水の科学博物館 神戸・須磨(3)
- 続いて、坂をのぼって、神戸市水の科学博物館へ向かう。15:30過ぎに到着。途中、受付で、博物館の開館が16:30までなので、あまり時間がないがいいか、と念を押されたが、とりあえず入館料(200円)を支払って、博物館に向かう。まずはお目当ての野外彫刻3作を観覧。ただ、猪の害で立入禁止になっていた芝生広場(ずいぶん猪に掘り返されていた!)に設置されている籔内佐斗司作品は遠目での観覧!?になってしまったのは、ちょっと心残り。その後、博物館をざっと観覧。
神戸市水の科学博物館
藤原吉志子《月を盗む》(1991)。第6回神戸具象彫刻大賞展・読売賞・神戸市民賞。前庭に設置。
池田宗弘《ドン・キホーテ・シリーズ(見果てぬ夢・門出)》(1988)。第11回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・フェスピック神戸大会記念賞。第20回中原悌二郎賞。前庭に設置。
籔内佐斗司《犬モ歩ケバ》(1988)。第11回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・神戸緑化芸術賞・兵庫県立近代美術館賞。芝生広場に設置。ただし、芝生広場は猪の害で、当日は立入禁止だったので、遠くから眺めたのみ。
- 水の科学博物館前の彫刻がそうであるように、神戸の野外彫刻は、1968年に始まり、1998年まで、ビエンナーレ形式で開催された「神戸須磨離宮公園現代彫刻展」と、1981年から1996年までに8回開催された「神戸具象彫刻大賞展」の2つの彫刻コンクールの受賞作の多くが設置されている(もちろん、両コンクール受賞作以外の、何かを記念したモニュメント的なものも数多くある)。以下、両展について、簡単に整理しておこう。
■神戸須磨離宮公園現代彫刻展 第1回(1968)〜第15回(1998) 隔年開催(ただし、1996年は開催せず) 会場:須磨離宮公園
■神戸具象彫刻大賞展
第1回 神戸新進彫刻家の道大賞展(1981年)※近畿在住の新進彫刻家が対象
第2回 神戸具象彫刻大賞展'83 1983.10-11/神戸ポートアイランド南公園 ※全国規模に拡大
第3回 神戸具象彫刻大賞展'85 1985.8-10/神戸ポートアイランド南公園
第4回 神戸具象彫刻大賞展'87 1987.10-11/神戸ポートアイランド南公園
第5回 神戸具象彫刻大賞展 1989
第6回 神戸具象彫刻大賞展 1991.9-10/六甲アイランド特設会場
第7回 神戸具象彫刻大賞展 1993.9-10/神戸ハーバーアイランド特設会場
第8回 神戸具象彫刻大賞展 1996.9-10/西神南ニュータウン特設会場
兵庫県庁周辺 神戸・須磨(2)
- ポートライナーで、中公園駅から三宮駅まで出て、ここから元町方面に歩く。途中、遅い昼食を適当に食べ(例によってとんかつです笑)、JR元町周辺から兵庫県公館、県民オアシス、県庁芝生広場、兵庫勤労福祉センターと野外彫刻を観て回った。
- JR元町駅
阿部誠一《見つめる女の子》(1984.3.25設置)。神戸西ライオンズクラブ結成25周年記念。駅の東南側の広場(?)に設置。
- 兵庫県公館
「兵庫県職員物故者顕彰碑」。制作は山口牧生。公館前庭に設置。
エミール・アントワーヌ・ブールデル《アダム》(1889)。個人の寄贈(1988)。公館前庭に設置。
牛尾啓三《オウシ・ゾウケイ ランダム》(2010)。公館前庭に設置。
公館東庭。公館の東側にある庭に3基の野外彫刻があった。
中ハシカツシゲ《Dog Night》(1987)
新宮晋《時の木II》(1989)
岡本参千峯《人鳥雲》(1987)
公館東庭のベンチ
《飛躍》(1987)。兵庫県立明石高等学校美術科3回生の生徒による。公館の北側、道路を隔てた植え込みの中に設置。
- 県民オアシス
奥田秀樹《風の詩》(1987)。神戸六甲ライオンズクラブ創立25周年記念。
新谷英子《清》
吉田隆《弓と石−アルテミス》(1987)
河合隆三《石の親子》(1987)
- 県庁芝生広場の北村西望
芝生広場のベンチ
- 兵庫勤労福祉センター
廣嶋照道《のどか》(1994.1設置)。連合兵庫構成組織が兵庫勤労福祉センター竣工記念に寄贈。
