かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

熊本


棕櫚園。ジャングル感、満載!

熊本城の石垣の前、彼岸花が満開。

熊本市電の線路もグリーンベルトを採用。漱石のラッピングカー、もっとど派手にすればいいのに。現美前のテラスから。

  • 衝動的に、熊本を再訪した。今月2回目である。
  • まあ、ふっこう割が利用できたので、格安で行けたというのもある。
  • ただ、寝ぼけながら予約したら、案の定、ミスって、帰りの飛行機を夜便ではなく、朝便でとってしまった。しばらく、それに気づかず、気づいたときは時すでに遅く、変更もできなくなっていた(正確に言うと、一度キャンセルして、取り直す必要があり、時期的に、キャンセル料が発生してしまい...)。そのため、一泊二日のうち、2日目は、起きて、朝飯食らって、帰ってくるだけとなってしまった。反省。2日目に島原半島に行ってみようと思っていたのだが...これは、またということで。
  • さて、少し早かったが最寄り5:30のバスで成田空港に向かう。一つ後のバスでも間に合うが、このバスが鈍行で時間もかかるので、一便早いバスにした次第。1時間ほどでT3に到着。保安検査場を通過して、出発ゲートへ。人のいない奧の方の長いすで、少し眠るなど。
  • 本日搭乗は、Jetstar GK611、8:55発。定時に搭乗が始まるものの、遅れた乗客を待って、出発が20分以上遅れる。いささか?なのだが、そうアナウンスされた。到着も15分ほど遅れ、11:05に到着。11:15のリムジンバスに乗ることができた。30分ほどで、水前寺公園前バス停に到着、ここで下車。600円。熊本の天気は上々だが、それにしても暑い。夏が戻ってきた。
  • ここで、前回、疲れ切ってパスした夏目漱石の大江旧居(第3旧居)を見学。バス停から少し歩く。水前寺公園の裏手。夏目漱石は熊本在住の4年3ヶ月の間に6回引っ越した。そのうち、3軒が現存しており、5番目に住んだ内坪井旧居とこの3番目の大江旧居が保存・公開されている。大江旧居は保存のために現在の場所に移築されての公開。従来、大江旧居は外観のみ見学可だったのだが、熊本地震の被害のため、内坪井旧居の公開が休止されたため、展示を一部大江旧居に移し、臨時で内部が公開されていた。ボランティアの方?がいて、漱石のこと、地震のことなどを説明していただく。この大江旧居に隣接して、熊本洋学校開設に際して招聘された米国人教師、ジェーンズの住んだ家が保存・公開されていたが、ジェーンズ邸は、地震に際して、全壊してしまった。無事復元されることを祈る。



この縁側で撮られた写真も残っており、複製が展示されていた。鏡子さん、若くてかわいい笑

前震のときは持ちこたえたが、本震で倒壊したとのこと。

  • 続いて、くまもと文学・歴史館へ向かう。川沿いの道が気持ちよく、江津湖の近くまで歩き、それから館まで戻ってきた。途中、野生の芭蕉が生い茂っている園などあり、なかなかおもしろい。もう少し先、江津湖の周囲まで行ってみたかったが、時間もかかりそうだし、歩きだとさすがにしんどいので、またの機会にする。





  • くまもと文学・歴史館 県立図書館に併設されている。熊本出身、あるいはゆかりのある文学者や著名人(政治家を含む)を、おもに熊本の地との関わりで紹介する展示や、図書館などが所蔵する資料展示からなる。資料展示は、「アーカイブズに見るくまもと4」が開催中。展示室3にあたる交流活動室からの、旧砂取細川邸庭園の水辺の眺望がいい感じ。改装中が続いて、なかなか来る機会がなかったが、この度、無事に観覧。


  • 市立体育館前電停から市電に乗車、熊本城・市役所前で下車。170円。桜馬場城彩苑を抜け、二の丸広場へ。ところどころの石垣の崩れが痛々しく、また、通れない箇所も多い。





  • 熊本県立美術館 開館40周年記念展の「雪舟流と狩野派 細川家を魅了した日本海がの至宝」展の後期展を観覧。細川家の御用を務めた絵師たちのルーツに始まり、その作品の全体像を展望する展覧会。雪舟を源流に、雲谷派や長谷川派を継承する矢野派の流れと、狩野派の2派について、具体的な作品に即して、その展開が跡づけられ、興味深かった。また、第6章で扱われた、藩主細川斉茲の命で、御用絵師の矢野良勝と衛藤良行が肥後領内の名勝を描いた《領内名勝図巻》がおもしろい。図巻は全14巻で、展示はそのうちの2巻のみだったが、中でも衛藤良行による「上益城郡矢部手永之内」は、おおぶりの絵巻に描かれた名勝地が、いかにも19世紀らしい執拗な筆致で、いささか奇怪でもあり、強く目が惹かれたのであった。(なお、図録には、全14巻の図版が収録されている。)


  • 帰り際、ミュージアムショップ(受付)で、懸案の「ほとけの里と相良の名宝 人吉球磨の歴史と美」展図録を購入。2500円。
  • 前回来た時と同様、棒庵坂を下り、上通り方面へ、歩いて移動。
  • 江口寿史 KING OF POP 熊本上通編」を観覧。KING OF POP展は、吉祥寺の予告編展、京都展に続いての観覧。熊本県は江口の出身県。会場は、長崎書店リトルスターホールと熊本市現代美術館井手宣通記念ギャラリーを中心に(2会場では、イラストとまんが原画、その他資料を展示。長崎書店1Fの売り場内では、江口展のショップも設けられていた)、上通り商店街の約40の店舗に作品(イラスト)が展示されている。営業時間外だったりで、全ては見られなかったが、まあ、8割がたを観覧。展示場所は、店頭のショーウインドウや店内の壁面、空きスペースで、その店の商う品々にかかわるイラスト、たとえばめがね屋にはめがね女子のイラスト、楽器屋だったらエレキギターを弾く女の子のイラストが、展示されており、なかなか楽しい。熊本の人、もっと観に行くといいよ!

  • さすがに疲れた。暑さにも参った。ということで、ホテルに移動。上通りからは少し距離があるが、歩いてみることにする。15分くらい。途中、定食屋を見つけ、適当なメシを適当に食らう。唐揚げ定食690円。また、明日乗車する河原町バス停の位置とバスの時間を確認。ホテル周辺にはコンビニの類が見当たらず、ちょっと焦るが、裏手の方にコンビニを見つけ、飲み物など買って、ホテルにチェックイン。
  • 今回宿泊はスーパーホテルLohas熊本天然温泉。ここの5Fの禁煙室。部屋は新しく、設備も一通り揃っている。2Fに大浴場があった。翌日は7:00過ぎに起床。1Fの食堂で朝食を食らう。同じ系列のスーパーホテルLOHAS奈良駅に宿泊したとき、朝食が充実していたので、ここも期待していたのだが、ありきたりの朝食バイキングだった。ちょっと残念(でも、たらふく食らってしまう笑)。
  • 身支度をして、8:50頃、ホテルを出発。バスは9:25だが、ちょっとうろうろするつもりが、9:05頃バス停に着いて、1本早い9:05発に乗車。乗車時はそれほどでもなかったが、最終的には補助席も含め、満員になる。40分弱で、あそ熊本空港に到着。時間に余裕があるので、まあ、椅子に座って、本を読むなど。適当な時間に保安検査場を通過。
  • 帰りは、Jetstar GK612、11:20熊本発。ほぼ定時の運行だったが、成田空港で、バスが約1時間待ちとなった。15:30頃には無事に帰宅。