かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

吉増剛造「gozoCiné ― 水のトンネル」第一回(scool)

開演前トーク+インク→佐々木敦とのトーク→途中から藪前知子も加わる→水のトンネル(未編集版)の上映+吉増剛造の語り→超怪物クン(仮称)制作(インク、白墨汁、彫刻刀など)+「石狩シーツ」(ごく一部)を朗読→一応終演
現在の原稿には、吉本隆明の『共同幻想論』、『言語にとって美とは何か』、『心的現象論』(のテキスト)が、吉増剛造の手によって、ひらかなをカタカナに、カタカナをひらかなに変換して、無印良品のサインペンによって、写されている。
インクや白墨汁のたらし込みに加え、伊東屋で彫刻刀というものを初めて買ってみました、と、おもむろにV地の刃先で原稿/(超怪物クン)の表面を躊躇なく削っていく(某キュレーターの顔、声が引きつる)。ものによっては、注がれたばかりのインクと溶解しつつある紙の繊維が混じり、書かれた文字が何か別のものとなって、改めて時間として積層していく。という感じか。
場を音として捉える。
宗達、泥。
迂回して詩(が立ち現れる場所)へ至る道を探る。ただ、詩は容易に立ち現れない。まだ続く。はず。