新谷英夫《花の塔》。兵庫勤労福祉センターの南側の幹線道路のグリーンベルト内に設置。近寄れなかった。
ポートアイランド 神戸・須磨(1)
- 神戸に行ってきた。いつもの彫刻放浪の旅。神戸は久しぶりだ。
- 最寄り始発バスで成田空港に向かう。ダイヤより少し早めの到着で、6:10頃、到着。今回はPeachを利用するので、Webチェックインではなく、カウンターの自動チェックイン機でチェックインする。Preachは、以前はT1だったのdが、10月27日(日)からT3に引っ越してきた。チェックインカウンターはバニラエアのあったところ。チェックイン後、そのまま、保安検査場を通過して、出発ゲートの161付近まで移動。例によって、静かなところを探して、搭乗まで一寝入り。
- 神戸までの移動は、今回は電車ではなく、ベイシャトルを利用することにした。関空と神戸空港の間を約30分で結ぶ高速船だ。電車に比べるとやや割高だが、桟橋までの移動時間を考慮しても、かなり時間を節約できる。念のために、事前にWebで予約し、往復料金を支払っておいた。3060円(片道だと1880円)。到着後、T2の国際線到着ロビーにあるベイシャトルのチケット売り場に行き、予約を確認して、チケットを受け取る。20分過ぎにカウンターに行ったら、9:30からオープンとあった。なので、少しまわりをふらふらするが、T2の国際線には何もなかった。その後、無事に受付を済ませ、9:50発(少し遅れてきた)の連絡バスで、ベイシャトルの乗り場桟橋に向かう。5分ほどか。10:00出航のベイシャトルに乗船。30分強で、神戸空港に到着。高速船ということで、着席・シートベルト着用が基本なので、それほど楽しいものでもなかった。ただ、目的地にもよるが、時間的にはだいぶ節約できた。なお、今回は予約を入れたが、団体客でもいないかぎり、予約なしでも乗船はなんとかなりそうだ。
外礒秀紹《KAZENOFUKUTOKORO》(2006.12.1設置)。(財)神戸市民文化振興財団による。2006年2月に、神戸空港開港を記念して行われた「神戸空港彫刻コンクール」で、マケット審査の結果、大賞を受賞した作品。本制作されて、神戸空港駅の北側(駐車場の南側)に設置された。
常松大純《SKY〈上昇する気〉》。神戸空港彫刻コンクール・佳作。(財)神戸市民文化振興財団による。コンクールで選ばれた佳作のマケットも、神戸空港駅のコンコースに展示されていた。
大栗克博《天空海闊》。神戸空港彫刻コンクール・佳作。これもマケット。(財)神戸市民文化振興財団による。なお、写真は2019.11.9の撮影。
新谷英子《るる》(1981.3.10設置)。ポートライナー10周年記念。ポートライナー・三宮駅に《るる》があるとのことだったが、神戸空港駅で発見(三宮駅でも探したが、見つけられなかった)。三宮駅に設置されていたものが、駅の改修工事などの理由で、神戸空港駅に引っ越してきたのかな?
- ポートライナー・医療センター駅周辺 続いて、ポートアイランドの野外彫刻を観て回る。今回、観覧したものの他にも、いくつかあるようだ。例えば、ポートライナーの車中から、ポートアイランドの南端の海に面した公園(フットサル場の近く)に野外彫刻があった。西巻一彦作品らしく、ポートアイランドの別の場所から移設されたものらしい。今回は現地に行けなかったが、メモを残しておく。では、医療センター駅の周辺から、以下、掲載。
新谷琇紀《ALBA-GII》。駅の東南側に設置。
新谷琇紀《ACCOCCOLATA》。《ALBA-GII》と交差点を挟んで、反対側に設置。
井上麦《地表より−BIRTHDAY》(1996)。神戸キネックセンタービルの東南側に設置。破損があり、ちょっと残念。
柳原義達《犬の詩》(1976)。台座横に「犬の詩 今日の仕事をするために 昨日を反省し 明日の可能性に生きる」と書かれたプレートがあった。
平井一雄《めぐみ》(1984.3.17設置)。神戸ポートラインズクラブ20周年、神戸中央ライオンズクラブチャータナイト記念事業として設置。追記(2021.6.28):神戸具象彫刻大賞展'83・優秀賞。
- 市民広場
會田雄亮 陶と水のモニュメント《RISING PIER》(1981)
- ワールド本社ビルのマルタ・パン
マルタ・パン《三つの部分からなる彫刻》(1984)
