かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

横須賀 彫刻放浪:横須賀→逗子/葉山→横浜(1)

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早朝、出かけるとき、近所の桜が咲いていた。

  • 神奈川県立近代美術館で開催している堀内正和の展覧会はいつまでかな…って、明日までじゃん! と、前日気づき、慌てて出かけることにした。青春18きっぷを利用するので、せっかくのことなので、横須賀や横浜などの気になっていた野外彫刻も併せて観てくることにした、というのはいつものごとし。
  • まずはじめに横須賀を目指す。横須賀の野外彫刻を探るのは、今回が2回目。前回来訪時には知らなかった野外彫刻の類を、その後、ネットなどで知り(先達に感謝!)、これらを訪ねる機会を伺っていた。逗子/葉山に行くので、この機会に横須賀を再訪することにした次第。JRで最寄り→東京→戸塚→逗子→横須賀と移動。JR横須賀駅からは、京急バスに乗って5分ほどで横須賀中央駅前に到着。175円SUICA
  • 横須賀中央駅東口Yデッキの黒川晃彦作品 Yデッキは、横須賀中央駅東口ペデストリアンデッキの愛称とのこと。なるほどgmの空中写真で見ると、Yの字に見える。いかにも人通りの多そうな場所なので、野外彫刻の写真を撮るなら、休日の朝がいいかなと、まず訪ねた次第。8:30頃に到着。それほど人通りは多くなかったので、無事写真を撮ることができた。小ぶりなサックスおじさんの像が3基、花の中に設置されていた。

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黒川晃彦《見上げる》(1997)


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黒川晃彦《歩く》(1997)


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黒川晃彦《吹く》(1997)

  • 続いて、駅前通りを米が浜通り入口交差点まで、ほんの数分歩く。この交差点の歩道に、キーチマンと小田襄の作品が設置されている。

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澄川喜一《譜》(1990)。米が浜通り入口交差点の北西、CoCo壱横須賀中央駅前店の前。

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小田襄《風景の記憶》(1990)※タイトル板なし。 こちらは米が浜通り入口交差点の南東に設置。


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交差点を左に折れ、三笠公園に向かう途中、市役所公園があった。公園を抜けようとすると、広場に鳩の群れ。中を突っ切ると、普通ならばっと飛び立つはずなのだが、やつら、全然動じず、そのまま羽繕いしていやがる笑

  • 三笠公園通りの野外彫刻 米軍基地入口近くから三笠公園までのアプローチが、三笠公園通りという流水路のある遊歩道になっており、数基の野外彫刻やモニュメントなどが設置されている。今回は野外彫刻を西から順に掲載。

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井上武吉《my sky hole 87-3》(1987) ※タイトル板は「MY SKY HOLE」とのみ。


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湯原和夫《未来への六分儀》(1987)


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山本正道《水辺にて》(1987)。少女と鴨は、流水路沿いに少し離れて設置されていた。


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雨宮敬子《出合い》(1987) ※タイトルの表記はタイトル板のママ。


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湯原和夫《豊饒への増殖》(1987)

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東郷平八郎像》(1967)。制作は清水多嘉示。


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で、(今は復元されて、記念館ならぬ)記念艦・三笠。


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三笠公園の高さ18m・ステンレス製の「メインモニュメント」。作者は不詳。

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建畠覚造《波貌 WAVING FIGURE》(1993)

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これは、近くにあった作品らしきもの。タイトル板が見当たらなかったので、詳細は不明。これの前でなにやら作業中だったおまわりさんにどいてもらって(というか、写真を撮りたそうの雰囲気を出したら、どいてくれた)写真を撮ったので、記念に?載せておく笑

  • ヴェルニー公園 ついで、ヴェルニー公園も通り抜け、せっかくなので、小栗上野介とヴェルニーの胸像も観てくる。

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右が小栗上野介像、左がヴェルニー像。

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小栗上野介忠順像。この像は、以前から市役所前公園にあったセメント像をもとに、1952年に内藤春治(胸像裏に、「春治作」のサイン)が再制作し(、セメント像と置き換えて?)、臨海公園に設置されたものが、平成12年度のヴェルニー公園整備の際に現在地に移設されたものとのこと。台座裏に「大正十一年九月二十七日除幕」とあるので、初代のセメント像はその頃、制作・設置されたものか。>参考:横須賀市ヴェルニー公園の小栗像の設置した年度を知りたい。


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フランソワ・レオンス・ヴェルニー像。小栗像と同じく、像裏に「春治作」のサイン、台座裏に「大正十一年九月二十七日除幕」とあるので、小栗像と(参考にした横須賀市の記事には小栗像しか言及されていないが、)だいたい同じ経緯で設置されたと思われる。


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つづく