かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

行けなかった日記:鈴鹿、知立、碧南、他(第1日)

  • 3月から4月にかけて、青春18きっぷを利用して、野外彫刻を観るために、いくつかの町を訪ねるつもりでいたのだが、新型コロナウィルスの影響で、残念ながら、すべての予定をキャンセルした。どこでどの彫刻を観るかなど、いろいろと調べたりもしたので、今後の再戦(あるのか!?)のため、「行けなかった日記」として、これらの旅行のプランをメモっておくことにする。で、ちょっとだけでかけた気分を味わい、鬱憤を晴らすのである笑
  • 3月中は、青春18きっぷを利用して、三重県と愛知県の1泊2日、福島県の1泊2日の2回の旅行を計画した。今日と明日の項では、このうちの三重県と愛知県の旅行について、書き残しておく。
  • 初日の午前は、目的地に向かって、ひたすら電車での移動なのである。始発で最寄りを出て、東京5:46→8:04沼津8:09→9:03静岡9:06→10:59豊橋11:02→11:58名古屋⑬12:06→12:39四日市12:45→12:56鈴鹿と、東海道線関西本線伊勢鉄道を乗り継ぎ、最初の目的地の鈴鹿市を目指す。
  • なお、気分次第(!? いや、電車に飽きた、とか…)だが、JR三河三谷駅で一度降りて、駅前の笠置季男の母子像《哺》を観ようかとも。なお、この《哺》はもと蒲郡市役所の中庭に設置されていたものが、市役所建て替えの際に移設されたものらしい。
  • 鈴鹿でのお目当ては、鈴鹿市文化会館の井上武吉作品だが、この他にも、予習で以下の野外彫刻を知ったので、これら(の一部)も観てくる予定だった。
  • 鈴鹿市民会館/イスのサンケイホール鈴鹿 フルートを吹く女性像
  • 神戸公園・彫刻広場 イスに座った裸婦像、裸婦立像、片手を上げた裸婦立像《早春詩》、ステンレスと石組み(彫刻か?)
  • 鈴鹿市文化会館 井上武吉
  • 近鉄鈴鹿市駅前 噴水モニュメント《歴史への風穴》
  • 続いて、近鉄鈴鹿線/鈴鹿市→伊勢若松(5分・210円)と移動し、伊勢若松駅前の大黒屋光太夫之像を観覧、時間的に余裕があったら、1.2km・15分ほど歩いて、大黒屋光太夫記念館に立ち寄るつもり。記念館前にも大黒屋光太夫像がある。ここから近鉄千代崎駅まで再び歩き(1.6km・16分)、千代崎→白子(3分・160円)と近鉄に乗り、近鉄白子駅前の彫刻を観て、再び歩いて、御座池公園まで移動し、最後にここにある彫刻を観覧する。ただし、移動に時間がかかるし、徒歩も多いので、時間的・体力的にいくつかは割愛するかも。

東口 《潮音》裸婦座像
西口 《薫風》女性立像 他にF1モニュメント

  • 御座池公園 女性像 2基と鳩3羽

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  • 初日の案は、旅行の間近に、鈴鹿の井上武吉作品の存在を知って、それを観たくなったので、急遽、目的地を鈴鹿に変更したのだが、いちばん最初の案としては、豊田市(補遺編)とみよし市の野外彫刻を探る案だった。また、鈴鹿は井上武吉作品にとどめて、四日市市の野外彫刻を探る別案も立ててあった。これらの案についても彫刻のある場所など簡単にメモっておくことにしよう。
  • まず豊田市みよし市へ行く案から。例によって、岡崎までJR東海道線を乗り継ぎ、岡崎から愛環で、新上挙母まで移動する。豊田市(といっても、名鉄豊田市駅/愛環・新豊田駅周辺だが)の野外彫刻は一度探っているのだが、今回はその時、観残した作品やその後知った作品などをさらっと観て回るつもりだった(もちろん豊田市美術館の展覧会も)。以下、それらをメモっておく。
  • これらを観た後、名鉄で三好ヶ丘駅まで移動し、みよし市の野外彫刻を探る。みよし市にはたくさんの野外彫刻が設置されており、とても1日では回り切れないので、今回は三好ヶ丘駅の徒歩圏内の野外彫刻を観るという計画だった。

>参考:みよし市(公式)彫刻
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  • 続いて、鈴鹿四日市のプラン。鈴鹿市文化会館の井上武吉作品と周辺の野外彫刻を観た後、近鉄鈴鹿市→伊勢若松→近鉄四日市と移動し、市街地の野外彫刻を探るというプラン。調べてみると、四日市にも多くの野外彫刻が設置されていることがわかった。