- アプロディールハートの新谷琇紀
新谷琇紀《VITTORIA》(1987)
新谷琇紀《MANO D'AMORE》(1987)
新谷琇紀《PRIMAVERA》(1987)
新谷琇紀《EVA》。タイトルは要チェック。
新谷琇紀《ACCOCCOLATA》。タイトルは要チェック。
新谷琇紀《MANO D'AMORE》(1987)
- バンドー神戸青少年科学館
三好良彦《METAL BIRD》(1991)。第6回神戸具象彫刻大賞展・優秀賞。
- 環境造形Qのかたつむり広場
《海を見にきたカタツムリ》(1983)。制作チームは、制作:増田正和、山口牧生、小林陸一郎、石材提供及び製作:山本勇(岡崎市)、企画:多田美波。協賛:キャノン、ジャパンエンバ。日本文化デザイン会議'83神戸 記念彫刻。
- ジーベックホール
松下朗《トランペットを吹く少年、空駆けるXEBEC》(1989)
- アシックス本社
飯田善國《夢見る円盤−DREAMING DISK》(1985)
- 北公園
環境造形Q《イルカの噴水》(1976)
神戸港港湾殉職者記念碑。森下勲《港》(1978)
神戸平和の塔「世界は一つ」(1978.3.23建立)。彫塑の制作は芝良空。世界連邦建設同盟神戸支部、世界連邦神戸婦人の会、協賛者一同により寄贈。
《ボードワン領事像》(2010.10設置)。神戸市、駐日オランダ王国大使館、在大阪・神戸オランダ王国総領事館、大阪・中寺ボードワン顕彰会による。
- 中公園
《原口忠次郎先生像》(1983.11.12設置)。制作は新谷英夫。原口忠次郎顕彰会による。
環境造形Q《アンドロメダへのメッセージ》(1977)。神戸新聞奨励賞。
旧島松駅逓所 彫刻放浪:札幌・江別・北広島(5)
- 真栄バス停14:06発の北海道中央バス・急行千歳駅前行きに乗車。バスは約10分遅れてやってきた。島松沢バス停に14:40過ぎに到着。500円SUICA。バス停から、目的地の旧島松駅逓所まで10分ほど歩く。道沿いの木々が黄葉していて、美しい。駅逓所は島松川を渡ってすぐのところにあった。
- 以前から、旧島松駅逓所の《クラーク記念碑》を訪ねたいと思っていた。自動車以外でのアクセス方法を探していたのだが、なかなかわからないでいた。これはもうJR千歳線の島松駅から歩くしかないかなどと思っていたところ、ひょんなことから福住から千歳までのバス路線があり、その路線の島松沢というバス停が最寄りであることを知った(旧島松駅逓所の前に、北海道中央バスのバス停跡があったので、以前はすぐ近くまで行くバス路線があったようだ)。ということで、このバス路線を利用して、今回、無事に訪問することができた。計画ではもう1時間ほどおそく行く予定だったのだが、昨日、思っていたよりも早く夕暮れとなったので、時間を繰り上げて、やってきた次第。
《クラーク記念碑》(1951建立)。設計製作:山内壮夫、石師:五十川恵勇。クラーク奨学会による。W.S.クラークは、札幌農学校に招かれ、1876年9月から翌年の4月まで教頭として在任した。任期を終えたクラークが離日するにあたり、職員や学生たちが島松駅逓所まで見送りに来た。このとき、クラークは有名な「少年よ、大志をいだけ」の言葉を遺したという。
「寒地稲作この地に始まる」碑(1964.9設置)。設計制作:本田明二、石材施行:山本一也。中山久蔵翁記念碑設立協賛会、広島村による。中山久蔵(1828-1919・大阪府出身。レリーフ上部がその肖像)は、1871年、44歳のときに、この島松沢に入植し、寒冷地における稲作の試作を成功させるなど、石狩平野における稲作の基礎を築いた人物。碑の裏手には、久蔵の水田を復元した見本田などもあった。
旧島松駅逓所。1873年に設置。当初の駅逓所は島松川の右岸にあった。その後、1884年、中山久蔵が4代目の駅逓取扱人となり、島松川左岸にあった自宅を駅逓所とし、1897年の島松駅逓所廃止までその経営に当たった。この旧島松駅逓所の建物は中山久蔵の自宅だったもので、現在残る駅逓所の建物としては道内最古、1984年には国史跡に指定された。
島松川。この川の左岸(旧島松駅逓所のある方)が北広島市、右岸が恵庭市になる。向こうに見える橋が国道36号線で、もう少し右に行ったところに島松沢のバス停がある。
