かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

井原→笠岡→福山(11月29日の続き)

  • バスに乗って、40分ほどで笠岡駅前に到着。笠岡での目的地は歩くには少し距離があるし、最寄りまで行くバスもないようなので、レンタサイクルを利用する。駅のコンビニで、観光用のレンタサイクルを貸し出している。「笠岡リンリンサイクル」の名称で、笠岡市観光連盟によるもの。9:00〜18:00の利用で、500円/1日。早速受付を済ませ、駅から少し離れた駐輪場から自転車で出発。自転車はすっぴんのママチャリで、それほど新しいものではなかったが、乗り心地は悪くはなかった。予習の記憶を思い起こしつつ、自転車を走らせ、「かさおか太陽の広場」に向かう。それにしても、いい天気でよかった。自転車に乗っていると、暑いくらいだ。小さな踏切を渡り、国道2号線沿いを走り、金崎大橋を渡ると、すぐに広大な公園に出た。昼時で少々お腹が空いていたのだが、途中にあったコンビニをパスしたのは失敗だった。飲食店はおろか、コンビニの類も何もなかった。あきらめてストイックに笑、野外彫刻を観て回ることにした。
  • かさおか石彫シンポジウム 北木島産の石材による。

第1回 1989.8.1〜8.31 笠岡市北木島
第2回 1992.8.1〜8.31 緑道公園予定地
第3回 1993.10.1〜10.31 笠岡市緑町市有地
第4回 1997.7.21〜8.31 笠岡市北木島

追記(2021.1.19):第2回、第3回の、かさおか石彫シンポジウムの報告集(かさおか石彫シンポジウム実行委員会編集発行・1994.10)を少し前に入手した。これに基づき、作品の写真キャプションに第何回参加かを追記した。
追記(2021.1.21):第1回のかさおか石彫シンポジウムの報告書『かさおか石彫シンポジウム 石の可能性を探る』(かさおか石彫シンポジウム実行委員会編集発行・1990.12刊)を入手した。これに基づき、作品の写真キャプションに第何回参加かなどに追記した。

  • かさおか太陽の広場の野外彫刻(1) かさおか太陽の広場は、市制施行40周年記念事業として、1994年5月に完成した公園で、笠岡湾(でいいのかな?)の西岸沿いに細長く3kmにわたって続いている。この中に、第2回(1992.8開催)と第3回(1993.10開催)のかさおか石彫シンポジウムで制作・展示された作品が設置されている。以下、北側の金崎大橋あたりから南に向かっ繚麻て彫刻のあったブロックごとに掲載(金崎大橋の北側に1ブロックあったが、こちらには行かなかったので、掲載以外にも野外彫刻があったかもしれない(追記(2021.1.19):野外彫刻の設置はなし)。もちろん、見落としたものもあるかもしれない…(追記(2021.1.19):見落としはなかった模様))。作品ごとに、タイトル・作者名・設置年月が記された銘板が設置されていたが、石彫シンポジウムには特に言及していない。


芝山昌也《そこから風が》(1993.10)。第3回。



近持イオリ《THE EARTH VIBRATION》(1992.8)。第2回。



八田隆《ON STONE》(1993.10)。第3回。



佐藤弘徳《ふたたび》(1992.8)。第2回。



荻野弘一《電車ごっこ》(1993.10)。第3回。



零駒無藏《集う》(1992.8)。第2回。千葉県立美術館・野外彫刻の《集う人々の列に・・・》(1991)と同モチーフの作品だが、それよりもずっと大きい作品だった。楽しみにしていた作品のひとつで、芝生広場の向こうのほうに見つけたときは、何か旧知の人らに出会ったような気がした。>e移住ネット・移住者インタビュー



難波皆子《土のにおい》(1993.10)。第3回。

  • かさおか太陽の広場の野外彫刻(2)


坂井達省(さかいたつみ)《山河'93》(1993.10)。第3回。



田中毅《海からの使い》(1993.10)。第3回。



能登原弘芳《Cosmic link(宇宙の輪)》(1993.10)。第3回。



小林照尚《空隙−陽(海)》(1992.8)。第2回。



土田義昌《進化景色XIII》(1993.10)。第3回。



高橋克明《接吻》(1992.8)。第2回。

  • かさおか太陽の広場の野外彫刻(3)


