かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

鞆の浦→福山

7:30に起床。身支度をして、2Fの食堂に降りる。朝食はバイキングで、品数も多く、まあまあといったところか。食堂は広く、客もビジネス客というよりも、家族連れや老人のグループばかりなので、のんびりしたものだ。8:30頃にチェックアウト。荷物を預けようかとも思ったが、まあ、担いでいくことにする。雨が降っているが、それほど強くはない。
鞆港福山市鞆の浦歴史民俗資料館→鞆の津ミュージアム→沼名前(ぬなくま)神社→安国寺と回る。鞆港は江戸時代の港湾施設がそのまま残っているとのことで、港周辺も古い港の雰囲気を残す町並みとともに、とても懐かしいような美しさを残していた。尾道も寺の多い町だったが、鞆の浦にも神社仏閣が目立つ。その中から、2カ所だけ、簡略にだが、行ってみた。

燈籠塔。江戸末の安政年間に立てられた。

雨に濡れた石畳が美しい。

福山市鞆の浦歴史民俗資料館
鞆の津ミュージアム
鞆の浦発11:40のバスで福山に向かう。30分で福山に到着、そのまま、広島県立歴史博物館に向かう。企画展・特別展の類は開催されていなかったが、草戸千軒遺跡に関する常設展がお目当て。なかなか興味深く観覧したのだが、いかにもニューエイジなBGMが流れていて、これがとてもつらかった。
広島県立歴史博物館
続いて、隣接のふくやま美術館へ。雨足が強くなる。
ふくやま美術館
ふくやま美術館観覧後、ここまで来たのだからと、小高い城趾へと上がってみる。天守閣は復元され、福山城博物館になっているが、今回は外観を眺めるとどめる。雨が強くなってきた。あまり重くはないとはいえ、荷物を背負っているので、いささか疲れてきた。歩いてすぐの駅方面に戻り、ドトールで休憩をとる。まだ少し時間があったが、とりあえず、これで今回の旅の目的は果たしたこととする。
この後、少し早い夕食をとり、リムジンバスで広島空港へ向かう。雨足は強まったり、弱まったりだったのだが、空港が近づくにつれて、だんだんと霧が濃くなってくる。ほぼ定時に空港到着。おそらく「天候調査」になっているな、と思ったら、その通りだった。ANAJALでは、一部搭乗受付(チェックイン)を中断していたが、春秋航空は一応受け付けているようなので、チェックインを済ませ、保安検査場を通過して、出発ロビーに移動。何便か、飛行機が飛び立っていったので、大丈夫だろうと思っていたら、見る見る霧が濃くなり、ほとんど何も見えなくなる。と、ANAJALが次々に折り返しの飛行機が着陸できず、欠航するとのアナウンス。春秋はもう少し様子を見て、19:30過ぎに同様に欠航となった。

春秋航空のカウンターで、振替を手配し(翌日の11:15発)、続いて、宿をどうするか、思案。一応、空港の案内所を訪ねるが、予想どおり空港周辺のホテルは塞がっている(塞がっていないとしても、宿泊料が高いだろうから、見送ったと思う)。空港にとどまることも不可とのことで、結局、ホテルの多い広島市内に出ることにし、ネットでホテルを探し、予約を入れる。ちょっと慌ててしまって、価格や場所を充分検討しなかったのは失敗だったが、ANAJALが数便先に欠航になっており、ゲストハウスを除くとほとんどリーズナブルなホテルは残っていなかった。(広島空港のWI-FIは、「Hiroshima_Free_Wi-Fi 」というもので、氏名・メアドの登録が必要で、1回30分の利用制限がある(何回でも使えるのだが)。面倒なので、登録せずにiPadは使わず、iPhoneの4Gのみの使用としていたのだが、これがホテル探しにちょっとひびいた。)
広島空港20:15頃(定時より遅れた)発の広島駅行のバスに乗車。21:00過ぎに広島駅新幹線口に到着。南口に移動し、GMapsをたよりにホテルへ向かう。場所が充分に確認できず、駅に行ったらなんとかなるだろうとやややけ気味だったのだが、ホテルは広島駅から徒歩10分弱ほどのところで、無事に到着。広島カープファンの定宿らしく(球場と広島駅の中間あたり)、フロントの人もカープのユニフォームを着ていたのが、ほほえましかった。
さっさと風呂につかり、早々に寝る。
翌日、7:00に起床。身支度をして、広島駅に向かう。駅前のマックスバリューで朝食用おにぎり2個を買う。8:30発のバスに乗車。バスは満員。ルートは、広島高速2号線→広島東IC→山陽自動車道なのだが、広島高速で事故による通行止めがあり、一部一般道を通ったため、10分ほど到着が遅れた。また、雨上がりのためか、山間は霧が立っており、まあ、陽が差し始めたから大丈夫だとは思いつつ、またしても、欠航か、などと少し不安にもなる。
このままでは悔しいので、お好み焼きぐらい食らおうかと、チェックイン後、レストランフロアに上がってみたが、残念、まだ開店していなかった。バスに乗る前に買ったおにぎりでがまん。
備えがもっとしっかりしていたなら、飛行機の欠航をちょうどいい機会に、広島市内を回って、お好み焼きを食らって帰ってくることもできたんだが、ちょっと脇が甘くて、昼間のうちに帰らざるを得なかった。これは、ちょっと残念でもあり、反省したい。
広島空港の利用は今回が2度目(2往復目)だが、空港が山間にあり、霧などの天候に影響を受けやすい、ということはしっかりと頭に入れておこう。
12:40頃、成田空港に到着したものの、最寄りまで行くバスが14:25までなく、空港で時間を潰さなくてはならなくなり、これまたいささかの難渋。最後の最後までやれやれという次第。