鶴居村 彫刻放浪:釧路・鶴居村(2)
- 早朝散歩に行くつもりで、4:00に目覚ましをセットしておいたのだが、起きられなかった。ダメだ。カーテンを開けると、空には青空が広がっている。よしよし、今日は予定どおりにいけそうだな。それに安心したのか、二度寝してしまい、結局、起きたのは6:30頃。身仕度をして、1Fの朝食コーナーへ。おかず類が少なめで今ひとつだったが、まあまあの朝食を食らう。部屋に戻り、パッキングなどをして(昨日ずぶ濡れになったリュックは生乾きだった)、8:00前にチェックアウト。バスまでまだ時間があるので、幸町公園あたりを一回りしてから、釧路駅のBTに向かう。
幸町公園のベンチ。
- 15番乗り場から、阿寒バス・鶴居グリーンパーク行き、8:55発に乗車する。1時間強で、(鶴居村)役場前に到着。ここで下車。1250円。車中、録音したアナウンスの他、運転手が観光客向けにやけにていねいなアナウンスをしていた。帰りのバスでもそうだったが、そのくせ、帰りのバスでは、幾つかのあまり乗降客のいないバス停ではアナウンスを飛ばすなどちょっと気味が悪かった。どうも観光客のいくぶん理不尽なクレームに、個々の運転手が対応してのことらしいが…
釧路駅前の、今日のキーチマン。
- 鶴居村では、まず村役場前の野外彫刻や碑の類を観覧し、鶴居村プロムナードを歩き、プロムナード沿いの鶴居村ふるさと情報館など見学、シーズンオフだが、タンチョウヅルの観察施設の伊藤サンクチュアリなどを観て回る。ふるさと情報館は、図書館などの入った複合施設で、鶴居村の歴史や産業(もちろん酪農!)をテーマにした展示室もあり、意外といっては失礼なのだが、見応えがあり、おもしろかった。
鶴居村役場前の、國松明日香《DANCING CRANE(鶴の舞)》(1987)
鶴居村役場前の、開村50周年記念のモニュメント《翔(はばたき)》(1987.10.2建立)。作者は不詳。1987年3月31日当時の全住民の氏名が彫られている。
鶴居村プロムナード。県道53号線付近から鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリまで続くプロムナード。
鶴居村プロムナードのベンチ。
鶴居村プロムナードの、シンボルモニュメント《天水卵−天空に捧げる水の卵》(2003)。制作は嶋崎誠。嶋崎誠はガラスの彫刻家で、近時まで鶴居村で制作を行っていたとのこと。
行き当たりには木が植えられていた。
鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリの看板。左奧に見えるのがネイチャーセンター。タンチョウのシーズンは10〜3月なので、今は休館中。
鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリの観察場。
乳製品工房 酪楽館の芝生広場にあった牛のオブジェ。作者などは不詳。
鶴居村ふるさと情報館前(西側)の、タンチョウのオブジェ。作者などは不詳。
鶴居村ふるさと情報館前(東側)に設置してあった鶴居村軌道で使われたディーゼル機関車。泰輪車輌・1960年製。
こちらは、自走客車。泰輪車輌・1964年製。鶴居村の軌道は、1929年(昭和4)に殖民軌道として馬鉄が開通したのに始まる。1954年(昭和29)には国から村に移管され、村営軌道となったが、その後、道路の整備が進み、輸送の主役がトラックやバスに変わったため、1968年(昭和43)に廃止となった。昨日行った釧路市博物館にも軌道に関する常設展があったが、ふるさと情報館の展示室でも鶴居村軌道についての展示を見ることができた。
ふるさと情報館前(西側)の、宇津孝志《野風童II》(1993/2000.11設置)。ちなみに、この《野風童II》は男子と女子の2人像だが、男子2名による《野風童》もあり、ともに各地にいくつか設置されているようだ。
ふるさと情報館・エントランスロビーの、嶋崎誠《生命(いのち)−躍動する生命の誕生−》(2001)
ふるさと情報館・エントランスロビーの、嶋崎誠《永遠(とわ)−永遠につづく繁栄−》(2000)
- 役場前のセイコマで食料などを買いだし、役場前バス停12:02発の釧路方面行きの阿寒バスに乗車。15分ほどで、次の目的地温根内ビジターセンターバス停に到着。550円。