鹿児島リベンジのつもりが返り討ちに遭って、佐倉の野外彫刻を探ってきた件
- 1月に鹿児島へ行ったときに、降雪があるやなしやで、お目当ての知覧訪問を市内観光に変更した。しかも、結果的に降雪の影響はなかった。そのリベンジに今日明日と再び鹿児島に行き、知覧を訪ねる予定でいたところ、返り討ちに遭い、今回は鹿児島にすら行けなかった笑 昨日から続く、霧島山新燃岳の噴火の影響である。
- 今回、搭乗したのは(戻ってきたが、一応、搭乗したのよ笑)、ジェットスターGK261便で、成田9:15→11:30鹿児島という予定。最寄り7:00発のリムジンバスでほぼ定刻の8:00過ぎに成田空港T3に到着。保安検査場を通過して、出発ゲートの163で待っていたところ、条件付き運行となるとのアナウンス(どんな条件かはアナウンスしていない苦笑)があったものの、8:50頃から搭乗が始まり、9:20頃には全員着席。機長から、滑走路の路面のチェックのため、管制塔から待機するようにとの指示があったとアナウンスあり。しばらく待って、おもむろに飛行機は動き出すものの、再び途中で停止し、機長から新燃岳噴火のため、鹿児島空港の滑走路に影響が出ているので、いったん駐機場に戻り、確認する、とのアナウンス。その後、すぐに正式に欠航となったと知らされる。これが、9:50過ぎのこと。駐機場から2台目のバスで到着ロビーまで戻ると、カウンターの前は長蛇の列ができていた。
- 宮崎や福岡に行く便に振り替え可とのことだったが、振り替えるにしても、鹿児島までは移動に時間もかかるし費用もかかる。その上、今日の予定は結局こなすことはできない。加えて、明日の鹿児島は雨の予報なので、外を歩くつもりの明日の予定も大幅に変更する可能性が高い。そもそも明日の帰りの飛行機の便もはたして飛ぶかどうかわからない。そんなわけで、今回の鹿児島行きは断念することにした。宿をキャンセルし、ジェットスターのコールセンターに電話を入れる。宿は当日キャンセルになってしまったが、飛行機の方は往復とも返金してもらえることになった。ところで、帰宅後、鹿児島空港のサイトで、運行状況をチェックしたら、昨日の欠航で、機材繰りがつかなかった鹿児島空港発の早朝便を除くと、欠航しているのジェットスターだけじゃん苦笑 まあ、新燃岳の活発な噴火活動が現在も続いているようなので、仕方がないな。(と、自分を納得させる苦笑。)
- 成田空港T3のフードコートで、昼メシ食らって、帰ってくるだけでは、いささかしゃくなので、帰りは途中下車して、JR佐倉駅周辺の野外彫刻を探ってくることにした。そんなわけで、つまるところ、彫刻放浪になったわけである。
- それでは、JR佐倉駅の野外彫刻を。JR佐倉駅周辺には、佐倉駅南口ローターリーに3基、南口と北口を結ぶ自由通路の北側に1基、北口に1基、そして、北口駅前からJR佐倉駅入口交差点までの駅前通りの左右に数基の野外彫刻が設置されている(この通りは、彫刻通り、あるいは、ブロンズ通りと呼ばれているようだ)。以下、そのうち、いくつかの写真を掲載する。
JR佐倉駅南口ロータリーの、佐藤忠良《夏の像》(1988)。
JR佐倉駅南口ロータリーの、淀井敏夫《風と鳥と少年たち》。
JR佐倉駅自由通路(北口側)の、朝倉響子《翔》(1981)。
JR佐倉駅北口。この駅前通りの左右に野外彫刻が10基設置されている。
JR佐倉駅北口駅前通りの、本郷新《蒼穹》(1960)。札幌グランドホテルにいた3人組の一人かな?
JR佐倉駅北口駅前通りの、関正司《DANCING LADY》(1986)。
JR佐倉駅周辺の野外彫刻・一覧
【南口】
- 佐藤忠良《夏の像》(1988) ※佐倉市制35周年を記念して、大日本インキ化学工業株式会社が寄贈。
- 淀井敏夫《風と鳥と少年たち》
- 手塚登久夫《梟(II)》(2004) ※佐倉工業団地連絡協議会が寄贈。
【自由通路】
- 朝倉響子《翔》(1981)
【北口】
- 朝倉響子《マリーとキャシー》
【彫刻通り(東側)】※駅寄りから
- 本郷新《蒼穹》(1980/1987.12設置) ※日本鉄塔工業株式会社が寄贈。
- 一色邦彦《若い二人》(1986)
- 久保浩《風の姿》
- 岡本銕二《暖流》(1989.10設置) ※佐倉市の市制施工35周年記念として、千葉東陶株式会社が寄贈。
【彫刻通り(西側)】 ※駅寄りから
- JR佐倉駅周辺のこれらの野外彫刻は、ほとんどが街中に彫刻を設置するのが流行った1980年代中頃から1990年代初にかけて設置されたもので、その多くは企業からの寄贈によるもの(市制35周年を記念して建立されたものが多いが、必ずしも一時期にまとめて建立されたのではないようだ)。設置されたのは、主に女性像で、作者はベテランの大家、あるいは中堅といったところか。何人かは千葉県ゆかりの作家もいるが、それほど多いわけでもない。