岐阜市(1)JR岐阜駅周辺 彫刻放浪:豊田市と岐阜市(6)
- 7:00過ぎに起床。身仕度をして1Fで朝食を食べ、部屋で一休みしてからチェックアウト。まず、JR岐阜駅の南側にある清水緑地に向かう。gmで彫刻らしきものを見かけたので、今日はそれを探るところから。昨日はいい天気だったが、今日は今ひとつはっきりしない天気。天気予報では降ったり止んだりらしい。幸いなことに今のところ雨の方は大丈夫。10分ほど歩いて、緑地に到着。ぐるっと一回りするが、それらしきものは見当たらない。捜索範囲を広げ、もう少し南の川沿いの遊歩道も探ってみると、あった、ありました!
- 清水緑地
タイトル不詳の彫刻(1992)。作者も不詳だが、像の背面下部に「1992」Kinugasa」とある。設置場所は正確には清水緑地のもう一ブロック下流の遊歩道。
《織田信長公》(2009.9.26設置)。制作は田畑功。信長公の銅像を贈る会が市制120周年を記念して寄贈。
- 国道157号線沿いの野外彫刻 名鉄岐阜駅から神田町3丁目交差点まで、左右の歩道の上に野外彫刻が設置されていた。以下、南から北に向かって、観覧順に掲載。いくつかタイトル板が失われていたりしていて、ちょっと残念。
降籏一成作品。タイトル板の左半分が汚れで判読できない。《Her ♥ ○○○》(2009)とあるようだが…(《○○○》は読めなかった。)
作者、タイトルなど不詳の作品。タイトル板が失われていた(跡があった)。gmには「金華山の月」として載っている作品。
今井瑾郎《円・景》(1995)
作者、タイトルなど不詳の作品。gmには「のどちんこ」として載っている作品。
清野祥一《one week》(1996)
《楽市童子・楽座童子》。これもタイトル板が失われていた(跡があった)。追記(2021.4.29):もちろん作者は籔内佐斗司で、1997年の作。『籔内佐斗司の全仕事 FOR THE PUBLIC 2』(上向きぷろじぇくと・1999.9)を参照した。
星野暁《コペルニカス以前の泥》(1996)
作者、タイトルなど不詳の作品。
大嶽有一《Deux》(1995)
作者、タイトルなど不詳の作品
作者、タイトルなど不詳の作品
玉井清爾《閒》(1995)
豊田市(5)豊田市美術館 彫刻放浪:豊田市と岐阜市(5)
豊田市美術館はいつ来てもフォトジェニックだな(掲載写真の出来は置いておいて…)。
豊田市美術館の野外彫刻から、今回はこれを掲載。内田和孝《地球の丸み−月夜》(1997/安山岩)。
- 「岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ」 ということで、お目当ての展覧会を観覧。
- これで、豊田市での予定は終了。美術館から新上挙母駅までぶらぶら歩き、新上挙母→岡崎→岐阜と愛環、JRを乗り継ぐ。ラッシュアワーにかかったので、電車はちょっと混んでいた。岐阜に着いた後、途中のスーパーで食料などを買い込んだ後、ホテルにチェックイン。ホテルは名鉄岐阜駅の裏手にあるビジネスホテルで、設備に難はなかったのだが、電車の音がけっこううるさかったかな。歩き疲れたので、風呂に入って、早々に就寝。
豊田市(4)豊田市民文化会館周辺 彫刻放浪:豊田市と岐阜市(4)
- 市役所前の国道155号線を西に歩き(途中、いつものロでコンビニ休憩)、枝川緑道を南に曲がり、豊田市民文化会館へ向かう。歩いて10分といったところか。美術館のすぐ西側なのだが、ここらも初めて来たのだが、思っていた以上に、多くの野外彫刻が設置してあった(実は1基、文化会館の北側の彫刻を1基見落としてしまった…大失敗)。また、文化会館のロビーにも彫刻があるようだったが、高校演劇祭みたいなのが開催中で、高校生が多かったこともあり、今回はパスした。
- 豊田市民文化会館周辺
豊田市民文化会館の男性像モニュメント(1976.3設置)。制作:斉藤勝弘、鋳造:小林鋳造所。社団法人豊田青年会議所が創立15周年を記念して寄贈。
斉藤勝弘《太陽の舞》(1981.11.3設置)。文化会館・大ホール南側の壁面のレリーフ。株式会社東海銀行の寄贈。
安藤菊男《翔》(1981.2)
《コスモス−化石》(1991/玄武岩、どろがぶり)。作者は内田和孝か? タイトル板はあったが、作者名が記されていなかった。小ホール前に設置。
