古美術
毎春恒例の「春の江戸絵画まつり」。今年は江戸時代のあまざまな絵師のさまざまな絵画を「ファンタスティック」という切り口で集めた愉しいアンソロジー。 ここ数年は、①今ではあまり名前の知られていない絵師のなんだいかへんてこな絵、②割と名前の知られた…
障壁画は、永納作の一群と、その他の一群に分けられるという印象。その他の一群はおそらく江戸狩野の第2世代か第3世代。はたしてどうでしょう?
「映し、写しと文様の美」(本館) 「美術品としての絨毯」(新館)
※平成28年度春期展として。
特別展「夷酋列像」(特別展示館) 地域展示・通文化展示(本館展示場) オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、南アジア、東南アジア、音楽 ※北ブロックは閉鎖中。
洋画家、悳(いさお)俊彦氏のコレクションによる、歌川国芳とその一門、あるいはその系譜に属する絵師/画家による浮世絵版画、肉筆浮世絵などを中心とした展覧会。悳氏の作品を展示するコーナーもあり。 小林永濯の作品がわりと多く出ていて、寛文美人を描…
前回来たときは、行列ができていて、観覧をあきらめた「刀剣を楽しむ」と「皇室ゆかりの名宝」の2つの特集陳列を中心に観覧した。 「刀剣」は、まあ、よくわかんないのだが、それなりに楽しむことができた。行列こそできていなかったものの、女性客が多い。…
京の冬の旅2016で、天球院を公開するとのことで今回の訪問となった。もちろんお目当ては、狩野山楽・山雪による方丈の障壁画。 今回、見ることができたのは、南側3室(いずれも金碧画)と北側東の書院(水墨画)の合計4室(他に仏間(北側中央)の《松図》が…
特集展示「夷酋列像 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界」(国立歴史民俗博物館・総合展示 第3展示室副室、第4展示室副室 総合展示の副室2室を使った特集展示として開催。したがって、昨秋観た北海道博物館での展示と比較して、小規模になっていたのだが、…
第1章 水の力、第2章 水の神仏、第3章 水に祈りて、第4章 水の理想郷、第5章 水と吉祥、第6章 水の聖地、の全6章で、構成。各章に見どころとなる作品があり、予想以上に刺激的な展覧会だった。 以下、いくつか、印象に残った名品を。 まずは、第1章で展示の…