かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

大分市歴史資料館+豊後国分寺跡

  • 豊後国分寺跡史跡公園に隣接する歴史資料館。常設展示の他、年に1回程度の特別展を開催している。
  • 入ってすぐの1Fホールに国分寺の復元七重塔、2Fには大分に目立つ磨崖仏の一つ、高瀬石仏の原寸大レプリカの他、考古資料、大友宗麟関連、少し前の生活用具(昭和家電とか)などの常設展がある。考古資料コーナーでは、土器片の実物に触ることもでき、なかなか興味深い。
  • この他、特集展示として(これも大河ドラマ真田丸」ゆかりということらしい)「一伯公 松平忠直」展が開催。福井から大分に配流されて以後の一伯(忠直の隠居名)に関する資料が集められた。オレ的に興味を惹かれたのは、一伯が大分市熊野神社に奉納した「熊野権現縁起絵巻」。展示では、このうち、1・2巻が開かれていた(以後の巻の月替わりで展示とのこと)。伝承では岩佐又兵衛作となっているが、展示解説にもあったとおり、人物の面貌などの特徴から又兵衛作とは言いがたい。それでも、場面の作り方や装飾的な緻密な描写など又兵衛絵巻につながる特徴もあり、なかなかおもしろい。(詞書を分析すれば、もう少し詳細がわかるかもしれない。誰かやれ!)展示場所の都合で、それぞれ1シーンのみだったのがちょっと残念。
  • 続いて、隣接の豊後国分寺跡を散策。史跡公園として整備されていた。
  • コインロッカーが故障中だったが、受付で預かってくれた他、オレがわりとじっくりと見ていたためか、帰り際に「大分文化遺産」というパンフをくれた。