かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

玉川村、上小川、常陸太田

  • 日帰りで、茨城県北芸術祭の飴屋法水「何処からの手紙」のうち、水郡線沿線の3つの宛先、5つの訪問先に行ってきた。最寄りの駅名で言うと、玉川村上小川、常陸太田の3駅である。
  • 飴屋法水「何処からの手紙」は、4カ所の郵便局長宛に葉書を出すと、それぞれ1通の封筒(招待状のような「手紙」-県北芸術祭HP該当ページより)が送られてくる。封筒の中には、訪問先までの手書きの地図、簡単な案内、そして、訪問先をめぐる物語(やはり、物語、と呼んでおきたい)と写真が同封されている。訪問先は以下のとおり。この手紙をもとに、訪問先をでかけ、その場所、あるいはその過程で、同封の「物語」に喚起された過去・現在・未来に触れるというのが、飴屋作品の骨格である。そこで何を見、何を感じ考えたかは、観客次第。(なお、この作品は、最初の葉書代を除くと、無料で「鑑賞」できる。)

上小川郵便局『自分を枯らす木』『ピンクと緑のホワイトプリン』 ※上小
②大宮玉川郵便局『薄くなった神様』 ※玉川村
③日立会瀬郵便局『崖を降りて見えるもの』『日鉱の鉱山 本山跡地』 ※日立
常陸太田下大門郵便局『駅前のカンタ』『イヤホーンの中のプロスト』 ※常陸太田
※県北芸術祭該当ページ

  • さて、JRを利用して、下車駅まで行ったのだが、今回も、期間限定・土休限定で利用可の「ときわ路パス」2150円を利用した。発売場所が限られるなど、利用しづらいところもあるが、今回の行程だと、フリーパス区間内だけで、普通乗車券だと5000円近くかかっているので、それが半額以下になったことになる。県北芸術祭を回るのにはとてもありがたい。県北には少なくとももう1回は出かけるつもりなので、その時ももちろん利用する。
  • 最寄りから、茨城へのルート上にあり、ときわ路パスを販売している取手まで移動。ここで、いったん下車して、指定席券売機でときわ路パスを購入し、再び乗車。取手7:34→8:45水戸9:22→10:00玉川村と移動。水戸での乗り換え時間があったので、この間に、念のため、コンビニでおにぎりなどを買っておく。水戸からの水郡線(4両編成)は好天の日曜日ということもあってか、お年寄りのグループ客を中心に行楽客が多い。格好からすると、ハイキング目的らしい。沿線からも続々乗車してくる。たいへんお元気である。
  • 大宮玉川郵便局「薄くなった神様」 水戸から40分ほど、玉川駅で下車。ここで降りたのは、オレだけである。駅員さんにことわり、自転車を借りる。自転車は、駅舎の端に10台ほど準備してあった。自転車は廃品の再利用だろうか? 乗り心地のよさそうなママチャリを選択したが、目的地まではアップダウンがあり、変速ギアつき(何台かあった)の方がいいかもしれない。途中、地図を読み間違え、ちょっと違う道筋になってしまったが、なんとか無事に訪問先に到着。
  • 大宮玉川郵便局『薄くなった神様』
  • 再び、自転車で引き返す。今度は地図の通りの道筋。こちらは多少アップダウンが少ない。時間に余裕があるので、何度か自転車を停め、あたりの風景を見る。途中、玉子の自動販売機があり、珍しくて立ち寄ってみる。おいしそうだ。
  • 玉川村駅11:59発の下り電車に乗車。ワンマン。上小川駅に12:23着。ここで下車。
  • 上小川郵便局『自分を枯らす木』『ピンクと緑のホワイトプリン』
  • 『ピンクと〜』→『自分を〜』の順に観覧。上小川キャンプ場では、受付兼売店で、手製のホワイトプリンを売っていたので、食べることに。抹茶+ブルーベリーの茨城県北芸術祭仕様のプリンがあったのでこれを食べる。250円。キャンプ場には数組のお客、家族連れと男子グループがいて、ちょうど昼食にバーベキューをやって盛り上がっていた。
  • 常陸太田下大門郵便局『駅前のカンタ』『イヤホーンの中のプロスト
  • 上川駅に戻り、常陸太田に向かう。上小川14:01→14:49上菅谷14:54→15:08常陸太田。はじめ道を間違えたが、まあ、なんとか鯨が丘方面へ。途中で、『駅前のカンタ』を観覧し(カンタ、KANGTAは韓国人SSWのアン・チルヒョンのこと)、『イヤホーンの中のプロスト』の舞台である廃業した割烹旅館の「若松」。元女将が迎えてくれる。(プロストは、アラン・プロストのこと)。
  • 続いて、鯨ヶ丘周辺の県北芸術祭参加作品を観て回る。鯨ヶ丘一帯(この一帯が丘陵になっている)の、主に商店の窓を使ったD14原高史など。その他、会場を回り、最後に少し離れた常陸太田市民交流センター近くの芝地に創られたD10國安作品を観る。ガイドに紹介のある飲食店で食事をしようと思っていたのだが、日曜日でほとんど休みでありつけず。くじら焼き(鯛焼きの類)を食べたかったが、ここも休み。日曜日で、わりと芸術祭を観にきたお客がいたのに...ちょっと残念。市民交流センターから歩いて、常陸太田駅まで。歩き疲れる。(鯨ヶ丘以外も併せて回るのなら、駅の観光案内所で自転車を借りた方がいいだろう。)

[鯨ヶ丘一帯]D14原高史→[旧こうわ]D13北沢潤→[旧オーベルジーヌ]D15 SPREAD→[梅津会館]D11ンパン・オラニウェー、D12深澤孝史→[常陸太田市民交流センターパルティホール]D10國安孝昌

  • 駅に到着したものの、お腹はすくは、歩き疲れるはで、めちゃくちゃに疲労困憊。とにかく自販で甘い飲み物を買って、一休み。常陸太田17:25→17:40上菅谷17:44→18:02水戸18:17上野行 と乗り継ぐ。21:00過ぎに無事に帰宅したものの、帰りの電車では、膝も痛くなり、体調的には今日は散々だな。もう無理が利かない。