かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

上ノ国 彫刻放浪:上ノ国・江差と函館(2)

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道の駅 上ノ国もんじゅからの遠望。中央にうっすらと奥尻島が見える。

  • 函館駅前10:09発の函館バス・610系統・江差ターミナル行きに乗車。路線バスだが、終点まで約2時間30分かかることもあってか、バスはリムジンバス仕様だった。
  • 國松明日香の公式サイト(→ここ)で作品を眺めていたら、今回のお目当ての「道の駅 上ノ国もんじゅ」に設置されている2基の作品の画像があり、実際にその場所へ行って、この目で見たくなった。場所的に、車でなくてはダメかなとも思ったのだが、調べてみると、バスを乗り継いでもなんとか行けそうだ。ということで、行程をプランニングして実現したのが今回の旅行という次第。バスの方は、江差松前周遊フリーパス「千年北海道手形」というチケットを使えば、わりと安く目的地まで行けることがわかった。このパスは、函館バスの、函館・江差間の路線バス(610系統ね)の他、江差松前周辺の路線バスが乗り放題となるもので、2日券が3000円、3日券が4000円だった(今回は2日券を購入)。1日しか利用しないが、函館駅前-江差ターミナル間だけで1880円なので、この往復だけでも十分元が取れる。
  • 車中はうつらうつらと半ば惚けながら、車窓から景色を眺めたりして、過ごす。路線バスということもあり、途中の市街地ではぐるぐると?街中を回るが、函館市街を抜けてからは、なかなか順調に走り、12:36着の予定を数分遅れて、江差ターミナルに着いた。ここで、13:15発の、函館バス・621系統・原口漁港前行に乗り換え。ターミナルの待合室でトイレを借り(正確に言うと、別棟のプレハブだったけど)、自販で買ったコーヒーを飲んで一休み。乗り継ぎのバスも時間通りで(って、乗客はオレ一人だったが)、15分ほどで原歌バス停に到着した。

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函館バス江差ターミナル。江差の市街地から南の方、けっこう離れたところにあった。ここで、原口漁港行きのバスに乗り換える。


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原歌バス停。目的地の道の駅 上ノ国もんじゅの最寄り。左奧に見えるのが道の駅。

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國松明日香《風の門》(1991)。道の駅の入口、敷地の西寄りに設置。


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國松明日香《風の王》(1991)。敷地の東寄りに設置。


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これは道の駅入口近くに設置されていた「風の羅針盤」。


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  • 中世の岬公園 道の駅周辺は、中世の岬公園になっており、崖を降りて、海辺に降りることができるように防護柵や階段・遊歩道などが整備されている(ただし、一部は破損のため、立入禁止になっているところもあった)。

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奇岩を望む。このあたり、遊歩道があって、下の海岸まで降りることができる。文殊菩薩像のような奇岩があるところから、「もんじゅ」という名前がついたとのことだが、中央に見えるこれのことかな?


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天の川の河口付近を望む。後ほど、渡る。


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江差の方を望む。中央にあるしまがかもめ島。このあたりも、風力発電のプロペラが多数設置してあった。

  • 次の目的地は、上ノ国役場なのだが、適当なバス便がないので、歩くことにした。だいたい3km強の道のり。風が少しあるが、暑くはないので、楽な道のりだ。

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旧・笹浪家住宅。重要文化財らしい。中も公開されていたが、今回は時間の都合でパス。上ノ国役場に向かう途中にあった。18世紀初から続くニシン漁網元の住居で、19世紀前半の建築だとか。


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上ノ国観音堂円空作の十一面観音立像(道指定有形文化財)が収められているとのこと。拝観はできなった。なんでも、上ノ国町内には円空仏が他にも五体いらっしゃるとのこと。


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天の川にかかる天の川橋の親柱上のオブジェ・その1。追記(2020.3.30):米坂ヒデノリの制作で、《彗星》というタイトルのようだ。『米坂ヒデノリの世界』(アートスタジオBENINO・1999.6刊)掲載のモニュメントリストによる。下記のオブジェも米坂ヒデノリの制作だろう。


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天の川橋の親柱上のオブジェ・その2。掲出は東詰のものだが、西詰めにも同じものがもう1組設置されていた。なんでも天の川橋をはさんで国道228号線沿いの1.8kmほどの区間を「天の川かささぎロード」と言うそうで、七夕や12星座をモチーフにしたオブジェやレリーフなどが設置されている。この親柱のオブジェも織姫のモチーフ、機織り関連の道具で象られている。


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橋上から河口方向を臨む。


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天の川橋の東詰に小公園があり、いくつかレリーフのあるプランターが置かれていた。既製品ではないようで、レリーフはいずれもなかなか味わいのあるものだった。

  • 上ノ国町役場 天の川橋を渡ると、役場まではあともう少し。右手に上ノ国小学校があり、構内に彫刻が見えたが(少年少女+ハト像かな?)、例によってこれは遠目で観たのみにしておく。まず、バス停でバスの時間を確認し、役場前に設置された米坂ヒデノリ作品を観覧する。

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米坂ヒデノリ《阿吽》(1981.10設置)。写真上(向かって左側に設置)が、「阿」、写真下(右側)が「吽」。


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上ノ国町役場


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上ノ国学校前バス停。役場の最寄りバス停。ここから江差ターミナル行きのバスに乗る。



つづく
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