その他の野外彫刻など 彫刻放浪:茨城県桜川市
- この項では、今日観た野外彫刻の中から「雨引の里と彫刻2019」以外の作品を載せておこう。
- まず、大和まほろば国際石彫シンポジウム(1991)の作品。1991年3月、大和村(2005年10月1日に岩瀬町、真壁町、大和村が合併して、桜川市となる)がふるさと創生事業の一環として、国際石彫シンポジウムを開催した。今のところ、どこで行われたのか、何が行われたのか(公開制作? ワークショップ?)など、詳細はわからないが(記録集なり、図録なり、作成されたのかな? 地方紙や大和村の広報紙に記事があるかな? 市役所に問い合わせればわかることもあるだろうが、まあ、市民でもないオレの個人的な「趣味」なので、お手を煩わすのもあれだしなぁ…それに、合併以前の30年近く前のことでもあるし…)、主にタイトル板の記載をもとに、この日観たものを載せておくことにする。なお、下記のサイトも参考にさせていただいた。オレが観たもの以外にも、市内にはいくつか設置されているようだ。
>参考:桜川的世界 『大和・まほろば石彫国際シンポジウム』の記憶
「大和まほろば 石彫国際シンポジウム」名標 1991年3月のシンポジウムの際に制作されたか? 桜川市役所前に設置。
岡本敦生《時空のはじまり》(1991.3)。桜川市役所前に設置。
村井進吾《風景記号・雨器》(1991.3)。桜川市役所前に設置。タイトル板がなかったが、参考にした記事により補った(村井進吾のプロフィールでシンポ参加は確認できた)。
阿部博安《地球を囓る》(1991.3)。桜川市役所前に設置。
細井良雄《ガルダーのようにとびたい》(1991.3)。桜川市大和体育館前に設置(市役所の隣)。ガルダーはガルダ、または、ガルーダ?
Barbara Haim(ドイツ連邦共和国)《水田の宮 収穫のために》(1991.3)。これが今日最初に観たJR大和駅前に設置されていた作品。
- 市役所周辺には、他にもいくつか野外彫刻があったので、これも掲載(ただし、肖像彫刻と金次郎像は略す)。
桜川市役所前にあった市のシンボルマーク。
《考える原人 第2幕の始まり》。作者などは不詳。市役所前の駐車場に設置。
桜川市大和中央公民館前の、小口一也《新心進》(1981.9)。大和村中央公民館竣工記念。
- おまけに、下館駅前の佐藤忠良作品を掲載。実は行きに途中下車するか、帰りに途中下車するか、迷ったのだが、行きはなんだが混雑していたので(真岡鐵道で益子陶器市に行く人々だったようだ。隣に座っていた陶器男子?二人が器の話で盛り上がっていた)、降りないで、帰りに下車したのだが、像の正面は逆光で真っ黒け…
下館駅南北自由通路(跨線橋?ペデ?)・北口側の、《人面土器》(1992.3設置)。オリジナルは下館市女方(おざかた)で出土した人面土器で現在は東博所蔵。弥生時代中期のものと推定。インド産赤御影石で2倍のサイズで制作されている。また、台座の面は、樋口雷神社神楽面(天保年間の作。市指定文化財)の数々を描いたものとのこと。
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