かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

新潟


午後の日本海。遠く佐渡島が見える。それにしても、あ、暑い。

夕方、信濃川左岸からみた万代橋。今回の旅行では、実は1回も渡らなかった。

  • 8:00頃、起床。身仕度をして、朝食会場へ。朝食の時間が8:30までで、慌てて、朝食を食らう。一度、部屋に戻り、一休みの後、チェックアウト。今日もレンタサイクルを利用して、新潟の街を回るつもりなので、昨日の石宮公園まで歩く。それにしても暑い。今日はハードな一日になりそうだ。貸し出しの始まる9:30まで間があるので、朝食のときに飲みそこなったコーヒーを駅前のドトールで飲むなど。9:30頃、石宮公園地下駐輪場へ行き、自転車を借り出す。今日も変速機のあるかごの大きな自転車を選んだ。乗り心地はまあまあ。料金は100円。
  • 水と土の芸術祭 2018 今日は、まず「水と土」の鳥屋野潟エリアの展示を見にいくことにした。国道7に沿って走る道を南下し、旧栗ノ木排水機場跡を目指す。10分も走ると、すでに汗だらだらである。15分ほどで、会場に到着。ここでは、青木野枝の新作と、磯部行久の作品がある。磯部作品は前回、2015年のときに一度観ている。続いて、鳥屋野潟の南側にある天寿園に向かう。相変わらず、持っている地図も見ずに適当に自転車を走らせる。20分ほどで到着。天寿園とその周辺の作品を観覧。その後、鳥屋野潟近くまで自転車を走らせ、潟の景色を見る。水辺はいくぶん涼しいか。再び自転車を走らせ、次の目的地の砂丘エリアの展示会場に向かう。来た道を戻るのがいやなので、今度は鳥屋野潟の西側を回って行くことにしたが、距離もあり、暑くもあり、なかなかの難行だった。結局、小一時間うろうろして、12:00過ぎにレンタサイクルのステーションにもなっている砂丘館にようやく到着。ここで自転車をいったん返却する。かなりバテバテだが、続いて、砂丘エリアの作品を観て回る。砂丘館→NSG美術館と回り、松林を抜け、日本海の見た後、松林の中をしばらく歩き、サテライト会場のゆいポート→新潟市美術館と回る。新潟市美術館では、隣接の西大畑公園と美術館の野外彫刻を観覧し、その後、企画展「阿部展也 あくなき越境者」とコレクション展(コレクション展Ⅱ LANDSCAPE 水土の作家×NCAMコレクション)を観覧した。企画展観覧料の1000円で、コレクション展も見ることができた。新潟市美術館で、再び自転車を借り出す。「水と土」のガイドブックを一応買っていたのだが、これについているクーポンがにいがたレンタサイクルに使えるとのことで、市美で借りる際に利用した。台数が少なく、自転車は選べず。今回はすっぴんのママチャリ。旧齊藤家別邸で青木千絵作品(この人の作品は静岡市美術館で観たことがある)を観て、「水と土」は終了とする。砂丘エリアには他にもいくつか作品が展示されているが、いささか疲れたし、時間もあまりなくなってきた。

水と土の芸術祭 2018
【鳥屋野潟エリア】
[旧栗ノ木排水機場跡](鳥4)青木野枝《もどる水ー2018》・(鳥5)磯辺行久《栗ノ木排水機場は近代農業土木の原点となった。》→[天寿園](鳥1)折元立身《STEP IN》・(鳥2)潘逸舟《循環》《波を掃除する人》《傷みを伴う散歩》・(鳥3)山内光枝《海胎》《みつち・みずち》→[清五郎潟](鳥6)日比野克彦BOAT HOUSE DOCK YARD[船の家 造船所]》
砂丘エリア】
砂丘館](砂17)遠藤利克《Trieb-畳・近代》・(砂18)池内晶子《Knotted Thread》・(砂19)山本糾《光・水・電気》・(砂20)青木野枝《立山ー2018/砂丘館》・(砂21)古川知泉《Rain Tree(降り注ぐ恩寵)》 →[NSG美術館](砂9)伊藤遠平《もりびとたち》・(砂10)高見沢美穂《KOBAKO》・(砂11)伊藤知香《日常より》・(砂12)柳根澤《A Lnadccape, Flowing Down》・(砂13)荒井経《べろ藍の風景》・(砂14)セルゲイ・ヴァセンキン《ぼくは船長になる》・(砂15)潘逸舟《波を止めている夢》・(砂16)梶井照陰《NAMI》 →[サテライト会場・ゆいぽーと](砂1)高見沢美穂《きのぼりレリーフ(さかなの群れ)》・(砂2)伊藤遠平《ミーヤ・ボーヤと不思議な海の仲間たち》・(砂3)占部史人《浮き寝の旅》・(砂4)阪田清子《Landscapeー水の精》・(砂5)「水土アーカイブ」・(砂6)丑久保健一《1・0・∞のボール》・(砂7)角地智史《私への贈り物、私への忘れ物》・(砂8)冨井大裕《粘土のためのコンポジション》 →[新潟市美術館](砂26)星野暁《再生/コペルニカス以前の泥II》《古代緑地の雨》・(砂27)古川知泉《Rain Tree-降り注ぐ恩寵》 →[旧斎藤家別邸](砂23)青木千絵《BODY08-2 昇華》《BODY17-3 マケット》《BODY10-1 マケット》


