かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

札幌

  • 8:00起床。身支度をして、さっさとチェックアウト。札幌駅まで歩く。途中で、朝食を食らおうと思っていたのだが、適当な店がなく、結局、9:08発の電車に乗車。20分ほどで、森林公園駅に到着。260円SUICA。駅前にスーパーがあったので、お茶と朝食におにぎり2個を買う。支払いはWAON利用。森林公園の付近は、マンションや戸建て住宅が多かった。
  • 駅前にあった簡単な地図をたよりに、野幌(のっぽろ)森林公園(正式には、北海道立自然公園野幌森林公園)まで歩く。公園の案内所でもらったマップで見る限り、森林公園は、とてつもなく広大だった。北海道百年記念塔を少し離れたところから見て、北海道博物館に向かう。道々で見られる、紅葉が美しい。




  • 森林公園駅から北海道博物館まで、30分くらいかけて歩いた(まっすく行けば20分弱ぐらいで行ける)。ここで、今回の旅のお目当てである「夷酋列像」展を観覧。展覧会の内容は、今年観た展覧会のうちでも、指折りの出来映え。会場がわりと狭く、ゆっくりと観覧できなかったのが難。平日なので、空いているかと思ったら、次から次へと観客が押し寄せ(ほとんど老人だったが)、《夷酋列像》の前の列が途切れない。一応、2回りはしたものの、まだ観足りない気も。
  • 続いて、常設展示を観覧。ナウマン象の化石の全身像(ただし、レプリカ。2体あり)に始まる展示は、北海道独自の歴史を立体的に見せるもので、とても興味深い。アイヌ文化についても充実していた。
  • 夷酋列像」展のタイトルに「北海道博物館開館記念特別展」を冠していたので、建物も新しいのかと漠然と思っていたのだが、そうではなかった。もともとは、開道100年記念に1971年に建てられた北海道開拓記念館だったものを改装し、北海道アイヌ民族文化研究センターと統合して、2015年4月に新しく「北海道博物館」として改称・オープンしたとのこと。
  • 夷酋列像」展図録2000円はもちろん買ったが、図録を見るに、この展覧会、この後、歴博、民博と巡回することを知り、軽くショック苦笑。でも、まあ、常設展も観られたし...森林公園も素晴らしかったし...


北海道博物館前の、山内壮夫《羽ばたき》(1970)。(2018.4.17追加掲載)

  • 北海道博物館から北海道開拓の村まで、再び徒歩で移動。10分ほど。帰りのバスの時間を確かめ、入村し、とりあえず食堂でカレーなどを食らい(580円。いまいち)、腹ごしらえをする。
  • 北海道開拓の村は、主に明治期の開拓に関わる建物を移築、再現した博物館だが、敷地が広く、農家、山村、漁村などにかかわる建築を、それぞれエリアを作って、まとめている。樹木も多く、景観も美しい。山村の遊歩道のちょっとした森などは、まるでツルゲーネフの小説に出てくる森のようで、なんだかジーンとしてしまった。白い馬がゆっくりと引いていく鉄道馬車もかわいらしかった。線路と線路の間を、馬が歩くので、そこだけでこぼこしていた。いくつか、補修中で観られないところもあったが、天気がよかったこともあり(少し風があって、寒かったが)、いい時間を過ごすことができた。結局、3時間超かけて観て回った。




  • 開拓の村15:30発のJRバスで新さっぽろまで(210円SUICA)。新さっぽろで乗り換え口がわからず少し迷うが、なんとか無事に乗り換えた。ここからJRで新千歳空港まで行くのだが、時間があるので、千歳行きの各停に乗ってのんびりと。千歳駅で、新千歳空港行きの快速エアポートに乗り継ぐ(880円SUICA)。
  • 時間があまったので、空港で適当なメシを食らい、空港内のローソンでコーヒーを買って、ティプトリーを読み継いで時間を潰す。
  • 帰りは、ヴァニラエア914便20:20発。座席が27Fと後方列の窓際。22:00到着予定だが、この席では、終バスには間に合わないかもしれない。19:38離陸、21:55着陸、20:05頃飛行機を降りる。バスでの移動して、出口近くで降りる。ロビーに出て、22:10を少し回ったところなので、バスのりばまで走ってみる。6番のりばが遠くて、へこたれそうになるが、なんとか、22:15発の終バスに間に合った。