かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

とかち帯広空港→幸福→襟裳岬→広尾→帯広





襟裳岬にて

  • 襟裳岬に行ってきた。秋の北海道シリーズ第2弾である。襟裳岬には一度行ってみたいと思い、以前から何度かプランニングしていたのだが、新千歳空港を起点にすると、バスの時間など、うまくかみ合わず、予定が組みきれずに見送ってきた。春の北海道シリーズで帯広に行った後、襟裳岬には帯広から行くと、うまい具合にバスの乗り継いで一日で往復できることがわかり、襟裳岬行きを決行することにした。幸いにも天気にめぐまれ、無事に行って帰ってこられた。今日、移動したルートは次のとおり。とかち帯広空港→幸福→広尾→えりも岬→広尾→帯広。
  • では出発。最寄り始発のリムジンバスで羽田空港に向かう。オンタイムの5:50に羽田空港T2、到着。今日はAir Doなので、保安検査場Aを通過して、出発ロビーに向かう。504ゲート(バス移動)近くで待機。しかし、いつも書いているけど、羽田、どこ行ってもテレビの音が大きい。搭乗するのはAir Do 61便、羽田空港6:55→8:30とかち帯広空港の予定。だいたい予定どおりのフライトだった。寝不足だったので、機中、ぐっすり寝てしまい、サービスのドリンクを飲み損ねたのは残念無念笑 帯広の天気は晴、東京に比べると、涼しかったが、日なたなら(オレは)シャツ1枚で大丈夫だった。一応、寒さ対策にパーカとライトダウンは持参したが、朝晩にパーカは着たものの、ライトダウンは不要だった。
  • 飛行機はとかち帯広空港8:40発の帯広行き空港連絡バスに接続していたが、これは見送り、次の9:30発に乗ることにする。幸福で広尾線に乗り換えるのだが、8:30発だと旧幸福駅での観光を入れても、時間をもてあましそうだったので、1本遅い便にした次第。バス待ちの間、帯広空港の展望スペースや、空港の周辺を見て回る。


とかち帯広空港・空港ビル。


駐車場近くの白樺並木

  • 幸福駅跡 十勝バスの9:30発の連絡バスに乗車。乗車前にチケットを買い、乗車時に運転手に渡す仕組み。幸福バス停までは10分弱の道のり。400円。バスを降りたのはオレだけ。バス停の周りには畑が広がっていた。幸福駅は1986年に広尾線の廃止に伴い、廃駅となったが、跡地は交通公園/観光地として整備され、駅舎も残されている(ただし、現在の駅舎はオリジナルではなく、2013年に建て替えられたもの)。売店では、愛国発幸福行きっぷ(のレプリカ)も含め、さまざまな幸福駅グッズが売られていた。ドライブで立ち寄る人も意外に多く、誰かしらひっきりなしにやってきていた。交通公園のホームには、オレンジ色の気動車が保存・展示されており、車輌の中も休憩所として入れるようになっていた。他にラッセル車も1両設置されていた。幸福駅をひとまわりして、十勝バス・広尾線のバス停に移動する。空港連絡バスのバス停は公園の入口付近だったが、広尾線の幸福バス停はそこから300mほど離れた国道236号線沿いにある。


十勝バス・空港連絡バスの幸福バス停。


幸福駅駅舎。オリジナル駅舎の壁面が一部再利用されているとのこと。


静態保存されている気動車。中にも入れる。


広尾線幸福バス停近くの防風林。


時刻表どおりに広尾行きのバスがやってきた。

  • 広尾 十勝バス・広尾線・幸福バス停10:26発に乗車。中札内、更別、忠類、大樹を経て、広尾まで約1時間30分の道のり。12:00前に広尾バス停に無事に到着。ちなみに、運転手に申し出ると、忠類でトイレにいかせてもらえるとのこと。)バスは広尾営業所行きで、この後、広尾町内を回るが、オレはここで下車。1370円。この路線は、帯広からだと、2時間30分かかる。オレがいままでに乗った路線バスで、最長かもしれない。広尾バス停前には旧広尾駅駅舎があるはずだが、これが見当たらない。ネットで見た旅行記には、広尾線広尾駅旧駅舎の写真が掲載され、旧駅舎はバスの待合所やちょっとした広尾線の資料館になっていたようだが、近時、(老朽化のためか)解体されたようで、現在は十勝バスの待合所が新しく建てられている最中だった。プレハブの仮待合所を覗いた後、次に乗るJRバスの時間まで交通公園などを見て回る。