新潟駅万代口に設置されている波形の照明台。照明台は1対で、左側にもう1基ある。

  • 旧栗ノ木排水機場跡の作品と新潟市産業振興センター前の野外彫刻


青木野枝《もどる水−2018》(2018)。「水と土2018」。これは新作。


磯部行久《栗ノ木排水機場は近代農業土木の原点となった。》。「水と土2018」作品。これは2015年にも観た作品。右側の写真がそのときのもの(2015.10.12撮影)。作品はともなく、周囲の様子もあまり変わっていないな。


新潟市産業振興センター前の野外彫刻。銘板はあったのだが、表面が欠けて、タイトル、作者など、一つもわからなかった…。一応、写真を掲載しておく。

  • 西大畑公園の野外彫刻


星野健司《不可思議の森》(1989.3.25設置)。個人の寄贈。


渡邊利馗《花》(1989.3.25設置)。これも同じ個人の寄贈。


良寛さん 遊ぼ》(2011.5.21建立)。良寛没後180年記念に新潟良寛会が建立。制作は峰村哲也。


新潟市美術館(1985竣工)は、最晩年の前川國男(1905-1986)建築。写真左、木が邪魔でしたね。


建畠覚造《WAVING FIGURE》(1985)


峯田義郎《部屋の中の午後(一人)》(1988)


一色邦彦《炎翔》(1994)


小田襄《翼のある円柱》(1986)


渡邊利馗《旱(ヒデリ)》(1994)


最上壽之《ツイツイ フラフラ オンブニ ダッコ》(1994)


星野暁《再生/コペルニカス以前の泥II》(写真左)、《古代緑地の雨》(写真右)。これは常設ではなく、「水と土2018」作品。

  • 「水と土」のパスで、有料会場の3箇所を観覧すると(スタンプをもらうと)、特典で新潟市歴史博物館の常設展が無料になるとのことなので、立ち寄ることにした。ということで、信濃川沿いに新潟市歴史博物館へ向かう。途中、コンビニで一休みした後、15分ほどで到着。昨日も来たが、中には入らなかった。入口のコインロッカーで荷物を預け、受付を済ませた後、2Fの常設展を観に行く。ちょうどシアターが始まるところだったので、20分強の映像を観覧。その後、ざっと常展を観て回った。古代から現在までの新潟の歴史を辿った展示で、港としての新潟が焦点の一つになっていて、なかなか興味深かった。1時間ほど観覧し、この後、自転車で昨日と同じように信濃川の左岸→右岸をふらふらしてから、駅に向かう。石宮公園で自転車を返し、その後、適当な夕食を適当に食らう。
  • 新潟駅新幹線のりばコンコースの彫刻他 今回の旅行の最後の彫刻は、新潟駅の新幹線のりばコンコースに設置されていた2基の銅像とレルヒ中佐(彫刻じゃないけど…)。


茂木弘行《雪椿の乙女》(1982)。上越新幹線開通を記念して、新潟ライオンズクラブが寄贈。


得能節朗《三美神》(1982.11.15設置)。こちらも上越新幹線開通を記念して、新潟三越が寄贈。


旭川空港にはりっぱな銅像が建っていたが、新潟駅はこんな感じでキャラ化していた。

  • 帰りは新潟駅から新幹線。とき346号、新潟19:36発に乗車。これまたトク35で、6990円。指定席は満席に近かった。車中、相変わらずの打鍵公害に悩まされる。これみよがしにエンターキーを高らかに打つのはやめてほしいゾ。また、秋田から東京に向かう特別仕立ての大相撲巡業こまち号に大宮駅で出会うなど。ホームをお相撲さんがぞろぞろ歩いていた。東京駅には、1分!?遅れ、21:53に到着。23:00前には無事帰宅したのであった。