かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

開館50周年記念特別展「猫百態 朝倉彫塑館の猫たち」(朝倉彫塑館)

  • 朝倉文夫作の石膏、ブロンズの猫をずらっと並べた展覧会。メインのアトリエだけではなく、建物のそこかしこに展示してあった。とにかく、初期から晩期にいたるまで一貫して猫作品は作っていたようで、子細に観ると、表層に現れる手つきは異なるものの、観察と確かな触覚による姿態、さらにはその性格の描写はさすがである。まあ、カワイイに収斂しないところがいいんだよな。このあたりは、暁斎と同じ(って…)
  • それはともかく、《墓守》と《大隈重信像》以外は、猫作品で、半ば予想どおり、お目当ては出てなくて残念。ただ、昨年刊の所蔵石膏作品集は眺めてきた。肖像作品、中でも営業系?の胸像が多い(しかも、作品名不詳が多すぎ笑)。
  • それから、今日は屋上に出られたのが、うれしい。《砲丸》(後方のみだが)と《ウォーナー博士像》(コンクリートの胸像)が観られたし、眺望が思っていた以上に素晴らしい。旧アトリエの上に設置された《浴光》も見えた。


朝倉文夫《砲丸》(1924)の後ろ姿。

屋上にて。

  • 玄関先の《生誕》、メンテナンスをしたのか、《雲》ともども、きれいになっていた。



朝倉文夫《生誕》(1946)

朝倉文夫《雲》(1908)