2014-05-18 「石田徹也 展 ノート、夢のしるし」「袴田京太朗 展 人と煙、その他」(平塚市美術館) 現代美術 展覧会 企画展「石田徹也 展 ノート、夢のしるし」 特集展「袴田京太朗 展 人と煙、その他」 石田徹也作品をこれだけまとめて観たのは初めて。社会・人間・疎外、といったキーワードをいったん外してみて考えると、シュールレアリスムの文脈にある作品群であることが見えてくる。シュールレアリスム云々はあまり言われていない気がするが、わざわざ書くまでもない、ということなのか。自己の増殖が止まり、たとえそれが自己のコピー/メタファーであるにしも、他者が描かれ始めた頃の作品の、痛々しいのだけど、何か、世界が広がる、あるいは、表現の強度がいや増す感じがよかった。