かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 祇園祭・錺職人の技展「月鉾の美術工芸品」 (京都芸術センター・大広間)

最後に,京都芸術センター「月鉾の美術工芸品」の展示を見ました.以前に宵宮で,月鉾に上がったことがあるのですが,なかなかの混雑で,上がって降りてきたという印象しか残っていませんでした.ということで,今回は,その月鉾を装飾する前懸・後懸,天井画などをじっくりと見てきた次第です.※ここを参照.
いくつか挙げます.破風軒裏絵(けらば)《金地著彩草花図》(2組=4面)が円山応挙によるもので,夏の草花が鮮やかに描かれていました.また,小天井(鉾内の天井の内周)の岩城清右衛門平宗康(この人は詳細不明.町住の人とのこと)による《金地着彩源氏五十四帖扇面散図》もなかなか興味ぶかかったです.この他に松村景文下絵(伝らしいですが)による貝尽くしの鍍金金具など.