の女性 1950-1975』

1950年から1975年の25年間を対象に,日本や世界の前衛芸術運動−−例えば,具体美術協会,九州派,ネオ・ダダオルガナイザーズ,フルクサス,あるいは2つのアンデパンダン−−に参加した女性美術家の作品をピック・アップした展覧会です.絵画や版画から,オブジェ,映像と多岐にわたっており,なかなかおもしろかったです.ただ,私からすると,グループに属さず,むしろ一匹狼的な活動をした(している)美術家の方が,オリジナルな強さ,おもしろさがより感じられました.Ono Yoko草間彌生ですね.Ono Yokoの展示では,レコード〈女性上位万歳〉(1973)が出ていて(これ,小泉今日子がカバーしているんですね),これは聴くこともできたのですが,バックがプラスティック・オノ・バンドで,ということはギターはクラプトン?ドラムはアラン・ホワイト?などと,ちょっと展覧会の趣旨からは離れたところで楽しんじゃいました.合田佐和子久保田成子などの作品の中には,最近別の展覧会で見たものもあったりして,再会を懐かしみました(!?)