井上麦《地表より−forest》(1992.8)。第2回。



濱坂渉《曲水石IV》(1993.10)。第3回。



岡本勝利《BALANCE》(1993.10)。第3回。台座の上のコンクリートブロックとホースは作品の一部じゃない(と思う笑)。



佐光庸行(さこうようこう)《海辺の風景》(1993.10)。第3回。



田村智義《山人》(1992.8)。第2回。

  • かさおか太陽の広場の野外彫刻(4)彫刻広場


組曲 海の石物語」(1992.8)。第2回。寺田武弘、岩村俊秀、塩田繚麻、牛尾啓三、五十嵐晴夫、大井秀徳の6人による共同制作(招待)。



寺田武弘《渚にて》。第2回。



岩村俊秀《海風の跡》。第2回。



塩田繚麻《さざなみの記憶》。第2回。



牛尾啓三《化石》。第2回。



五十嵐晴夫《サーフィン》。第2回。



大井秀規《みさきの砦》。第2回。

  • かさおか太陽の広場の野外彫刻(5)


槇渉《絆》(1993.10)。第3回。



高濱英俊《INNER VISION III》(1992.8)。第2回。



日高定光《包懐(I)》(1992.8)。第2回。



岩間弘《移りゆく光と影のための彫刻》(1992.8)。第2回。



末田龍介《MEMORY》(1993.10)。第3回。

  • 十一番町緑道の野外彫刻 シンポジウム参加作品を掲載 追記(2021.1.21):十一番町緑道に設置されている第1回シンポジウム参加作品の4基は、当初別の場所に設置されていたものが、緑道設置にともない現在地に再配置されたようだ。なお、緑道には以下の4基の他に、笠岡市内の学校制作の作品もいくつか設置されていた。


北島一夫《ハーモニー》(1989.8)。第1回。



五十嵐晴夫《磐座》(1989.8)。第1回。



栄利秋《作品'89-8(場・・・内なる宇宙)》(1989.8)。第1回。



勝山浩一《大地讃頌》(1989.8)。第1回。

  • 笠岡駅前通りと市役所前の野外彫刻


伊藤陽子《流憩》(1989.8)。第1回。



櫻井寿人《Passage891》(1989.8)。第1回。



寺田武弘《パカッ・ポコッの二乗》(1989.8)。第1回。



杉野蜋時《波生》(1989.8)。第1回。 ※「蜋」は「茂」の訛字で、人名用の異体字



笠岡市役所前の、岡本敦生《HULL・・・記憶の集積》(1989.8)。第1回。

  • これで笠岡市内の彫刻放浪は終了。笠岡には、掲載したものの他にも、笠岡運動公園などにも野外彫刻があるようだし、また、得意分野じゃないとはいえ、笠岡市立竹喬美術館にも行ってみたかった(ここにも彫刻がある模様)。が、お腹も空いたし、いささかくたびれたので、予習の過程で知り興味がわいた北木島も含め、このあたりは、次回改めてということにしておく。
  • 少し早かったが、笠岡14:35発の山陽本線三原行きに乗車。福山には15分ほどで到着。広島空港に向かうバスまで時間があるので、福山城公園を再訪し、見落とした野外彫刻を幾つか観覧する。その後、駅近くで、適当なメシを適当に食らい、福山駅16:25発の広島空港行きのバスの乗車。さすがにくたびれたので、車内では爆睡。約1時間で広島空港に到着した。今回は、空港-福山を往復したので、バスは往復券を購入した。片道1360円だが、往復券だと2400円、片道1200円になる(福山駅前のチケショだと、片道1200円、往復2360円だった)。空港では、岡本敦生によるモニュメントを観たり(暗くて写真は撮れなかったが)、本を読んだりして、飛行機の出発まで時間をつぶした。
  • 帰りの飛行機は、春秋航空IJ624便、広島19:45→21:05成田の予定。だいたい予定どおりのフライトで、到着ロビーには21:10頃に出た。21:25発の最寄り行きバスに乗り、23:00前に無事に帰宅できたのであった。

追記(2021.1.21)。第1回かさおか石彫シンポジウムの報告書を参照し、未見の作品をメモしておくと、以下のとおり。北木島佐藤尚宏作品以外は、gmで確認できた。

【笠岡運動公園】

  • 用澤修《Sensory Pathway》
  • 浅賀正治《モコモコ》
  • 太田明甫《Family II》
  • 山本哲三《海をわたる風》

笠岡市立市民病院】

  • 末田龍介《風の門》

北木島

  • 牛尾啓三《空間のメヴィウス 円環180°ひねり》 ※豊浦
  • 佐藤尚宏《円柱☓角柱》 ※大浦、笠岡市北木島出張所の近くか? ※未確認