彫刻放浪:館林(1) 彫刻の小径(1)
- まず、最寄りから京葉線・武蔵野線で南越谷まで移動。ここで、東武に乗り替えて、館林経由で多々良まで。乗り継ぎがよかったので、最寄り駅から2時間ちょっとで到着。7:40分ほど。多々良駅前のタヌキを撮って、ここから15分強歩いて、群馬県立館林美術館へ向かう。
多々良駅前のタヌキ
- 館林の野外彫刻を設置経緯からおおまかに分類すると次のようになるかと思う。 ※ただし、タヌキは除く…
①館林市 彫刻の小径の彫刻 1989年から2001年にかけて、多々良保安林(赤松林)の中の散策路に沿って設置 ※最後に設置された大野春夫《稜》(2001年設置)は、次の②の第16回国民文化祭・彫刻展の受賞作品でもある。
②第16回国民文化祭・彫刻展(2001年開催)の彫刻 優秀作品・受賞作品を主に市役所周辺の公園や公共施設に設置 ※おおよそは野外設置だが、木彫や乾漆像などの作品は公共施設内に設置されている(今回は観ることができなかった)。
③館林出身の彫刻家、藤野天光の作品 2003年に天光の遺族より346点の作品が館林市に寄贈された(館林市により『藤野天光作品集』(2006)も刊行されている。未見だが)。以前から設置は行われていたが、寄贈の前後からさらにいくつかの天光作品を新たに鋳造して、市内各所に設置。 ※市内に設置されている8作の内、《光は大空より》は1979年設置、《夢》は1991年、「彫刻の小径」に設置。
④群馬県立館林美術館の彫刻 野外彫刻は下記掲載のバリー・フラナガン作品のみだが、フランソワ・ボンボンの作品を収集・公開(アトリエ復元もある)するなど、彫刻のコレクションも多い。
⑤その他
バリー・フラナガン《鐘の上の野兎》(1983/ブロンズ)
いつ来ても、きれいな美術館だなと。
- 彫刻の小径入口 美術館か南東に延びる遊歩道を歩いて、ターゲットバードゴルフ練習場に設置されている野外彫刻2基を観覧。この東側にある多々良保安林の赤松林の中に「彫刻の小径」がある。
藤野天光《星和》(1966/2006設置)
姚斌(Yao Bin)《共鳴》。作者の寄贈。
- 彫刻の小径(1) 先ほどの練習場あたりから、西南に延びる赤松林の中に遊歩道があり、2km弱に渡って、彫刻38基が設置されている。以下、4パートに分けて、順に掲載。
吉田光正《烈風に向かう》(1993/1997設置/インド砂岩)。
諸井松の《花たてばやし》(2001設置/アルミニウム合金)
分部順治《梟》(1996設置/ブロンズ)
三坂制《遊》(1996設置/御影石)
大串明美《初秋》(2001設置/ブロンズ)
今成正孝《Dialogue(対話)》(1997設置/ステンレス)
森亮太《断片》(1996設置/御影石)
黒川晃彦《プリーズ・リクエスト》(1989/1992設置/ブロンズ)