かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 昭和の名作展 1930年代から1950年代まで  (神奈川県立近代美術館 鎌倉)

神奈川県立近代美術館の所蔵する昭和前期に描かれた絵画を中心とする展覧会です.全体的にはちょっととりとめのない感じでしたが,松本竣介など何人かの作家は数作の作品が展示してありました.
展示作の中では,佐伯祐三のランニング・シャツ姿の《自画像》(1923頃),松本竣介《立てる像》(1942.顔の部分の下絵が鎌倉別館に出ていました),藤田嗣治《ちんどんや職人と女中》(1934)といったところが印象に残りました.
そうそう古賀春江の《窓外の化粧》(1930)と《サーカスの景》(1933)も.古賀春江は,この後,ブリヂストン美術館でも3点見ることができて,今回の”耐久レース”ではちょっとした収穫でした.
展示室2は創作版画をメインとした展示でしたが,谷中安規の幻想的な作品を何作かまとめて見ることができたのもうれしかったですね.
【メモ】神奈川県立近代美術館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/index.html  会期:2005.11/23〜2006.1/22