彫刻放浪:府中市→恵比寿ガーデンプレイス/東京都写真美術館
- 東京外国語大学・府中キャンパスのキーチマン まずはキーチマン。最寄り→西船橋→中野→武蔵境→多磨と、JR、東京メトロ、西武多摩川線を乗り継いで、東京外語大学・府中キャンパスの最寄り駅まで移動。ひょっとしたら、休みで構内に入れないかとも思っていたが、キャンパスは壁には囲まれていない、気持ちのいいオープンエア。キャンパスの中心にある広場に目指すものは立っていた。
澄川喜一《翔》(2000)。タイトル板に「ForeignのFを象形化し、力強く飛翔する翼をイメージした彫刻です」とあった。
- 府中市/紅葉丘中央公園の桑原巨守 続いて、歩いて10分ほどの紅葉丘中央公園へ移動。天気がよく、気持ちがいい、というか、少し暑い。10連休中だからか、あまり人も見かけない。
桑原巨守《野の花》(1997設置)。府中市のパブリックアートについては、府中市美術館などに行くついでに少しずつ観てきた。この作品もその一つ。この後、初めて観る作品を、もう1作観るので、残るは、あと4作。>参考:府中市美術館 パブリックアート ※府中市美術館が維持管理を担当している作品。
- 多磨霊園の朝倉文夫《新渡戸稲造先生》 すぐ近くなので、多磨霊園に少しだけ立ち寄ってみる。ということで、以前から気になっていた朝倉文夫制作の新渡戸稲造像を探してみることにした。予習で、だいたいの位置は摑んでおいたので、わりとすぐ見つけることができた。探すまでもなく、他にも多くの(おっさんの)肖像彫刻が目に付いたが、今日のところは、これだけ。(実は岡本太郎のお墓もお参りしようと思っていたのだが、この辺でバテてきた。また次ね。)
朝倉文夫《新渡戸稲造先生》(1935)。新渡戸家の墓所は7区1種5側11番。像は、7区の西南角に立っていた。この像は、1935年制作のオリジナルで、例によって1944年に供出されたが、溶解を免れ、多磨霊園に戻ることができたものだとか。盛岡の新渡戸稲造生誕の地にも、これと同じ像が立っている。
永廣隆次《雲》(1984)。作家寄贈。
久保制一《つむ》(1989)。旧府中グリーンプラザ作品。もともとは府中グリーンプラザ(1980年開館の公共ホール)にあった作品で、グリーンプラザが2018年3月31日に閉館したのにともない、こちらに移設されたとのこと。移設された野外彫刻は、この作品も含めて、全部で4点あり、他は府中市美術館、府中の森芸術劇場とこの近くにまとまっているので、今回、移設の4点はすべて観て回ることにした。>参考:府中市 旧府中グリーンプラザ美術作品の移設について
- 府中市/平和の森公園
森田やすこ《鳩と少女》(1989)。タイトル板は見当たらなかった。彫刻にあるサインで作者と制作年がわかる。タイトルは検索で知った。
- 府中の森公園 続いて、府中の森公園へ。本当は府中市美術館で「へそまがり日本美術」の後期展を観るつもりだったのだが、たいへんな混雑! 入場制限で、エスカレーター前に長蛇の列!!! とにかく待ちに弱いオレは、前期展を観ていたこともあり、早々に断念。根性なし、である。芦雪のなめくじは少し心残りだが…
久保制一《なつ》(1989)。旧府中グリーンプラザ作品。府中市美術館の喫茶店付近の入口前に設置。前期展のときに、気づいて、旧府中グリープラザ作品の移設を知った。
舟越保武《鳩もつ少年》(1985)。秋田のジョイナス前で観られなかったので、ここで今一度掲載!
小田襄《円柱領域》(1975)。旧府中グリーンプラザ作品。正面の広場に設置。オレも写っている笑
久保制一《ひな》(1989)。旧府中グリーンプラザ作品。(公園から入れる北側の入口付近(階段を降りたところ)に設置。
木津一夫《未来への遺産》。株式会社東京マツシマの寄贈。エントランスに設置(レストラン入口付近)。
富永直樹《天地への讃歌》(1985)。三菱銀行の寄贈。エントランスロビーに設置。
山本正道《春に寄せて》(1992)。手で触れるミニチュア版も横に設置されている(写真3枚目)。
- 府中市/押立公園 東府中から2駅、武蔵野台で下車し、南へ10分ほど歩いたところにある押立公園へ。途中、車返団地を抜ける。なにか懐かしい感じの団地だった。押立公園では、初めて観る手塚登久夫作品を観覧。府中市の野外彫刻は、今日のところは、これで終わり。次は東京都写真美術館に向かう。
手塚登久夫《月に吠える'94》(1994/1994.3設置)。府中市の「彫刻のあるまちづくり6」 。
- 恵比寿ガーデンプレイス 武蔵野台→明大前→渋谷→恵比寿と乗り継ぎ、恵比寿ガーデンプレイスへ。人、多いな。まだ明るいので、最後にガーデンプレイスのPAを探る。これも少しずつ観ては掲載しているのだが、今回は木村賢太郎作品を。
「平野勝・岩谷浩記念碑」(1994.10設置)。制作は木村賢太郎。