秋田市(3)大森山公園 彫刻放浪:井川町→秋田市[第2日]
- 7:00頃、起床。カーテンを開けて、外を見ると、小雨が降っている。さて、どうしようかな? とりあえず身仕度をして、11Fの食堂で朝食を食べる。なかなかおいしい。一度、部屋に戻り、荷物をリュックに詰め、今日の予定をどうするか、改めて考える。テレビの天気予報では、今日は一日中はっきりしない天気のようだが、雨は止むみたいなので、予定どおり、ということにした。9:00過ぎにチェックアウト。
- まず、昨日写真を撮らなかった交通安全の像の写真を撮り、コンビニでペットボトルのお茶を仕入れて、ホテルのすぐ近くの大町通りバス停で秋田中央バスの大森山動物園行きのバスを待つ。バスは少し遅れて、9:35頃、やってきた。30分弱の乗車で、10:00過ぎに終点の大森山動物園に到着。450円。大森山公園に近づくにつれて、あたりはだんだんと霧が濃くなってきた。バスを降りると、雨はほとんど降っていなかったが、霧で見通しが悪く、よく道がわからない。案内MAPがところどころに掲示されているので、これをたよりに、まずは大森山公園・展望台をめざして、歩くことにした。
大森山公園・お散歩マップ
- 大森山公園・展望台
霧の中、展望台へ向かう。道の左右には、満開の桜の花。
《山と海の群像》(1971.4建立)。制作は阿部米蔵、とのこと。
- 大森山公園・彫刻の森 グリーン広場の北側に野外彫刻が設置され、彫刻の森と呼ばれている。参考で挙げたサイトによると、彫刻の森は、秋田市と秋田県彫刻連盟が計画したもので、制作者、諸団体などの協力により、1976年5月5日にオープンしたとのこと。現在は、1976〜1984年の間に設置された彫刻が20基設置されている(設置された彫刻のうち、ほとんどは1976、77年に設置されている。台座の跡らしきものがいくつかあったので、以前はもっとあり、老朽化などにより、撤去されたのかもしれない)。グリーン広場まで来た道を引き返してもいいのだが、それもしゃくなので、展望台から別の道を歩くことにした。急な道を下り、しばらく歩いて、グリーン広場に出る。10分ほど。広場に植えられた桜が今を盛りと咲いているのだが、さすがに誰もいない。霧に覆われ、幻想的な、夢の中のできごとにも思われる。
>参考:秋田市 大森山公園 彫刻の森
広場の端に、「大森山公園/お散歩マップ」があり、その両隣に彫刻の森の順路を示す看板が立っていた。向かって左が順路1、右が順路2となっている。順路2から、野外彫刻をたどってみた。
- 大森公園・彫刻の森・順路2
千葉精一《追想》(1977設置)。彫刻のそばに、タイトルと作者(あるいは、作者の所属)を記したボードがあったので、タイトルと作者はこれによった。また、設置年度は参考のサイトによった。順路2は、主に秋田市内の学校の生徒による作品。
秋田市立南中学校《かぜ》(1978設置)
台座と思われる。もとはこの上にも彫刻があったか。
秋田市立金足西小学校《なかよし》(1978設置)
秋田県立秋田工業高等学校《青年像》(1977設置)
こんな感じで設置されている。奧に立て札があり、順路が斜面の上に続くことを示している。
少し上がったところに開けたところがあり、ここに彫刻が2基設置されていた。友情の丘、というらしい。
睦羊会(制作者:阿部米蔵)《ひとり学ぶ》(1978設置)。
順路2はこの友情の丘で終わり。
- 彫刻の丘・順路1 スタート地点の案内板まで戻り、続いて左側の順路1をたどる。
阿部米蔵《草の根》(1976設置)
三浦金之進《大地》(1976設置)
峯田敏郎《風の女》(1978設置)
渡辺俊蔵《標》(1976設置)
西村広恵《かけら》(1976設置)
渡辺昭次《樹》(1976設置)
鎌田俊夫《母》(1977設置)
若狭三郎《精華》(1976設置)
伊藤絋美《海》(1976設置)
石塚暢《親と子》(1976設置)
順路1はここで終わり。この先の急な坂道を上っても、動物園方面に出ることができるようだが、元来た道を戻り、グリーン広場近くを少し散策することにした。
霧も晴れてきた。
- 大森山動物園の入口まで戻ってきた。少し道を下った広場に野外彫刻らしきものがあったので、ちょっと観に行く。その後、バス停まで戻り、秋田駅まで戻る。
大森山動物園入り口から少し下った広場にあるタイトル不詳の野外彫刻。1974年5月5日設置。制作チームは、デザイン:林菅雄、施工:林金工業KK。ABS秋田放送が創立20周年記念に設置。
大森山動物園入り口近くの自販。ちょっと怖い笑
大森山動物園バス停から駅に戻る。平日で天気も今ひとつだったので、動物園もほとんど人がいなかった。