かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

とらまる公園 和歌山市・徳島市・東かがわ市(4)

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  • JR徳島駅から、8:46発の高徳線高松行きに乗車。電車は1両編成(正確には2両編成だが、2両目は乗客を乗せない)のワンマンカー。45分ほどで、讃岐相生駅に到着。560円。高徳線SUICA不可。途中、雨は小降りだったのだが、駅に着いたら、ざあざあ降りになっている。う〜む、大丈夫か?
  • 駅前から少し歩いた海岸沿いの国道11号線にある相生バス停から、9:39発の鳴門駅行きの徳島バスに乗車。オンタイムでやってきた。乗客はオレ一人だった。数分で、目的地の大須に到着。170円。バスの時間が合わなかった歩くつもりでいたが、けっこう距離があった。バスの車窓から海の方を見ると、波が荒く、白い波が海岸にぶつかって、激しくしぶきを上げている。大須バス停に着いて、バスから降りてみると、風が強く、雨と岸に打ち付けられた海水が交じり合って、横から吹きつけてくる。え〜っ、大丈夫かよ、これっ! 少し先の方に見える、今回の旅行のお目当て、うずしおロマンチック海道彫刻公園に歩いて向かう。と、あっという間に、オレの差していた折りたたみ傘は風でお陀仏になる… なんとか入口まではたどり着いたが、風が強く、このままではびしょ濡れになる。雨と風が除けられるところを見つけ、しばらく様子を見ていたが、相変わらず風は強く、雨は横殴りだ。いつまでも弱まる様子がない。彫刻公園は海岸線沿いの旧道に彫刻を設置したものだが(svで観てて回れる…)、遠目では、ときどき荒波が海岸を越えて彫刻が設置されているその旧道まで達しているように見える。う〜む、これはどう考えてもヤバいなぁ。ということで、今回はあきらめて、またの機会とする。とりあえず、来てみたが、なんとなくこうなるような気もしていたし、仕方がないよな。心残りではあるが、大須バス停まで戻り、バス停近くの小屋の陰で風雨をやり過ごして、バスを待つ。

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相生バス停


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うずしおロマンチック海道 彫刻公園」名標。平成13年度(2001)に、補助金を利用して整備されたようだ。


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こんな感じの風雨…

  • 大須バス停10:11発予定の徳島バスに乗車。バスは10分遅れてやってきた。10分強乗って、引田駅前に到着。230円。引田駅から高徳線に乗るのだが、電車の待ち時間がけっこうあったので、周囲を少し歩いてみようかなと思ったのだが、雨が相変わらずの本降りなので、あきらめて、駅の待合室で缶コーヒーを飲んで、おとなしく電車を待つ。引田駅11:16発の高徳線高松行きに乗って、二駅先の三本松駅に向かう。220円。10分弱で、三本松駅に到着。
  • 雨の方は相変わらずだが、ここはがんばって、今回最大のお目当てであるとらまる公園に向かうことにする。折りたたみ傘がお陀仏になったので、途中、ファミマで急遽折りたたみ傘を購入した。30分ほど、歩いて、とらまる公園に到着。以下は、途中で見つけた野外彫刻。


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城山みなみ《とびたさ(2017/洋白、鉄、御影石》(2017)。東京藝術大学卒業制作作品(東京都知事賞)。三本松駅近くの東かがわ市大内支所前に設置。


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宮井章宏《IMAGINE −想像−》(1993)。とらまる公園の北側にある保田池の東側の道路沿いの小公園に設置。


  • とらまる公園の野外彫刻 彫刻が設置されている芝生広場など、なんだか風が強く、雨が吹きつけ、写真を撮るにも一苦労である。体育館のロビーで休憩をとりつつ、なんとか一回りする。タイトル板が失われている作品がいくつかあり、グーグル先生に訊いてももよくわからず、作者やタイトルなど不詳のものがあった。石彫作品は、毎年秋に秋に開催されている「石の里のアーティストたち」展の出展作/関連作では、と推測しているのだが…どうだろう?

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作者・タイトルなど不詳の作品。みどりの広場(芝生広場)に設置。


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森岡量基《ごっこ》(2003)。みどりの広場(芝生広場)に設置。

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山田正治《海にうかび・空を想う》(2004)。「石の里のアーティストたち」出展作品。


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作者・タイトルなど不詳の作品。みどりの広場(芝生広場)に設置。


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作者・タイトルなど不詳の作品。みどりの広場(芝生広場)に設置。


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和泉良照《ウェディング》(2004/庵治石)