石川豊《ほほえみ》(1981.2設置)
安藤孝洋《麗らか》(1994)
安藤孝洋《さわやか》(1989)。文化会館の西側、枝下緑道に設置。
豊田市(3)豊田市役所周辺 彫刻放浪:豊田市と岐阜市(3)
石川豊《太陽の子》(1990.3)。東庁舎南東角に設置。
東庁舎裏手(北側)の《中村寿一先生之像》と《豊田喜一郞氏之像》。
《中村寿一先生之像》(1960.11設置)。制作は安藤菊男。中村寿一先生銅像建立顕彰会による。
《豊田喜一郞氏之像》(1996.3設置)。制作は安藤孝洋。
- 南庁舎周辺
小林豊《湧》。南庁舎北側に設置。
安藤孝洋《風を感じて》(1996)。南庁舎東側に設置。
作者、タイトルなど不詳の作品(タイトル板は見当たらず)。おそらく内田和孝作品。南庁舎東側に設置。
斉藤勝弘《きらめき》。南庁舎東側に設置。
村山哲《男》。南庁舎南側に設置。
豊田市(2) 彫刻放浪:豊田市と岐阜市(2)
- 毘森公園を北側から南側に抜け、うろうろと駅まで歩いて戻る。次は駅周辺を観て回ろう。
- 愛環・新豊田駅/名鉄・豊田市駅ペデストリアンデッキ 安藤孝洋作品は、駅から美術館へ向かう際に目に付いたので、知っていたけれど、内田和孝作品は今回、探るまで気づかなかった。
安藤孝洋《そよ風の中に》(1994/1996.9設置)。孝洋会の寄贈。ペデストリアンデッキのアーチの下に設置。再訪。
内田和孝《地球の丸み−化石−》(1991/黒御影石)。ペデの豊田市駅寄りに設置。
- 名鉄・豊田市駅東口 続いて、豊田市駅の東口周辺を探る。燈火を持つ女性(女神)像周辺は、この時期お約束のイルミネーションが設置されており、立入禁止。像の近くまで行くことができず、台座の銘板など探ることができなかった。美術館にはまた来ることもあるので、まあ、次回にでも。駅のすぐ近くにもう1基、石彫があるのを見つけた。
東口のモニュメント(1965.4設置)。作者は安藤菊男。台座に作者などを記した板があったが、クリスマスのイルミネーションのため、近寄れなかった。
東口の石彫(親子像?)。作者、タイトルなど、不詳。タイトル板がなかった。
作者、タイトルなど不詳の女性像。市民ギャラリー。
作者、タイトルなど不詳の作品(「N.NAKAYAMA」のサインあり)。市民ギャラリー。
《モニュマント'75夏》。タイトルから1975年の作・設置か。タイトル板には作者名として「柴田○○」とあるが薄れて読めなかった。市民ギャラリー。
作者、タイトルなど不詳のトルソー。市民ギャラリー。
村山哲《男》。市民ギャラリー。
安藤菊男《女》。遊歩道の南端に設置。
- 豊田市職員会館
安藤菊男《友愛》(1966.4.5設置)。豊田ライオンズクラブが5周年を記念して寄贈。
豊田市(1) 彫刻放浪:豊田市と岐阜市(1)
- 青春18きっぷを利用して、豊田市と岐阜市に行ってきた。一番のお目当ては、豊田市美術館で開催中の岡﨑乾二郎展だが、併せて、長らく宿題のままだった岐阜市のOKBふれあい会館前の澄川喜一作品と伊東豊雄建築のみんなの森ぎふメディアコスモスにも行くことにした。(実はリニューアルなった岐阜県美術館にも行くつもりでいたのだが、すでに23日から年末年始休に入っており、訪ねることができなかったのは、少し残念。ここの野外彫刻が期待大だったのだが…)
- 最寄り始発で出発。東京5:46→8:04沼津8:09→9:06静岡9:06→10:59豊橋11:02→11:25岡崎11:35→12:05新豊田と、JR東海道線、愛環を乗り継いで、オンタイムで新豊田に到着。例によって、寝不足のままの出発だったが、車中でなんとか眠ることができ、まあ、よかった。
- 豊田市の野外彫刻は、豊田市美術館の野外彫刻以外はあまり探してみたこともなかったのだが、少しネットで調べたところ、意外に多くの彫刻が設置されていることを知り、ちょっと驚かされた。今回は新豊田駅/豊田市駅から歩いて回れる範囲で探ったのだが、他にもまだまだあるようだ(これはまたの機会に)。また、豊田市の西隣のみよし市にも多くの野外彫刻が設置されているそうなので、次回はこれらも探ってみたいなと思っている。
- 今回の豊田市での彫刻放浪は、まず新豊田駅の西側の豊田産業文化センターと毘森公園を回った後、駅までいったん戻り、駅周辺、市役所周辺、豊田市民文化会館周辺と観て歩き、最後に豊田市美術館を訪ねる、というルートをとった。