広尾駅の跡地に、十勝バスバス待合所が新築中だった。


交通公園。線路の向こう側の緑地はパークゴルフ場になっていた。


十勝バス広尾線JR北海道バス日勝線のバス停が仲良く並んでいた。


幸いにも天気に恵まれたのであった。

  • 襟裳岬 JR北海道バス・日勝線、広尾12:30発のバスに乗車。日勝線はバスカードが使えるとのことなので、発車前に2000円のバスカードを購入(2200円分)。乗客はオレ一人の貸切状態。車輌はふつうの路線バス仕様(リムジンバス仕様もあり。帰りはリムジンバス仕様だった)。バスはすぐに黄金道路と呼ばれる海岸線を走る道(国道336号線)に出る。海岸では、昆布をとっている漁師がたくさん見える。その後、しばらく長いトンネルが続いた後に、襟裳岬に向かう県道34号線に入る。このあたりから、ひときわ風が強くなる。バスの窓の隙間からもヒューヒューと音がする。1時間ほどのドライブの後、えりも岬バス停に到着。1550円。バスカードで支払う。バスから降りたとたんに強い風に帽子が飛ばされる。幸いにも回収できたが、危機一髪だった。天気はいいのだが、それにしても風がつ、強い。京葉線なら止まっているレベルだな。襟裳岬での滞在は約1時間30分の予定。岬周辺を見て回り、最後に風の館に立ち寄る。入場料300円。とにかく外は風が猛烈なので、中で一休みできて、ほっとする。アザラシのムービー(20分)と風速25mの強風を体験できるコーナーが売りらしいが、時間があまりなく、これは断念。展望室には望遠鏡がいくつも設置してあり、岩の上のアザラシを眺めることもできる。試しに覗いてみると、太いやつがごろごろしていた。えりも岬14:54発のバスに乗車。バスはほぼオンタイムでやってきた。バスはリムジンバスで、乗客はまたしてもオレひとりだった。


JR北海道バスえりも岬バス停。名標が小さい。風で煽られて倒れないように、かな? 青空がまぶしい。


半地下の襟裳岬・風の館の上の遊歩道を抜け、襟裳岬突端を目指す。


風の館の上の展望台。


さらに遊歩道が続く。それにしても風が強く、ここから先に行く人はあまりいなかった。


襟裳岬突端の名標。小さな展望台になっている。


丘を下りて、もう少し先、襟裳神社旧鎮座祠跡(写真左)のあたりまで行ける。ただし、左右は昆布干し場(砂利のところ)になっていて、立入禁止。




風の館周辺の碑など。写真上は「風極の地 襟裳岬」碑、写真中は森進一の「襟裳岬」歌碑、写真下は島倉千代子の「襟裳岬」歌碑。


襟裳岬灯台


東側展望台の襟裳岬名標


襟裳岬東側の崖のつらなり


襟裳岬・風の館の展望室より。


展望台にあがる螺旋階段についているオブジェ。

  • 広尾町役場 広尾6丁目バス停に15:45頃到着。ここで下車する。広尾町役場前に峯田敏郎作品が設置されているとのことで、町役場最寄りのこのバス停で下車した。歩いて5分ほどで町役場に到着。峯田敏郎作品を観覧。帯広へ向かうバスには広尾役場前バス停から乗ることにした。バス停でバスを待っていると、カラスがねぐらへ帰るのか、群れて飛んでいる。と、花火が広がるように、一羽一羽が思い思いの方向に散っていく。めくるめく感じ。なにか凄いものを見た気がする。と、バスが2分ほど遅れてやってきた。16:08発予定の十勝バス・広尾線・帯広バスターミナル行きに乗車する。


峯田敏郎《明日の空へ》(1982.10設置)


広尾役場前バス停


黄色いバスがやってきた。十勝バス・広尾線

  • 帯広到着 最後の行程だが、広尾でバスに乗ってからがめちゃめちゃ長い。路線バスなので、帯広近くなっても、あっちこっちといろいろと回ってから、18:45頃、やっと駅に到着。途中、いくつかの高校前バス停から下校する高校生が乗ってきたが、彼ら彼女らもとうに下車して、結局、バスにはオレ一人という…長かったし、暗くなって窓外の景色が見えなくなってからはさすがに飽きた。バス、もういい笑 お腹も空いたことだし、まあ、帯広といったら、やっぱりインデアンカレーだよな。ということで、まちなか店で、カツカレーなどを食らう。もうやみつき笑 で、コンビニ寄って、ホテルにチェックイン。今日は乗り物に乗っていただけだが、つ、疲れた…


カツカレーなどをがつがつと食らったのであった。豚丼はまた明日にでも。

  • 今回宿泊したのは、東横イン・帯広駅前。まあ、中堅のビジネスホテルチェーン。難は特になかったが、いろいろと客のリクエストに応えたためだろうか、部屋の中は、いくぶんものでごたごたした感じ。まあ、難というほどではないが。風呂に浸かって、早々に寝入る。