彫刻放浪:熊本市(4)
- 7:00過ぎに起き出す。身仕度をして、1Fで朝食。まあまあ。8:00頃、チェックアウト。水前寺成趣園に立ち寄ろうかと思ったのだが、2月は8:30からの開園なので(3月から10月は7:30開園)、まだ開いていない。一度訪ねたこともあり、今回は見送ることにした。
- 市電で、市立体育館前電停から水道町電停まで移動。ラッシュアワーで車内が混んでいた。水道町で下車し、蓮政寺公園の傍らの小泉八雲旧居を訪ねる。ここもまだオープン前なので、外観をざっと一回り。続いて、市役所方面に向かう。
- 熊本市役所周辺
市役所周辺の彫刻やストーンファニチャー類は関根伸夫の作品のようだ。1980〜81年にかけての制作。タイトルは、おそらく、最初のものが(写真上3枚)が《空相-くまもと》、次が(中2枚)が《空相-森》と思われる(要確認)。追記(2020.8.20):上3枚の作品が《空相-くまもと》、次の2枚の作品が《空相-森》、この他、周辺のストーンファニチャーや坪庭なども関根伸夫+環境美術研究所の1980年の作品(『関根伸夫&環境美術研究所 風景から広場へ』商店建築社・1983.9)。
- 日本郵政グループ熊本ビル
菊竹清訓《Communication》(1991)。電車通り側に設置。
- 高橋公園
《第七代熊本市長 高橋守雄先生像》(1973.5設置)。作者は不詳。熊本信用金庫が創立50周年を記念して設置(熊本信用金庫は高橋守雄が1923年(大正12)に熊本市信用金庫として設立したのがはじまり)。高橋公園は高橋守雄の功績を称えて、1972年3月に建設された。
《横井小楠をめぐる維新群像》(2000.3建立)。制作は石原昌一。1999年が横井小楠生誕190年・没後130年に当たることから、これを記念して設置。左から、坂本龍馬、勝海舟、横井小楠、松平春嶽、細川護久、レリーフは小楠の弟子たちで、左から竹崎律次郎、内藤泰吉、嘉悦氏房、徳富一敬、長野濬平、山田武甫。なお、市街から少し離れているが、小楠公園(熊本市東区沼山津4-11)にも横井小楠像があるようだ。
谷干城像。制作は朝倉文夫。この像は2代目。初代像は、1937年に西南戦争60年を記念して建立されたが、第二次大戦末期に例によって供出・融解。2代目像は、1969年に明治100年を記念して再建された。なお、初代・2代とも同じ原型からの鋳造。もともとは熊本城内の天守閣南側にあったが、熊本城本丸御殿の復元に伴い、現在地に移設された。
《清正公》[加藤清正公銅像](1979.5建立)。制作チームは、制作:髙藤鎮夫、協力者:浅井五郎、永井浩、林幹雄、斎藤勝弘、髙藤有示、鋳造:川副鋳造所、題字:斎藤鶴跡、施行:橋口石材店。加藤清正公銅像建設期成会による。検索:高藤鎮夫
《民生委員の父 林市蔵翁》(1957.9建立)。作者は不詳。周囲には関連の碑が立てられている。《清正公》像の近くに設置されている。なお、以前観た大阪市の林市蔵像はここに掲載。
NTT西日本桜町ビル前の、松尾光伸作品。タイトル板、見当たらず。
市民会館シアーズホーム夢ホール前(熊本市民会館)の、ステンレスの野外彫刻。今ひとつぱっとした感じではないが(失礼!)、台座もあるし、作品なのかな? タイトル板、見当たらず。
市民会館シアーズホーム夢ホール前(熊本市民会館)の、石坂繁先生顕彰碑(1992.4設置)。熊本市の12、19、20代市長を務めた石坂繁の顕彰碑。