太宰府・福岡

成田空港から福岡へ向かう。ピーチが成田ー福岡路線を始めたのを記念したセールでチケットが格安だったので、それを利用しての今回の旅。飛行機は9:00発で11:00過ぎに着陸なので、まあまあスケジュールどおり。今回はまず太宰府に向かうので、直行のバスを利用することにした。ただし、このバスは、国際線ターミナル発なので、国内線ターミナルから移動する必要がある。無料のシャトルバスが6〜7分おきに走っているが、これを利用しての移動に15分ぐらいかかる。
その前に、事前に調べたバスまで間があるので、空港ビルで食事をしておくことにする。まあ、貧乏旅行なので、一番安いところで食べたのだが、あまりこれは食べたくなかったなと、食べ始めてから後悔って、いつものありがちなパターン。何食べたかって、そりゃ牛丼ですw
さて、滑走路をぐるっと迂回して、国際線ターミナルに移動。11:50頃に到着。バス停の場所を確認する。ちょうどバスの係員がいたので、太宰府行きのバスの時刻を尋ねると、事前に調べたものと違って11:55発があるという（土日祝日ダイヤと同じ）。国際線ターミナルを覗いてみるつもりだったが、それならばと太宰府行のバスの列に加わる。バスは博多バスターミナル発なのだが、どうも途中の道が混んでいたようで、10分ちょっと遅れてやってきた。九州縦貫道路を利用し、太宰府政庁跡や市役所前を経由して、12:35頃、太宰府の駅前に到着。30分弱。スケジュールより早く着いたのはありがたい。料金は500円で、地下鉄→西鉄のルートで来るより安いし、時間さえ合えば、早くもある。
さて、太宰府天満宮の参道を歩く。前回は、主に中国からの観光客、しかも団体が多かったのだが、今回は、それに加えて、修学旅行の団体が相当数いる。たいそうな人の数と少々辟易。まずは、本殿に参詣し、まほろば号の宮前バス停の場所をチェックし、今日のお目当てである宝物殿のホンマタタカシ展に向かう。
ホンマタカシ「Seeing Itself　見えないものを見る」
続いて、宮前のバス停に移動。内山（竈門神社）行のバス停はちょうどセブンイレブン前にあった。乗車のまほろば号は太宰府市が運営しているコミュニティバスで、1乗車100円、一日乗車券300円と料金もお得で、なかなか便利だ。地図を見て、太宰府から竈門神社まで歩いてしまおうか、とも思ったが、これはやめておいてよかった。歩くと30分以上かかったことだろう。おまけにこの日はピーカンでまるで夏のように暑かった。
内山のバス停から参道を少し上がったところに、竈門神社があった。ここも本殿にお参りを済ませてから、ホンマタカシ展を観る。会場は参集殿の奧の四畳半（こちらはスタッフの案内による10分程度の観覧）と展望デッキの2カ所だった。バスまでの時間が少しあったので、境内を少し歩く。この神社は縁結びの神さまとのことで、お年頃の女性がわりと切れ目なしに訪れている。もちろんホンマタカシ展目当てと思われる人もいたが、参詣（とお守り入手）目的の人もそれ以上にいたのが印象的だった。二人連れ、三人連れでがやがやという人もいたが、一人でひっそりとという人が意外に多かった。
同じくまほろば号で宮前まで戻る。当初の予定では、西鉄の都府楼駅まで行き、福岡天神へ出るつもりだったのだが、時間的に余裕ができたので、九州国立博物館にも立ち寄ることにした。宮前から歩いて例のトンネルをくぐって、九博へ。今回は文化交流室の展示のみで、特別展はパスしようと思っていたのだが、ちらしを見たところ、松浦屏風が今日から展示とか、名護屋城図屏風が出ているとか、あったので、気分を改めて、特別展も観ることにする。
九州国立博物館
いつもバカ正直に行き帰りともにトンネル→エレベーターというルートにするのだが、ルートを変えて、今回は正面入口横の階段を下ってみることにする。階段を下りると、小さな公園になっている。そこからは住宅街の道を通って太宰府駅まで出るのだが、途中で道を折れて、再び天満宮の参道へ出る。小腹が減ってきたことも有り、途中で、梅が枝餅（120円）を買い、食らいながら、駅まで歩く。
太宰府駅からは西鉄で福岡天神まで。途中で二日市で乗換だが、特急を待たずに、各停に乗車。まあ、休憩も兼ねてだが、これが長かった。福岡天神から徒歩で、福岡アジア美術館まで移動。アジ美では木梨展を開催中だが、もちろんこれは観ないで、アジアギャラリーの展示を観覧。福岡ミュージアムウィークという催しの期間中ということで、アジアギャラリーは無料で観覧できた。
福岡アジア美術館
上川端商店街を抜けて、博多駅方面へ。途中で、いつもの博多ラーメンでチャーシュー麺を食らう（480円）。ラーメンの値段は変わらないが、メニューが大幅に変わっていた。今日泊まるホテルが駅の反対側（南側）で、かなりの距離を歩いてしまった。なお、南側に行くのは初めて。途中、コンビニで飲み物などを仕入れ、20:00前にはホテルに到着。風呂に入って、さっさと休む。