府中の森公園の、柳原義達《道標・鴉》(1968)。
- 自宅から府中市美術館まではいろいろ行き方があるが、いつものように最安値ルートで行くことにした。地下鉄で渋谷まで出て、井の頭線で明大前、京王線で東府中というルートだ。いちばん時間がかかるルートでもあるが、乗り継ぎがよく、1時間30分強で、東府中駅に到着。ここからは歩いて、美術館に向かう。
府中市平和通り広場公園の、山本正道《春に寄せて》(1992)。手で触って鑑賞するための同作のミニチュア彫刻も併せて設置されていた(写真下)。
- さて、府中の森公園へ。府中市美術館は、毎春に開催される近世絵画の展覧会をはじめ、毎年2〜3回訪れるが、美術館までのルートにある柳原義達作品と、美術館入り口近くにある若林奮作品以外の野外彫刻はこれまで意識して観ていない。今回は、野外彫刻に目覚めて!?はじめての訪問なので、公園内に設置されている野外彫刻を時間の許す限りじっくり観て回ることにした。府中の森公園内には、東京都によって8基の野外彫刻が、府中市(府中市美術館)によって美術館近くに2基の野外彫刻が設置されている(一覧参照)。その中からいくつかを掲載。
朝倉響子《アンとミッシェル》(1993)
舟越保武《鳩をもつ少年》(1985)
都立府中の森公園の野外彫刻・一覧
案内板。パレットの印のところに野外彫刻が設置されている。府中の森公園は1991年6月1日開園。
【東京都による設置作品】
- 柳原義達《道標・鴉》(1968)
- 江口週《カリュアイの柱》(1988)
- 雨宮敬子《少年》(1993)
- 笹戸千津子《少女》(1993)
- 朝倉響子《アンとミッシェル》(1993)
- 保田春彦《球を囲う幕舎》(1994)
- 舟越保武《鳩をもつ少年》(1985)
- 向井良吉《7月(七夕)の樹》(1993)
【府中市美術館の作品】
- 続いて、府中市美術館へ。企画展「リアル 最大の奇抜」[前記]と、常設展「寺田小太郎コレクションの魅力」他を観覧。2時間弱。図録(2300円)を購入。色使いはいつもと同じだが、判型がやや小ぶり。今回の展覧会も、半券持参で2回目は半額になるという仕組み。
- 徒歩で、府中公園まで移動。10分ほどか。ここで、黒川晃彦作品を観覧。
府中市府中公園(西側)の、黒川晃彦《木陰にて》(1995設置)
府中市役所前の、朝倉響子《CONNECTION》(1997/1998設置)。
- 府中駅まで戻り、帰路に着く。帰りも最安値ルート。府中→明大前→渋谷→九段下→西船橋。最寄りのシネコンで懸案の「文豪ストレイドッグス デッド・アップル」を見るなど。いまさん。ぐらいか。