- 豊田産業文化センター
《衣の舞》。作者は、像の足下に「K.Saito」とサインがあったので、斉藤勝弘か。年次は不詳。豊田産業文化センターの北側に設置。
《木下信氏之像》(1963.1建立)。制作は安藤菊男。豊田産業文化センターの南側に設置。安藤菊男(1915-1990)は名古屋市出身の彫刻家。戦前〜戦後期に主に二科展で活動。
- 毘森公園
作者、タイトルなど不詳の女性像。毘森公園の北側入口に設置。台座が高く、像の足下など見られなかった。
作者、タイトルなど不詳の女性像。毘森公園の北側入口に設置。これも台座が高く、像の足下など見られなかった。
水戸 彫刻放浪:東海村と水戸(2)
- 駅南平和公園
《平和の像「碧翔」》(1991.8.1設置)。制作は一色邦彦。水戸・平和の像を建てる会による。再訪。
- ハミングロード513の野外彫刻 ハミングロード513は、下市本町商店街のニックネームで、1987年に彫刻などを設置して、街路を整備した。ニックネームは、公募により、街路が513メートルあるところから、「ハミングロード513」と名付けられた。以下、街路に設置された彫刻を掲載していくが、タイトル板など、失われたものも多かったので、ネットの情報など適宜参照した。なお、彫刻の作者の顔ぶれなどを見ると、翌88年頃から彫刻の設置が始まったJR勝田駅の駅前大通りと似ているように思う。
>参考:ハミングロード513
ハミングロード513(下市本町商店街)の西側入口付近。東側も同じようなウェルカムゲートがある。以下、西側から東側に向かって左右の歩道にある野外彫刻を掲載。
六崎敏光《延光》(1985)
中村明二《柱のある形V》
後藤末吉《シバ神の踊》。常陽銀行下市支店の窓に展示してあった。ハミングロードの中程の小公園に(用字が違うが)「シヴァ神の踊」と記された台座(写真下)があったので、もとはここにあったのだろう。破損などのため、場所を変えて展示されたものと思う。
小鹿尚久《犬と口笛》
小林一夫《ミス・サフォーク》
案内板。案内板の柱の足下に達磨の彫刻。達磨の彫刻は単体、または水飲みなどとして、他にもたくさん設置されていた。
山﨑猛《はらから》(1960)。タイトル板なし。先ほど、東海村でも観てきたもの。検索:山崎猛
山﨑猛《木馬の歌》(1982)。これもタイトル板なし。高萩の森林公園でも観た作品。
谷津喜美代《無題》
津野充聡《Lyra》
三谷慎《かがむ女》(1985)
中村義孝《鳥が飛ぶ日に》
高嶋文彦《街角の詩》
中根達矢《雙影》(1981.8)
後藤清一《幼影》。真っ黒で済まぬ。
アンジェロ・ファルチカーノ《走る女》
張子隆《玉響》
林田滋《遠い記憶》
レナート・カンポネスキー《座る女》(1984)
星眞子《ミチシルベ83-A》(1983/1987)。検索:星真子
岩沢勇《風に向って》(1987)。6人の個人による寄贈。
《伊那忠次像》(1991)。制作は山崎猛。ゆかりある備前堀の道明橋上に設置。
《栗田寬像》。ハミングロード513の東端近くの、茨城県信用組合下市支店前に設置。追記(2020.10.18):制作は六﨑敏光。『六﨑敏光彫刻作品集』(私家版・1999.5)による。検索:六崎敏光。
次は偉人じゃないけど、「浜田のかえる」(1996/1996.8建立)。制作は後藤末吉。本町三丁目商店会による。《栗田寬像》と道を挟んで南側に設置。
《横山大観像》(1994.3建立)。制作は平戸司郎。水戸市教育委員会による。横山大観生誕の地(水戸市城東2-8-18)に設置。
「横山大観生誕地」碑(1978.6建立)。横山大観生誕の地に設置。
《第十九代横綱 常陸山谷右衛門像》(2011.3建立)。長谷川義起の石膏原型に基づき、FRPで制作。常陸山谷右右衛門生誕の地(水戸市城東1-11-32)に設置。
「常陸山谷右右衛門生誕地」碑(1989.9建立)。常陸山谷右右衛門生誕の地に設置。
「水戸黄門生誕の地」碑と《徳川光圀公像》。シーズガーデン水戸三の丸(水戸市三の丸2-2)前に設置。真っ黒で済まぬ… なお本当の生誕の地は、マンション横の道を奥に入ったところで、義公祠堂(水戸黄門神社)が建っている。
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