>参考:「パブリックアート 街中の彫刻たち」youtube

  • 四日市市民公園 4基の裸婦像 両手を広げた女性像/清水三重三《平和の女神像》 裸婦2人と鳥3羽像/宮田卓二《飛躍》 近藤英子《夏の日に》 宮田卓二《彼岸花》 他に抽象とか?
  • 四日市立博物館の南側 南川憲生《シチリアの詩》
  • 四日市市文化会館 ステンレスのモニュメント 片山義郎《立ってゐる女》和服女性像 ロビーにもいる模様
  • 近鉄四日市→JR四日市中央分離帯/遊歩道(70m道路) 男性像/片山義郎《躍進》 少年(女?)像/近藤英子《希望》 少女像/近藤英子《いたわり》 他何基かある模様
  • JR四日市駅近く 稲葉三右衛門翁銅像
  • JR四日市西口ロータリー 片山義郎《憩う》和服女性座像
  • 諏訪新道/JR→近鉄 秦由怡子《薫風》少女裸婦像 山本桂《親子鯨》石彫の鯨2頭 山本桂《若鯨》石彫の鯨4頭 石川一策《きものの女》和服女性像 藤澤侑佑+熊本幸平《発展の塔》 田中厚子《式の前》女性立像

彫刻放浪:熊本市(6)

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  • 県美の野外彫刻を観覧後、北側へ抜け、熊本市立熊本博物館前を通り、砂薬子坂を下り、城域の外に出る。本妙寺までふらふら歩く。先を急いでしまったが、後で時間があまったこともあり、今まで見学したことのない熊本博物館は立ち寄るべきだったなと。

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本妙寺・胸突雁木。前回、2016年12月に来た時は、まだ地震の直後のため、石灯籠は倒壊したままだったが(→ここ)、今回来てみたら、ちゃんと立て直されていた。

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浄池廟。写真上が中門、下が浄池廟拝殿(手前)と浄池廟本殿(奥)。


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お目当ての加藤清正銅像までは、浄池廟の裏手の急な石段を上がらなくてはならない(自動車道もあるけどね…)。300段あるそうだ。前回来た時は力尽きて浄池廟までで引き返したが、今回はこれからが本番。


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《清正公大尊儀》[加藤清正銅像]。制作は北村西望。現在の像は2代目。初代は、1935年(昭和10)、清正の没後325年忌にあたり制作・設置。第2次世界大戦中の1944年4月、例によって供出。現在の2代目像は、1960年、清正350年忌記念事業として、西望作の初代像と同じ原型により再建された。2016年の熊本地震に際して、槍の上方が破損したが、それも修復された模様。


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銅像のあるところの展望所から、熊本城の方を望む。

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《若き日の漱石》(1996.11.9設置)。制作は雨宮透。漱石来熊100年記念。「'96くまもと漱石博」推進百人委員会による。1896年4月13日、旧制第五高等学校の英語教師として赴任した夏目金之助が下り立ったのは、この上熊本駅だったそうだ。今回は行けなかったが、熊本大学黒髪キャンパスにも漱石像があるとのこと。


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市電上熊本駅前電停近くの、「わが輩通り」名標。

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JR熊本駅西口の、《おてもやん》(1985.3設置)。制作は石原昌一。熊本民謡会が創立25周年を記念して熊本市に寄贈。当初は、桜町の熊本交通センター/県民百貨店前に設置されたが、交通センター再整備にともない、近時、熊本駅西口に移設された。


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春日三丁目おてもやん公園の、簪の形をした時計塔。


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日本郵政スタッフ熊本駅前センターの、流政之《MUSHAN YOKA》(1992)。元・代ゼミのあったところらしい。代ゼミ前にはけっこう流政之作品があるような気がする。

  • さて、少し早いが、今回の旅行はここまでとし、JR熊本駅前からリムジンバスで阿蘇くまもと空港に向かう。1時間ほどで到着。800円SUICA。今回は現金はほとんど使わなかったな。帰りの飛行機は、Jetstar GK614便、熊本17:45→19:25成田の予定。だいたい予定どおりのフライトで、特に難もなかった。

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阿蘇くまもと空港・国内線ターミナル1Fの、陶板レリーフ《雲上の岳神》(2012)。原画・監修:高津明美、制作:クレアーレ工房。宝くじの社会貢献広報事業として設置。

