かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

長野

  • 朝の彫刻放浪 寝坊して遅くなったが、7:00過ぎから1時間ほど散歩がてら、野外彫刻を探ってきた。長野大通り、南千歳公園、市役所周辺といったところ。なお、長野大通りについては、午後から改めて観て回るつもりなので、詳細は後ほど。ところで、長野の野外彫刻はメンテが行き届いるのか、全般的にきれいな状態だった。夏場なので、蜘蛛の巣や虫の類はやむを得ないにしても、鳩や鴉などによる爆撃は皆無で、像自体の傷みも少なかったように思う。銘板の類もきちんとしていた。ということで、気持ち良く鑑賞できたのはポイントが高い。

>参考:長野市の野外彫刻>長野市野外彫刻賞 受賞作品リスト

南千歳公園の、田村史郎《大きいズボン・冬》(2013.9.1設置)※第40回。「南千歳町町制100周年記念事業 南千歳町寄贈」と銘板にあった。


同上、柳原義達《道標》(昭和48年度設置)※第1回。昨日、今日と観た野外彫刻のうちで、この作品が唯一銘板が見当たらなかったもの。


長野市役所第1庁舎前の、中垣克久《雲のロンド −マチス讃歌−》(1988設置)※長野市制90周年記念彫刻


長野市役所第2庁舎前の、峯田義郎《明日へ》(1987設置)※特別記念作品


長野市芸術館裏の、伊藤隆道《まわる曲線のリング》(1975.11設置)※第3回 …回っていなかったけれど…


長野信用金庫本部(鶴賀居町)前の、舟越保武《花持つ少女》(1978.9設置)※第6回


南千歳緑地の、津久井利彰《金属と樹液の距離》(1999.12設置)※第27回

  • 8:00頃、いったんホテルに戻り、無料の朝食(かけそば+生卵、生野菜、いなり寿司)を食べ、部屋に戻って、一休み。9:00過ぎにチェックアウト。
  • 善光寺参詣 中央通り(表参道)を歩いて、善光寺を参詣する。途中、苅萱ゆかりの西光寺に立ち寄る。善光寺は、仁王門→山門→本堂→経蔵と観覧した。以下、表参道の途中で見つけた野外彫刻を掲載。


TOiGO広場の、速水史朗《A-UN》(2006.9設置)※第33回 反対側に彫刻にぴったりとくっつけてプランターが置かれていた。これは止めてほしいなと。


八十二銀行長野支店前の、立川義明《鳥と遊ぶ》。これは長野市設置ではない野外彫刻。

  • 城山公園とその周辺の野外彫刻 善光寺に隣接する城山公園は1900年(明治33)開園の市内で最も古い公園で、園内にはさまざまな施設があり、また、多くの野外彫刻が設置されている。以下、城山公民館→城山公園・彫刻広場→城山公園・ふれあい広場→城山動物園→城山公園・花時計/大噴水、野外彫刻を観て回った。城山動物園の北に少年科学センターがあり、そこにも野外彫刻があったようだが、予習が足りず、見落としてしまった。失敗。今回の彫刻放浪では、城山公園の彫刻広場が、いちばんの見どころだったかなと。公民館前の山本正道作品も素晴らしかった。


城山公民館前の、山本正道《追憶》(1975/1977.9設置)※第5回


城山公園・彫刻広場の、菊池一雄《転生》(1982.10設置)※第10回。美術館の西側、道1本隔てた芝地に数基の野外彫刻が設置されており、いちばん北側の公衆便所に「彫刻広場」とあった。以下、南から順に掲載。


同上、「信毎ペンの庫」(1951.10建立)。信濃毎日新聞の2万5000号記念に建てられた。筆塚みたいなものか? 追記(2020.7.17):制作は清水多嘉示のようだ。


同上、土谷武《作品1972》(1973.12設置)※第1回


同上、保田春彦《ある小さな祠のために》(1974.11設置)※第2回


同上、堀内正和《咬み合う立方体》(1975.11設置)※第3回


同上、向井良吉《アニマル》(1976.10設置)※第4回


城山公園・ふれあい広場(西側)の、新宮晋《遙かなリズム》(1980.10設置)※第8回


同上、朝倉響子《憩う》(1979.10設置)※第7回


同上、三沢厚彦《ANIMAL2008》(2008.3設置)※第34回


城山公園・ふれあい広場(東南)の、牛尾啓三《オウシ・ゾウケイ2007》(2007設置)※第34回


城山動物園の、舟越保武《笛吹き少年》(1976.10設置)※第4回


城山公園・花時計東側の、豊福知徳《半円中II》(1978.9設置)※第6回


城山公園・花時計東側の、高橋清《オルメカの微笑》(1983.10設置)※第11回


城山公園・大噴水東側の、《ラジオ体操ひろば》(1978.3建立)。ラジオ体操制定50周年を記念して、信越郵政局、日本放送協会長野放送局、信越ラジオ体操連盟により建てられたもの。作者ほ不詳。なお、城山公園の大噴水は、2022完成予定で、改修工事が行われるとのこと。