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サルバドール・ダリ《階段を昇る裸婦 マルセル・デュシャンに捧ぐ》(1973頃)。とらまる公園では、スペインのOCSA社から9点のサルバドール・ダリ作の彫刻を、2年間無償貸与され、「ダリ彫刻の森」として野外展示していたとのこと。現在も作品タイトルなどを記した小さな記念碑(2001.11)が残されている。この《階段を昇る裸婦》は貸与作品とは別のダリ作品で、2003年11月に設置された(財団法人日本宝くじ協会の寄贈)。本作は、マルセル・デュシャン《階段を降りる裸体 No.2》(1912)へのオマージュ。階段ならぬ、巻き貝を昇るなど、ダリっぽくアレンジされている。ところで、グーグル先生に教えてもらったのだが、ジョアン・ミロの作品に《階段を昇る裸婦》(1937)という作品(木炭によるスケッチ。バルセロナ美術館が所蔵)があるそうだ。


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みどりの広場(芝生広場)の東側に彫刻が設置されている。かつてダリの彫刻もこのあたりに設置されていたのだろうか?


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藤本イサム《STONE'S MIND》(2003/黒花崗岩)。とらまるてぶくろ体育館前に設置。


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渡辺行夫《石の「フー」》(2003/大理石)。とらまるてぶくろ体育館前に設置。第6回石のさとフェスティバル 石の彫刻国際シンポジウム(2006)・招待作家。制作協力:(株)石川石材デザインセンター。


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「第48回国民体育大会 大内町柔道競技場 東四国国体 平成5年秋季開催」記念碑(1993.10.24設置)。大川郡ライオンズクラブが結成30周年を記念して寄贈。とらまるてぶくろ体育館前に設置。


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速水史朗《YOUNG WAVE》[マケット](1994)。とらまるてぶくろ体育館・ロビーに設置。香川県立総合水泳プールの前にあるやつね。


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吉田正彦《3つの1/2》(2002/庵治石)。旧・とらまる図書館(みどりの広場の西側。2018.9業務終了)の北側に設置。


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吉田正彦《泥かぶりの1/2》(1993)。大グラウンドの西側、公園南側の噴水前に設置。

  • 公園内を1時間強、歩き回った後、三本木駅まで再び歩いて戻る。雨が小降りになり、なんだか空が明るくなってきた。少し道を下り、県道129号線に入るところにも野外彫刻が1基設置されていた。


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宮井章裕《COMMUNE》(1999)。設置者は(株)ハウスサービス協力会。公園の南側出入り口を出て、県道129号線に合流する地点に設置。

  • 国道11号沿いのファミレスでランチを食らう。帰りは車の行き来が少ない裏道を歩き、駅まで戻る。来るときは、下校する高校生が駅から溢れていたので、混んでいたら、特急に乗っちゃおうかなとか、思っていたが、駅に着いたら、それほど人もいなかった。三本木駅発14:16発の高徳線高松行きに乗車。すぐに寝入ってしまう。列車は、少し遅れたが15:30頃、高松駅に到着。見上げると、青空が広がっていた苦笑 770円。これだったら、ちょっと時間に余裕があったので、牟礼あたりで途中下車しても良かったかも。
  • 時間に余裕があるので、高松港周辺を散策する。天気は良くなったが、風が冷たい。野外彫刻などをいくつか再訪する。琴電高松築港駅前で、アキホタタ制作のベンチを発見!した。


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サンポート・アート広場の、リン・シュンロン《国境を越えて・海》(2016/流木、鉄)。再訪。以前、アート広場には石フェス作品が設置されていたが、これらはあじ竜王山公園などに移設され、入れ替わるように、瀬戸内国際芸術祭作品の本作が制作・設置された。



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琴電高松築港駅前のベンチ。特に作者名が記されているわけではないが、特徴からアキホタタによるものかと。むれ源平石あかりロード実行委員会、(公財)イオンワンパーセントクラブ、株式会社マルナカが2019年9月に寄贈。

  • 一回りした後、冷えた体を温めようと、讃岐うどんを食べることにした。それほどお腹が空いていたわけではないので、かけ小、210円、をすする。体が温かくなったところで、そろそろ帰りますか。17:38発の空港連絡バスに乗車。夕方なので、道が混んでいるかなと思ったら、その通りで、40分で行くはずのところを、1時間かかって高松空港に到着。
  • 保安検査場を通過して、出発ロビーで本を読んで時間を潰す。今日はさすがに疲れた。帰りの飛行機は、Jetstar GK418便、高松空港19:55→21:15成田の予定。だいたい予定どおりの運航で、成田T3の到着ロビーには21:25に出ることができた。21:55発の最寄り行きのバスに乗車、23:00過ぎに最寄りバス停に到着、23:10頃には無事に帰宅することができた。
  • 今回の旅行は、プランどおりとは行かず、いろいろと思い残すところは多かったが、再び訪ねる理由にもなるので、これもまたよし、ということにしておこう。



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