  • 成田空港T3の到着ロビーには19:30頃、出ことができた。最寄り行きのバスまで30分以上ある。夕食がまだだったので、T3のフードコートで適当なものを適当に食らう。と、ジェットスターの高松行きが機材の整備のためとかで、急遽欠航云々とのアナウンスが聞こえてくる。くわばらくわばら。
  • 今回の熊本編では回り切れなかったが、この他にも、野外彫刻の類がいくつもあるようだ。例えば、熊本県立劇場熊本大学黒髪キャンパス、熊本県立大学といったところ。熊本県立美術館・本館は、今回は工事中で中を見ることはできなかったが、ロビーなどに舟越保武作品などが設置されている。これらはまた次の機会ということにしたい。


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彫刻放浪:熊本市(5)

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  • 熊本城 その後、城彩苑を抜け、二の丸広場を経て、修復中の熊本城を観覧。加藤神社を参拝して、県美に向かう。週末には熊本城の修復も含めた見学できるようだ。

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熊本城・未申櫓 西出丸の南西角にある3階櫓。明治期に解体されたが、2003年に木造で復元された。熊本地震(2016)では、石垣や塀がいたるところで崩れた。(現地の解説板による。以下、同)


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加藤神社


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宇土櫓。国指定重要文化財。江戸時代から残る唯一の五階櫓で、大きさは、地上5階・地下1階、建物の高さ約15m、土台石垣の高さ21m以上と、大天守に次ぐもの。熊本地震では、南側の続櫓が倒壊し、五階櫓の壁漆喰・床などが破損。土台石垣もダメージを受けた箇所があった。


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天守閣。大天守内部は地上6階地下1階、小天主内部は地上4階地下1階。1877年(明治10)、西南戦争直前に焼失。現在の天守は1960年に、古写真などをもとに再建されたもの。


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石垣の石置き場。

  • 熊本県立美術館の野外彫刻 本館は修復工事をしていて中には入れなかった。ロビーなどにも彫刻が展示されているが、今回観覧がかなわなかった。県美は何度か来て、野外彫刻もだいたい観ていると思っていたのだが、木内克と海老原喜之助の美術館壁面に設置されているレリーフは今回初めて観た。すっかり見逃していたな。ダメだ。

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ジャン/ハンス・アルプ《女神のための貝》(1958)


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流政之《KOKEKE MUSHA》(2008)


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オシップ・ザッキン《ロトファージュ》(1961-62)


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木内克《コロナ》(1965)


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海老原喜之助《殉教者(サン・セバスチャン)》(1955)




つづく
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彫刻放浪:熊本市(4)

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  • 7:00過ぎに起き出す。身仕度をして、1Fで朝食。まあまあ。8:00頃、チェックアウト。水前寺成趣園に立ち寄ろうかと思ったのだが、2月は8:30からの開園なので(3月から10月は7:30開園)、まだ開いていない。一度訪ねたこともあり、今回は見送ることにした。
  • 市電で、市立体育館前電停から水道町電停まで移動。ラッシュアワーで車内が混んでいた。水道町で下車し、蓮政寺公園の傍らの小泉八雲旧居を訪ねる。ここもまだオープン前なので、外観をざっと一回り。続いて、市役所方面に向かう。

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市役所周辺の彫刻やストーンファニチャー類は関根伸夫の作品のようだ。1980〜81年にかけての制作。タイトルは、おそらく、最初のものが(写真上3枚)が《空相-くまもと》、次が(中2枚)が《空相-森》と思われる(要確認)。追記(2020.8.20):上3枚の作品が《空相-くまもと》、次の2枚の作品が《空相-森》、この他、周辺のストーンファニチャーや坪庭なども関根伸夫+環境美術研究所の1980年の作品(『関根伸夫&環境美術研究所 風景から広場へ』商店建築社・1983.9)。

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菊竹清訓《Communication》(1991)。電車通り側に設置。

  • 高橋公園

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《第七代熊本市長 高橋守雄先生像》(1973.5設置)。作者は不詳。熊本信用金庫が創立50周年を記念して設置(熊本信用金庫は高橋守雄が1923年(大正12)に熊本市信用金庫として設立したのがはじまり)。高橋公園は高橋守雄の功績を称えて、1972年3月に建設された。


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横井小楠をめぐる維新群像》(2000.3建立)。制作は石原昌一。1999年が横井小楠生誕190年・没後130年に当たることから、これを記念して設置。左から、坂本龍馬勝海舟横井小楠松平春嶽細川護久レリーフは小楠の弟子たちで、左から竹崎律次郎、内藤泰吉、嘉悦氏房、徳富一敬、長野濬平、山田武甫。なお、市街から少し離れているが、小楠公園熊本市東区沼山津4-11)にも横井小楠像があるようだ。


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谷干城像。制作は朝倉文夫。この像は2代目。初代像は、1937年に西南戦争60年を記念して建立されたが、第二次大戦末期に例によって供出・融解。2代目像は、1969年に明治100年を記念して再建された。なお、初代・2代とも同じ原型からの鋳造。もともとは熊本城内の天守閣南側にあったが、熊本城本丸御殿の復元に伴い、現在地に移設された。

