かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

彫刻放浪:習志野市役所前の舟越保武作品など


習志野市役所前に、舟越保武の彫刻があると知り、ちょっとでかけてきた。京成の最寄り駅まで歩き、京成津田沼へ。京成津田沼で下りたことはあったっけ? あまり記憶にない。
南口のロータリーに駅前彫刻があった。


京成津田沼駅南口ロータリーの、本郷寬《水の音》。本郷寬は、1951年・京都府出身の彫刻家、大学教員(東京藝術大学美術学部芸術学科・教授)。台座がちょっとした噴水になっていて、四隅から水がほとばしり出ている。少女は、その水の音に耳を澄ませている。台座には「昭和55年度学区緑化推進事業」とあった。


駅から市役所までは歩いて5分強ほど。旧庁舎の北側に新庁舎があった。この庁舎前に、舟越保武作の《真心》も移設され、無事に観覧することができた。









千葉県習志野市役所前の、舟越保武《真心》(1969作・設置)。左手に花を持つワンピース姿の少女像と右手に鳩を持つ少年の裸像の2体1組の作品。それぞれ《花を持つ少女》、《鳩を持つ少年》より少し年下かな。台座には《真心》と書かれた銘板があるだけで、作者、制作・設置年、経緯などは、特に記されていなかった。像の後方に見えるのが、新庁舎。


1964年に完成した旧本庁舎。取り壊しを待って、新庁舎の南側に静かにたたずんでいた。

続いて、JR習志野駅前まで、少し距離があるが、歩いて移動。駅南口の習志野文化ホールへ行ってみる。ここに、舟越保武の《鳩を持つ少年》が設置されている。同像はホワイエに設置されていた。ホワイエには入れなかったが、周囲のガラス越しに中をうかがうことができ、設置を確認できた。なお、同ホールは、2018年1月15日〜12月31日の間、改修工事のため、休館とのことで、しばらくは間近で観ることはできない。《鳩をもつ少年》は、他にも数カ所にパブリックアートとして設置されているようだが、いちばん近いのは、府中の森公園にあるやつかな。

習志野文化ホール・ホワイエの、舟越保武《鳩を持つ少年》(1963/1978.12.21設置)

習志野文化ホール前の遊歩道というか、ペデストリアンデッキというかに、舟越桂の作品があるとのことなので、次にこれを観覧する。舟越桂のブロンズ像は、初めて観た。(意外な人のブロンズ像と言えば、静岡県袋井市に三沢厚彦とヤノベケンジのブロンズの人物具象像があるらしい。)



習志野文化ホール前遊歩道の、舟越桂《踊り手》。台座には「昭和55年度学区緑化推進事業」とあった。


最後に、北口ペデストリアンデッキ上の男性裸像を観覧。こちらは、タイトル、作者、制作年など不明。習志野市ロータリークラブの寄贈。作風は似ているが…追記(2020.9.6):作者とタイトルは、舟越桂《空を見上げる青年》。

JR津田沼駅北口ペデストリアンデッキの、男性裸像。微妙に有名な待ち合わせ場所になっているとのこと。

で、せっかく津田沼まできたのだから、ウニオンに寄って行こうと思ったら、2015年に閉店になっていた。という、落ちで、本日はここまで。