かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

福岡→太宰府

  • 九州国立博物館の特別展「新・桃山展」と特集展示「六郷満山展」が今回のお目当て。福岡市博物館で「よみがえれ!鴻臚館」展をやっているので、これも併せて観ることにした。(鴻臚館展の終盤に策彦周良が出てきて、新桃山展の最初が同じく策彦周良が出てくるので、図らずも両展がつながって、ひと連なりの海外交流文化史になった感じ!)佐賀空港→成田空港のチケットが格安でとれたので、帰りは、前回、佐賀方面にでかけた時に行けなかった吉野ヶ里歴史公園三重津海軍所跡を訪ね、佐賀県立博物館・美術館の古賀忠雄 彫刻の森を再訪することとした。
  • 最寄り始発バスで、成田空港に向かう。帝国の5:10に成田空港T3に到着。今日はジェットスターなので、事前にネットでチェックイン済み。なんだかんだ言って、Webチェックインができるのはありがたい。早速、がらがらの保安検査場を通過し、出発ゲートの161へ向かう。といっても、いつものごとく、奧のソファーで一寝入り。寝不足がたたり、今日はちょっとしんどい。
  • 本日登場は、Jetstar GK503、成田7:10→9:10福岡。予定の時刻に搭乗が始まり、7:17離陸。福岡空港には、9:00頃着陸した。相変わらずのバス移動かと思ったら、バスではなかった。それはいいのだが、降機から到着ロビーまでずいぶん歩かされる。
  • 地下鉄で、福岡空港→西新と移動。20分ほど。300円。昼を食べる時間がおそらくないだろうと思い、駅前で適当な朝食を適当に食らう。サザエさん通りを徒歩で福岡市博物館まで。15分ほど。雲は低いが、雨は今のところ大丈夫。




西南学院大学図書館の前に、《町子先生とサザエさん》が設置されていた。

  • 福岡市博物館 市博の正面入口の左右にエミール・アントワーヌ・ブールデルによる4体の大きな銅像が立っている。入口の向かって右側に2体、左側に2体の合計4体。右側の2体は、女性像で《自由》と《勝利》、左側の2体は男性像で《力》と《雄弁》。1918年から22年にかけて制作された。これらは、もともとアルゼンチン大統領のアルベール将軍(?)の記念碑の一部として制作されたもので、福岡市が市制100年を記念してパリのブールデル美術館から購入し、設置したものとのこと。なお、同じ4体の銅像箱根彫刻の森美術館にある他、北海道の、4ヶ所の道立美術館(札幌、旭川、帯広、函館)にそれぞれ一体ずつ設置されている()。


《自由》

《勝利》

《力》

《雄弁》

  • 観覧後、再び地下鉄西新駅まで歩く。雨がぱらぱらと降り出した。西新→天神。260円。地上に上がって、福岡銀行本店を訪ねる。
  • 本郷新の野外彫刻:福岡銀行本店は黒川紀章建築(1975年)で、中庭広場にいくつかの彫刻が設置されている(近年の改修工事で、設置場所が以前の場所と変わったようだ)。中庭広場は、コーヒーショップなどもあり、働く人の憩いの場として利用されている。ちょうどお昼どきで、お弁当を食べる人、リフレッシュする人などが多く、あまり写真は撮れなかった。お目当ての銅像は、本郷新《想》(1975)。他に佐藤忠良の《ボタン(大)》(1969)や木内克らの作品が設置されていた(店舗内にもあったが、未確認)。



本郷新《想》(1975)。

木内克《犬》(1925)。中庭広場の端の方、道路沿いに設置されていた。銘板のあるこちらが正面だと思うが、これだと何の像だか、わからない。

横から見ると、なるほど、犬だった。木内克はもう一体、《裸婦》(1957)が設置されていた。



  • せっかくここまで来て、やはり天神さんを素通りするわけにはいかないと、太宰府天満宮を参拝。いつもより少ないとはいえ、海外からの観光客も含め、参拝客は絶えない。
  • 太宰府駅まで戻り、西鉄二日市まで、電車で移動。150円。雨もそれほどでもないので、西鉄二日市から、徒歩で、JR二日市まで歩く。10分ほど。ちなみに、JR二日市駅へは、西鉄紫駅の方が近い。JRで、二日市→鳥栖。ちょうど快速が来たが、混んでいたので、これは見送り、駅で待ち合わせをしていた各停に乗る。と言っても、鳥栖までは、20分強。280円。降りる頃には、雨はいよいよ本降りになってきた。ホテルに逃げ込む前に、駅近くのショッピングセンターで、適当な夕食を適当食らい、飲み物などを買い、ホテルにチェックイン。
  • 今回、宿泊したのは、サンホテル鳥栖というビジネスホテル。Wi-Fiなど設備は一通り揃っている。部屋も広めで、価格的には上々の部類か。朝食付きで、4300円で泊まることができた。
  • 風呂に入って、早々に就寝。といっても、相変わらず疲れすぎて、なかなか寝付かれない。