- 北千住にAMFを観に行くので、途中、青砥周辺と北千住周辺で野外彫刻をいくつか観覧して回ることにした。まずは最寄り京成駅まで歩き、青砥まで移動。青砥駅からかつしかシンフォニーヒルズ→葛飾区役所→ウィメンズパルと区の公共施設の野外彫刻を探り、京成本線・お花茶屋駅まで歩いた。
>参考:葛飾区 美術品紹介~区施設をまるごと美術館に~
青砥駅で電車を降りて、かつしかシンフォニーヒルズに向かおうとしたら、楽しげにバイオリンを弾いているおじさんがいた。《ワルツの塔》。作者などは不詳。
- かつしかシンフォニーヒルズ かつしかシンフォニーヒルズには、本館・別館の内外に多くの美術作品が設置してある。公演時や利用時にしか立ち入れない場所に展示してあるものもあるが、観られるものは、だいたい観覧してきた。その中から、今回や野外に設置してある彫刻を掲載。モーツァルト像を除くと、タイトル板など、特になかったので、上記の葛飾区のサイトを参照して、補った。なお、シンフォニーヒルズのオープンが1992年5月なので、野外設置の各像の制作は91−92年頃だろう。青砥駅から歩いて10分ほど。
モーツァルト像《MOZART》(1896.4.21除幕)。本館正面玄関前に設置。かつしかシンフォニーヒルズのシンボル。ヴィクトール・ティルグナーが制作したウィーン王宮庭園のモーツァルト像を、1991年に完全複製したものとのこと。
本館の外周、正面玄関のある西側(4基)と南側(2基)に、楽器を演奏する人物像が合計6基が立っている。タイトル板がなかったが、いずれも御正進の作品とのこと。
御正進《告知(朝)》
御正進《調べ(秋)》
御正進《月(夜)》
御正進《太陽(夏)》
御正進《冬の音(冬)》
御正進《春の詩(春)》
高橋秀幸《グラン・エンジェル−フェミニン》。バス通り側(西側)の外壁上部に設置。もっと間近で観たい!
高橋秀幸《グラン・エンジェル−マスキュリン》。シンフォニー通り(東側)の外壁上部に設置。
澄川喜一《フェニックスの翼》(1992)。別館2Fのベランダ様のところに設置。この場所は外に出られないので、近くに立ち寄れなかったので、遠くからガラス越しに撮影。それにしてもなんで、こんなところに設置した?
晝間弘《躍進》(1966設置)。制作チームは、像の制作:晝間弘、鋳造:後藤務、石工:新川昇。現在位置の区役所オープンにあわせて、寄贈・設置されたようだ。柴又ゴルフ倶楽部の寄贈。なお、作者の晝間弘(1916-1984)は葛飾区出身の彫刻家(葛飾区で亡くなったので、アトリエなども葛飾区内にあったか?)。北村西望に師事し、戦後は主に日展で活動。日展常務理事、日本芸術院会員。一時期、筑波大学の教員も務めた。ということで、葛飾区内の公共施設には、晝間弘作品も多く設置されている。今日観た野外彫刻は《躍進》のみだが、館内設置のものは、シンフォニーヒルズにあった《無限》(本館)、《清流》(別館)、同じ区役所の《想》を観た(いずれも女性像)。もちろん他にもある。
区役所からウィメンズパルに向かって歩いて行く途中の、東京都立南葛飾高等学校の正門横に、キャプテン翼がいた。葛飾区は、「キャプテン翼」のゆかりの地ということで、周辺に9基の「キャプテン翼」関連の銅像が建っているとのこと。>参考:葛飾区 キャプテン翼の銅像
- ウィメンズパル
三坂制《双樹》(1989.10)