同上、桜井祐一《あるポーズ》(1977.9設置)※第5回


城山公園・大噴水西の、岩野勇三《若い女》(1981.9設置)※第9回

  • 長野大通りとその周辺の野外彫刻


横山小公園(三輪6丁目)の、城田孝一郎《蝶幻想》(1983.10設置)※第11回


長電・権堂駅西側の、関正司《ウインド・ダンサー》(1981.9設置)※第9回


長電・権堂駅東側の、空充秋《しなのの木》(1986.11設置)※第14回


権堂イーストプラザ広場の、大成浩《陽風No.3》(2015.3設置)※第41回


勤労者女性会館しなのき前の、圓鍔勝三《タクト》(1994.11設置)※第22回


柳町公園の、佐藤忠良《二歳》(1975.11設置)※第3回


守田公園(居町)の、一色邦彦《津舞》(1976.10設置)※第4回


長野大通り・長野市鍋屋田小学校西の、金景暋《時・空・音》(2015.2設置)※第41回


長電・市役所前駅東側の、最上壽之《ランララ チンチン オトコノコ》(1984.10設置)※第42回 …それにしても、なんてタイトル!?


長電・市役所前駅西側の、高田大《小話》(1984.10設置)※第12回


同上、田村史郎《木霊(こだま)》(2014.3設置)※第40回


長野大通り・南千歳町北交差点北東の、丸山雅秋《存在−関係》(2013.2設置)※第39回


長野大通り・南千歳町交差点南西の、村中保彦《希望》(2012.3設置)※長野市野外彫刻賞特別記念賞。長野ライオンズクラブ結成50周年記念事業。銘板に「東日本大震災長野県北部地震からの復興を祈って」とある。


同上、村中保彦《工事現場》(2012.3設置)※第38回


長野大通り・長電長野パーキングビル前の、西川勝人《長野の月》(2012.12設置)※第39回


長野大通り・ながの東急前の、北郷悟《蒼い山》(2014.3設置)※第40回

  • 長野の門 長野大通りの野外彫刻を観て回ったところで、準備していた予定は一応終了だが、まだ15:30、帰りの新幹線も遅い列車なので、時間にだいぶ余裕がある。ということで、急遽、黒川晃彦による《長野の門》という作品を観に行くことにした。どのあたりにあり、どうやって行くかは、一度調べておいたのだが、今回の旅行では、時間的に無理かと思い、地図など準備していなかった。そこで、長野駅前のスタバに入り、コーヒー休憩を兼ねて、Wi-Fiで電波を拾って、改めて場所などを調べ直し、地図などを準備した。長野駅16:30発の越後川口行きに乗車。下校する高校生が多い。15分弱で、最寄りの豊野駅に到着。250円。ここからは歩き。県道368を南下し、国道18(アップルライン)に出たところで、東に進む。駅から15分ほどで、《長野の門》設置場所に到着した。正面は国道18号線、敷地には車が数台駐まれる場所があり、背後にはりんご園が広がっていた。写真などを撮り、じっくりと観て回った後、ベンチに座って、ぼっーとする。しばらくして、暮れかけてきたこともあり、ぼちぼちと豊野駅に戻ることにした。途中、悪い癖で適当なところで適当に道を曲がってみたら、案の定、道に迷いそうになった苦笑 まあ、なんとか駅にたどり着いたけれど。豊野駅17:59発の長野行きに乗車。ラッシュというほどでもないが、列車はまあまあ混雑している。18:12に長野駅に到着。






黒川晃彦《長野の門》(1990.3設置)※長野市ふるさと創生事業 野外彫刻。

  • 県立長野図書館前の野外彫刻 帰りの新幹線までまだ時間があるのだが、だいぶ暮れかけてきた。これからだと野外彫刻を観て回るのはちょっと暗すぎるのだが、次はいつ来られるかわからないし、長野駅の東口周辺はあまり見ていないので、文化ホールや図書館のある若里公園まで歩いてみた。公園までは10分ほど。予習してこなかったので、野外彫刻があるかどうかも知らなかったのだが、県立長野図書館の前に1基、設置されていた。他に、顕彰系の肖像彫刻などもあったが、まあ、今回は省略。他にも何かあるかもしれないが、暗いので、遠目ではよくわからない。そんなこともあり、今回はここまでとした。


湯村光《STONE WORK−双》(1987.11設置)※第15回

  • 帰りの新幹線は、あさま632号、長野発21:15。東京駅には23:00に到着。トクダネ35でチケットとった。指定席はがらがらだった。特に遅れもなく、24:00頃には無事に帰宅した。