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《清正公》[加藤清正銅像](1979.5建立)。制作チームは、制作:髙藤鎮夫、協力者:浅井五郎、永井浩、林幹雄、斎藤勝弘、髙藤有示、鋳造:川副鋳造所、題字:斎藤鶴跡、施行:橋口石材店。加藤清正銅像建設期成会による。検索:高藤鎮夫


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《民生委員の父 林市蔵翁》(1957.9建立)。作者は不詳。周囲には関連の碑が立てられている。《清正公》像の近くに設置されている。なお、以前観た大阪市の林市蔵像はここに掲載。


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NTT西日本桜町ビル前の、松尾光伸作品。タイトル板、見当たらず。


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市民会館シアーズホーム夢ホール前(熊本市民会館)の、ステンレスの野外彫刻。今ひとつぱっとした感じではないが(失礼!)、台座もあるし、作品なのかな? タイトル板、見当たらず。


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市民会館シアーズホーム夢ホール前(熊本市民会館)の、石坂繁先生顕彰碑(1992.4設置)。熊本市の12、19、20代市長を務めた石坂繁の顕彰碑。






つづく
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彫刻放浪:熊本市(3)

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  • 長六橋の4美人 時間に余裕があるので、明日行く予定の長六橋に行くことにした。市電Aラインで河原町電停まで移動。ここから歩いてすぐのところに長六橋がある。長六橋は白川にかかる橋で、初代の橋が加藤清正により1601年(慶長6)に架けられたことからこの名称がある。現在の橋は1990年10月に竣工し、翌1991年4月に開通した(wikipediaを参照)。この橋の川上側に2体、川下側に2体の合計4体の女性像が設置されている(釧路市の幣舞橋の影響かな?)。なお、像のタイトル板には年記がなかったが、橋の竣工時、1990年頃の制作と思われる。

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長六橋の親柱の一つ。


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本山十三《香魂》。川上側に設置。


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石原昌一《芽生え》。川上側に設置。


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古賀勝《遙》。川下側に設置。


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川上順一《みなも》。川下側に設置。

  • 長六橋から大甲橋まで川沿いを歩く。思ったよりも距離があった。だいたい1.5kmぐらいか。

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途中に、セメントの女性像があった。タイトル板の類もなく、詳細は不明。なお、近くに、太洋火災殉難の碑があった(1973年11月の太洋デパート火災の慰霊碑。もとはデパート付近にあったものが、デパートがなくなり、ここに移設されたものか?)。


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大甲橋の親柱。

  • イオン熊本中央店前の《絹の精》 

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石原昌一《絹の精》(1993秋建立)。東亜シルク株式会社、熊本製糸株式会社による。

  • ついでにイオンで飲み物などを買いだし、市電で交通局電停から、今日泊まるホテルのある水前寺公園前電停まで移動。今日泊まったのは、エクストールイン熊本水前寺というビジネスホテル。価格的には設備などに難はなかったが、電車通りに面した部屋だったこともあり、遅くまで市電の走る音(というか、震動)がしていた。歩きすぎて、いささか足が痛む。風呂に浸かり、早々に寝入る。

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彫刻放浪:熊本市(2)

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  • 次は江津湖の方に向かう。まずは、図書館へ。
  • 熊本県立図書館/くまもと歴史・文学館

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くまもと歴史・文学館で開催中の「山崎文庫展」と常設展示をざっと観覧した。


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本田貴侶《花咲く乙女に》(1973/1985.11)。熊本県立図書館新館落成記念。


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古賀勝《陽 II》。図書館のエントランスロビーに設置の木彫。


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星の王子さま 内藤濯文学碑」(2005.11.27除幕)。熊本日仏協会が、内藤濯生誕120年とサン・テクジュペリ没後60年を記念して建立。作者は不詳。

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石原昌一《湖風》

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芭蕉

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加勢川沿いの遊歩道にて


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猫が昼寝していた。


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上江津湖


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《my sky hole KAMIEZUKO》なんちゃって…笑 もちろん《my sky hole》ではなく、

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上江津湖畔にあった時計塔でした。


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そして、江津湖へ。

  • 庄口公園 熊本市動植物園の北側の遊歩道を歩き、庄口公園を抜け、市電の動植物園入口電停まで歩く。ここから市電Aラインで、河原町電停まで移動。170円SUICA。さすがに歩き疲れた。

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庄口公園にあった鳥の像。詳細は不明


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庄口公園にあった動物たちのレリーフのある石柱。作者などは不明。


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つづく
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