高松市(2)ことでん・大町駅周辺 彫刻放浪:高松・多度津・丸亀、宇多津(2)
- 琴電・志度線で、瓦町→大町、24分・360円SUICA。大町駅より徒歩で10分強。県道272・志度高松線の羽間交差点。天気が良くなってきたので、瓦町で自転車を借りだして、とも思ったのだが、今回は琴電で回ることにした。けっこう高松に来ているのだが、そういえば、琴電、ほとんど乗っていない。
途中で見かけた石のご神体?とカネゴン系の石の水盤?
羽間上池。野鳥がけっこういた。池近くを歩いていると、足下からばたばたと飛び立ち驚かされた。
山崎康《無題》(1997)。第12回国民文化祭・かがわ'97、第4回「石のフェスティバル」石の彫刻コンクール展・石のフェスティバル賞。制作協力:(株)和泉屋石材店。羽間交差点の少し西、道路沿いの花壇の中に設置。
- 高松市牟礼総合センター いったん大町駅まで戻り、国道11号線をほんのちょっと東に行ったところにある高松市牟礼総合センターが次の目的地。ここの道路沿いに野外彫刻が2基、姉妹都市のモニュメントが2基設置されている。このうち、彫刻作品の2基を掲載。自転車に乗って、牟礼や庵治にある彫刻をまとめて探った際にすぐ近くまで来ていたのだが、両作とも石フェス作品ではないのでマップに載っていないこともあって、見落としてしまった。その後、気づいて、観覧したいと思っていたのであった。
アキホ タタ《FANTASIAからのメッセージ》(1998)。第15回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・神戸須磨離宮公園賞。
空充秋《はぐくむ》(1991)
高松市(1)香南 彫刻放浪:高松・多度津・丸亀、宇多津(1)
- 香川に行ってきた。前回、雨で行けなかった多度津や丸亀の野外彫刻を改めて探りに行くことと高松の野外彫刻の補遺編が今回のお目当て。両日ともまずまずの天気で、楽しく彫刻放浪することができた。よしよし。
- 最寄り5:20発のバスで成田空港に向かう。1時間ほど揺られて、オンタイムで成田空港T3に到着。ロで朝食用におにぎりを買って、保安検査場を通過する。T3の保安検査、ここのところ、来る度になんか様子が違っている。前回は全員厳重にボディチェックされたし、今回は設備が変わっていた。まあ、いいんだけど。出発ゲートの171付近に移動して、搭乗時間まで一眠り。
- 本日搭乗したのは、Jetstar GK411便、成田7:55→高松9:25の予定。7:35からバス移動+搭乗が始まり、8:00過ぎに離陸、9:15頃着陸、定時の9:25頃、到着ロビーに出ることができた。ほぼオンタイム。
- 高松空港から香南へ 初日は高松・補遺編、ということで、これまで行きそびれていた香南地区の野外彫刻をまず探る。空港から高根通りをひたすら北に向かって歩く。約3km、30分ほど歩いて、さぬき新道との交差点に行き当たる。交差点の少し手前に、神社があり、ここに銅像が見えたので、ちょっと立ち寄ってみる。像は、《友安三冬像》で、制作したのは矢野秀徳だった。今回の旅行では、速水史朗と並んで、この矢野秀徳の作品も多く観たのであった。交差点を東に折れ、少し歩いて、高松市香南支所に到着。このあたりから野外彫刻を探る。高松市香南支所→高松市香南歴史民俗郷土館→国道193号線・香川町川東下交差点付近→香南図書館と回り、竜満池バス停から11:25発のJR高松駅行きのバスに乗った。40分強で、瓦町バス停に到着。660円SUICA。そういえば、今回の旅行ではSUICAなどの電子マネーばかり使い、ほとんど現金は使わなかったな。
イサム・ノグチ《time and space》(1989.11設置)。横を通ったので、今回もこれから。
冠纓神社・虚実門。かっけーネーミングだなと。
《友安三冬像》(1990.10建立)。制作は矢野秀徳。友安三冬(1788-1862)は香川出身の国学者で、9代高松藩主、松平頼恕(よりひろ)の侍講を務めた。友安三冬の曾孫の寄贈。裏参道の駐車場に設置。矢野秀徳(1907-1996)は、丸亀市生まれの彫刻家。北村西望に師事。主に帝展・文展・日展で活動。
- 高松市香南支所
本間広基《響きあう時間》(2006)。サポート企業:有限会社村井重友石材店。第7回石のさとフェスティバル・石の彫刻国際シンポジウム2006・招待作家。
- 高松市香南歴史民俗郷土館 常設展示は、ため池と稲作に関するものが中心で、昔の農具などを展示していた。観覧は無料。由佐城を復元?した建物で、図書館が併設されていた。
- 次は、香川町川東下交差点から国道193号線を少し南に下ったところ、香川交番の道を挟んで対面あたりの花壇に設置されている田中等作品を観覧する。JR高松→高松空港のシャトルバスのルートなので、車窓から何度も見かけてはいたのだが、実際に来たのは初めて。少しオーバーだが、ようやく念願かなった笑
田中等《再生》(1997)。第12回国民文化祭・かがわ'97・第4回「石のフェスティバル」石の彫刻コンクール・香川県知事賞。審査を受けたマケットが香川図書館に設置されていた(後掲)。
- 高松市香川図書館 龍満池のほとり。駐車場の植え込みに2基の野外彫刻が設置されていた。
