かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

福井、一乗谷、永平寺

  • 7:00過ぎに起床。身支度をして、1Fで朝食を食らう。いったん部屋に戻り、ネットで今日の予定を再確認など。8:30頃、チェックアウト。天気はやや雲が多いが、青空ものぞいている。
  • 東口の京福バスのきっぷ売り場で、朝倉・永平寺フリー乗車券1500円を購入。バス乗り場では8:40発の永平寺ライナーの行列ができているが、これはパス。最初に一乗谷に行くつもり。観光案内所に行き、ここで一乗谷朝倉氏遺跡の地図などをいただく。駅内のベンチで時間まで、これらを眺めて、予習にいそしむなど。
  • 9:20発の越前朝倉ライナーに乗車。9:36朝倉資料館前で下車。乗客はけっこういたのだが、ここで降りたのはオレ一人だった。だいぶ晴れてきた。


  • 福井県一乗谷朝倉氏遺跡資料館 復元町並みとのセット券(230円)を購入。展示は、第2回特別公開展 「重要文化財は語る 一乗谷武家のくらし」と、北野武男「一乗谷庭園写真展」など。前者は発掘された遺物を中心に、文書・絵画などのレプリカとともに、一乗谷での日常と生活文化を紹介する展示。後者は、長年一乗谷をとり続けているカメラマンによる一乗谷4庭園の写真展。


  • ここから、地図をたよりに史跡を歩いて回る。資料館→西山光照寺跡→安波賀春日神社→下城戸→瓢町→平面復元地区→復元町並と歩く。資料館から上城戸あたりまで「あさくら遊歩道」という遊歩道が整備されており、一乗谷川沿いに遺跡を順次見て回れるようになっている。光照跡には石仏が数多く祀られていた。また、平面復元地区に入ると、井戸跡がところどころに残る町並み全体が見渡せ、往時の一乗谷の繁栄を伺わせる。天気もよく、のんびりと歩いたが、せっかくの遊歩道なのに、他に人影はない。


JR越美北線九頭竜線)の線路を渡る。駅は一乗谷駅。すすきに混じって、この秋いたるところで咲いていたセイタカアワダチソウ


西山光照寺跡。発掘調査・修復整備が行われている。おびただしい石仏が発掘され、池跡の周囲に祀られていた。


安波賀春日神


下城戸付近。このあたりから一乗谷朝倉氏遺跡となる。

下城戸


瓢町地区。ここから、赤淵、奧間野、吉野本、雲正寺地区と平面復元された城下町跡が続く。




復元町並み

  • 今回は上城戸までは行かず、復元町並を抜けたところで、一乗谷川を渡り、反対側、朝倉館跡へ向かった。小高い山の斜面を登り、諏訪館跡庭園→中の御殿跡→湯殿跡庭園→朝倉館跡/朝倉館跡庭園→唐門と観て回る。庭園は、いずれも残された岩組と池、それに数本の樹木があるだけなのだが、岩組本来の荒々しさが残る「無常感」が強く印象に残るもので、紅葉の季節ということもあり、とても魅力的であった。


諏訪館跡庭園 朝倉義景夫人の小少将の屋敷跡


中の御殿跡 朝倉義景の実母、光徳院の屋敷跡 


湯殿跡庭園 一乗谷で最も古い四代孝景の頃の庭園跡



朝倉館跡



同唐門 義景の菩提を弔うために建てられた松雲院の寺門

  • 一乗谷は、2時間強の予定だったが、ちょっと時間が足りなかった。南陽寺跡庭園など見残してしまったところもあるし、山城もできたら行ってみたかったが、今回は時間と用意がないので、これはまたの機会を期したい。(次便のバスにしてもかまわなかったのだが、2時間後なので、逆に時間をもてあますのもいやだった。)
  • いったん復元町並の休憩所に戻り、バスが来るまで、ちょっと一休み。平日だが、団体客が多く、駐車場では大型観光バスの出入りも多い。観光客は、だいたい復元町並と朝倉氏館跡にポイントを絞って、観て回ることが多いようだった。大河ドラマの誘致のための署名コーナーなどがあった。缶コーヒーなど。
  • 復元町並発11:43の越前朝倉ライナーに乗車。永平寺には12:00過ぎに到着。。バス停付近が工事中。ここから少し坂を上がって、永平寺に向かう。門前には、土産物を売る店、名物の蕎麦屋などが蝟集。坂を上がったところに永平寺があった。
  • 永平寺 拝観料500円。通用門で拝観券を購入。靴を脱いで、吉祥閣内の一間で修行僧による解説や諸注意を聴き、以下、順路にしたがい、傘松閣→山門→僧堂→仏殿→法堂→承陽殿→庫裏→浴室と回り、山門を抜けて、吉祥閣に戻る。最後に瑠璃聖宝閣(宝物館)を観覧して、拝観は終わり。



仏殿


仏殿から中雀門(庫裏と僧堂を結ぶ回廊の中央にある門)、山門を望む。


僧堂


庫裏


法堂から一文字廊、仏殿を望む。


  • 帰りは、13:30の永平寺ライナーに乗車する。このバスは13:59に福井駅東口に到着予定で、ひょっとしたら14:00発のフレンドリーバスに乗車できるかもと思っていたら、運良く13:58頃に到着し、バス停で出発待ちだったフレンドリーバスに乗車できた。5分ほどで、福井県立こども歴史文化館に到着。
  • 福井県立こども歴史文化館 特別展「江戸時代の絵本と浮世絵 先人たちの笑いと楽しみ」を観覧。他にも、福井出身の先人を紹介するコーナーなどがあるようだったが、館内を徘徊して、これ以上不審がられてもあれなので笑、ここで離脱。駅までの戻りは、歩いてみる。もちろん、大通り沿いではなく、住宅街に紛れ込むが、これはこれで怪しいかも笑


街角にて。たいへん懐かしい感じがする。

  • さて、小腹が減ったので、ここでやっとメシを食らい、福井駅東口17:05発の小松空港行きのリムジンバスに乗車。1250円。ほぼ定刻に到着したのはいいが、保安検査場を通過し、出発ロービーに行くと、使用機材の到着遅れで、30分ほど遅れるとのこと。え〜!


北陸でよく見かけるチェーン店、8番ラーメンに入ってみた。たしか、利賀に行くときに、富山駅で食らって以来だ。何年前? 味噌野菜ラーメン、604円。

  • 羽田には少し遅れたが、帰りはバスではなく、モノレール→JR東日本と乗り継いで、23:00過ぎに、まあまあ無事に帰宅。