かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

岡谷  彫刻放浪:上諏訪→岡谷→駒ヶ根→飯田→丸山公園[第1日]

承前


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岡谷湖畔公園にて

  • JR上諏訪から、13:13発松本行きに乗車。13:22、岡谷に到着。まず駅構内にある和泉清作品を観覧。その後、岡谷駅北口の駐輪場で、自転車を借り出す(岡谷駅前レンタサイクル)。500円/日。自転車はそれほど真新しいものではなかったが、整備が行き届いていて、とても乗りやすかった。まず、岡谷市役所と蚕糸公園へ向かう。10分ほど。

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岡谷駅構内の、和泉清《おんな》。あまり大きくないブロンズの裸婦像。解説板によると、「平和のナイスミディ」像とも。塩嶺トンネル開通と駅前事業完成を記念して建立されたとのこと。塩嶺トンネルの開通が1983年なので、その頃の作・設置だろう。像容は岡谷の発展を支えた製糸女工が平和を願っている姿を彫ったものだとか。うしろに組まれた手には生糸が握られているそうだが、よくわからなかった。それにしても、ナイスミディって…

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市役所前の青年像。制作は武井直也。台座に「かつてここに竜上高校ありき」と。長野県岡谷竜上高等学校は1957年4月1日開校し、1981年3月31日に閉校になった。作者の武井直也(1893-1940)は長野県諏訪郡平野村(現・岡谷市)出身の彫刻家。1924-27年、フランスに留学し、ブールデルに学ぶ。1936年には日本彫刻家協会を結成し、そのリーダーとなったが、47歳で腸チフスのために急逝。


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市役所前の、清水多嘉示《のびゆく》(1987.2設置)。岡谷ライオンズクラブの寄贈。

  • 蚕糸公園

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清水多嘉示《母子像》


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武井直也《風》

  • 岡谷湖畔公園 市役所とその近くの蚕糸公園を回って、続いて、岡谷湖畔公園を目指す。10分強で到着。天竜川の源流である釜口水門を挟んで、北側と南側に諏訪湖の沿岸に沿って細長く延びる公園で、野外彫刻は主に北側に設置されていた。

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釜口水門。ここから天竜川の流れが始まる。


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希望の広場の、モニュメント「希望」。作者などは不詳。


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立川義明《姉・弟》(1994/1994.6.9設置)。台座正面に、タイトル板とは別に「永遠に女性なるもの我等を引きゆく 「ファウスト」より」とある。皇太子殿下ご成婚記念。


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武井直也《まどろみ》


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細川宗英《王と王妃》(1971)。個人の寄贈。


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大和作内《春日》(1967/1974.6設置)。個人の寄贈。


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《小口太郎像》(1988.10設置)。小口太郎顕彰碑建立実行委員会による。像の制作は田畑一。小口太郎(1897-1924)は長野県岡谷市出身の科学者、歌人。「有線及び無線多重電信電話法」の発明と「琵琶湖周航の歌」の作詞で有名。この小口太郎像は、「小口小太郎顕彰碑」、「琵琶湖周航の歌」歌碑とともに、南側の公園に設置されていた。





つづく