崔鍾杰《歴史の痕迹》(2006)。サポート企業:(株)マルシンオオタ。第7回石のさとフェスティバル・石の彫刻国際シンポジウム2006・招待作家。
田中均《再生》(マケット)(1997)。第12回国民文化祭・かがわ'97・第4回「石のフェスティバル」石の彫刻コンクール・香川県知事賞。
龍満池。池の真ん中の小島に神社があり、岸から参道が伸びている。参道には燈籠が置かれ、桜並木になっていて、竜桜公園と呼ばれている。
竜満池バス停。ここからバスに乗って、塩江街道を北上して、高松市街に移動。
梅田→難波 彫刻放浪:神戸市と三田市、他(10)
- 新三田→大阪、JR福知山線・丹波路快速、40分弱・770円SUICA。
- 時間に余裕があるので、御堂筋を少し歩いてみることにした。「御堂筋彫刻ストリート」の作品は主に西側の歩道に設置を作品を掲載(コンプリートはしていないです)。
梅田スクエアビルディング前の、河合隆三作品(1995.8)。タイトルは不詳。
大阪市道路元標。御堂筋と曾根崎通りの交差点の北西側歩道に設置。
駅逓司大阪郵便役所跡近くのポスト上の彫刻《郵便は世界を結ぶ》。作者などは不詳。
ヴェナンツォ・クロチェッティ《ダンサー》(1992)※御堂筋彫刻ストリート
富永直樹《ボジョレーの娘》(1990)※御堂筋彫刻ストリート
日本生命保険総合会社本店入口の母子像と男性像。作者などは不詳。
マルチェルロ・マスケリーニ《水浴者》(1980)。真っ黒で済まぬ。※御堂筋彫刻ストリート
ジョルジオ・デ・キリコ《ヘクテルとアンドロマケ》(1973)※御堂筋彫刻ストリート
日高正法《啓示》(1993)※御堂筋彫刻ストリート
桑原巨守《大空に》(1984)※御堂筋彫刻ストリート
オーギュスト・ロダン《イヴ》(1883)※御堂筋彫刻ストリート
大阪ガスビル
オシップ・ザッキン《女のトルソ》(1955)※御堂筋彫刻ストリート
佐藤忠良《レイ》(1980)※御堂筋彫刻ストリート
オシップ・ザッキン《アコーディオン弾き》(1962)※御堂筋彫刻ストリート
バルタサール・ロボ《髪をとく娘》(1990)※御堂筋彫刻ストリート
《朗風》。当初は1953年に「平和祈念」像として、難波駅前に建立。台座にタイトル板などがあるようだったが、人が多くて近寄れなかった。詳細は次の機会に。 >参考:大阪市中央区 史跡
日高正法《平和の塔・女神像》(1950)。当初、大丸心斎橋店東南角に設置。その後、大丸の工事のため、1973年戎橋に移設。さらに戎橋の架け替え工事のため、2004年一時撤去され、倉庫で保管。2009年に現在地の難波・大阪高島屋前に再設置されたとのこと。※移転の件は産経新聞大阪夕刊2009・3・3に、記事があるとのこと(未確認)。こちらの像も遠くからの観覧のみ。台座のレリーフなどもおもしろそうだったが、詳細も含め、こちらも次の機会に。
青野ダムサイド公園、他 彫刻放浪:神戸市と三田市、他(9)
青野ダム・タイムカプセル。ダムの管理施設の横にあった。
- 青野ダムサイド公園
青野ダムサイド公園・水の庭。公園の南側にある。設計は新宮晋。三田市が市内全域水道給水記念に、1992年8月造成。
水の庭の、新宮晋《水の木》(1992.8)
水の庭の、新宮晋《星の立像》(1992.8)
千丈寺湖を望む
《千丈湖 サンクレセント ドルメン 湖底に沈んだ歴史のためのモニュメント》(1987.5)。制作は環境造形Q。
広野駅駅舎
駅舎前の、旧武庫川橋梁の一部を用いたオブジェ。作者などは不詳。
新・武庫川橋梁ではないが、広野駅の少し南(新三田寄り)に武庫川にかかる橋梁。
新宮晋《大地の詩》(1997)。新三田駅前広場に設置。
新宮晋 風のミュージアム 彫刻放浪:神戸市と三田市、他(8)
>参考:新宮晋 風のミュージアム
「新宮晋 風のミュージアム」名標
新宮晋《里山風車》
案内板
新宮晋《宇宙の翼》(1999)
新宮晋《風の結晶》(1986)
新宮晋《白い肖像 II》(1988)
新宮晋《ソアリング》(2008)
新宮晋《星座》(1986)
新宮晋《スペースグラフィティ》(1986)
新宮晋《シグナル》(2008)
新宮晋《時の木》(1988)
新宮晋《双子星》(1986)
新宮晋《気まぐれな時計》(1987)
ベンチ
ビー玉を埋め込んだ土壁
新宮晋《すい星》(1987)。赤い…
新宮晋《風のロンド》(2014)
メリケンパーク 彫刻放浪:神戸市と三田市、他(6)
- メリケンパークには何度か来たことがあるが、いつも人が多いので、今回は、近くに宿泊したこともあり、早朝に立ち寄ることにした次第。
二口金一《北の人》(1987)
神戸港移民船乗船記念碑《希望の船出》(2001.4.28設置)。制作は菊川晋久。神戸港移民船乗船記念碑実行委員会による。
《メリケン シアター》。制作は環境造形Q。環境造形Qはそもそもの設立経緯のためもあってか、ほとんどの作品が作者名を記していない。神戸開港120年記念して、「明治29年(1896)外国映画上陸第一歩」の記念碑として設置。
流政之《神戸海援隊》(1991)
Evert Den Hrtog(オランダ)《マーブリング・キッズ像》(1987.5設置)。神戸港とロッテルダム港の姉妹港20周年を記念してロッテルダム港より贈られたもの。2人の子どもが遊んでいるビー玉はオランダから最初に神戸に伝えられたものだとか。