- 島松沢バス停15:48発、北海道中央バス・急行千歳駅前行きに乗車。バスは10分ほど遅れてやってきた。16:30過ぎに千歳駅前に到着。580円SUICA。だいぶ日も暮れてしまった。千歳駅近くで、少し早い夕食を食べ、JRで新千歳空港に向かう。飛行機までだいぶ時間があるが、コーヒーなどを飲みつつ、本を読んで時間を潰す。
- 帰りの飛行機は、Jetstar GK120便、新千歳19:50→21:35成田の予定。15分前に搭乗が始まり、20:10過ぎに離陸、21:30前に着陸、少し揺れたが、まあまあ順調なフライトだった。164番ゲートで、前回に続き、今回も歩き。21:45過ぎに到着ロビーに出ることができた。21:55の最寄り行きにバスに乗車。23:00過ぎには、なんとか無事に帰宅した。
おわり/はじめに戻る
野幌森林公園・新さっぽろなど 彫刻放浪:札幌・江別・北広島(4)
- 野幌総合運動公園から野幌森林公園を歩いて北海道博物館まで歩く、というプランもあったのあが、けっこう距離があり、時間もかかりそうだったので、結局、バスに乗ることにした。ちょうどバス停にバスが来るところだったし。ということで、JR北海道バス・新さっぽろ行きに乗車。30分乗って、厚別東小学校前バス停で下車。390円SUICA。バス停から徒歩で野幌森林公園に向かう。10分ほど。
- 野幌森林公園の野外彫刻など
北海道百年記念塔。1968年11月着工、 1970年7月竣工。1971年4月から一般公開が始まった。2014年7月から立入禁止になっていたが、今年に入って解体が決定した。ということで、一度、近くで見ておこうと立ち寄った次第。
山内壮夫《羽ばたき》(1970)。後ろの建物が北海道博物館(旧・北海道開拓記念館[1970年12月竣工・1971年4月開館]。2015年4月、北海道博物館として再開館)は佐藤武夫建築。
緊縛芸術!? ぼちぼちと冬支度が始まっていた。
石川浩《門葉》(1984)。博物館と北海道開拓の村の岐路を開拓の村方向に少し進んだ道端に設置。
- ちょっと先を急ぎたいこともあり、一度訪ねたこともあるので、今回は博物館などの観覧はパス。北海道開拓の村から新さっぽろまでバスで向かう。JR北海道バス・新22・新さっぽろ行きに乗車。20分ほどで新さぽっろに到着。210円SUICA。
- 厚別区役所前と札幌市青少年科学館前に野外彫刻が設置されているとのことなので、これらを観に行く。厚別区役所に隣接するビルが火事になり、消火は終わっていたが、消防車や警察の車で、大変な騒ぎになっていた。野次馬の群れを抜け、なんとか厚別区役所前の小野寺紀子作品を観覧。続いて、青少年科学館に向かう。と、科学館周辺は工事のための仮設壁が張り巡らされている。これは… 例によって再整備工事とやらで、科学館前の伊藤隆道作品は撤去されていて、観ることができなかった。うむ、残念。
厚別区役所前の、小野寺紀子《いちばん星》(1999.7.30設置)。厚別区区制10周年を記念して、厚別区民ふれあい推進会が寄贈。
- 地下鉄新さっぽろ駅から大谷地駅まで移動して、ここから厚別川沿いに歩いて真栄まで移動する。けっこう距離があり、風も強く歩きづらかったが、道のりもおもしろく、飽きずに歩き通すことができた。最後に清田緑地を抜け、真栄バス停までたどり着く。このあたりで、遅い昼食でもと思ったら、バスが来たので、これに乗ることにした。
清幌園(老人ホーム)の、國松明日香《陽−ひだまり》(1999)。
北野中央公園
清田緑地。木道があったので、ついふらふらと… おかげでちょっと道に迷いかけた。やれやれ。
江別市セラミックアートセンターと野幌総合運動公園 彫刻放浪:札幌・江別・北広島(3)
- 6:30頃、起床。身仕度をして、2Fの食堂で朝食。生野菜、ソーセージ、スクランブルドエッグ、数種のパン、コーヒーといったところ。一度部屋に戻って、一息ついて、チェックアウト。天気予報では、今日は晴のち雨の予報だったが、日中はなんとかもちそうだ。今のところ、昨日につづき、青空の広がるいい天気だ。ホテルが北12条なので、北海道大学のキャンパスを散策しつつ、札幌駅まで歩くことにする。ところどころの紅葉が美しい。
《初代総長佐藤昌介先生》。制作は加藤顕清。建立の年次は不詳。事務局棟の前に立っていた。
- 札幌8:36発のJR函館本線・岩見沢行きに乗車。野幌には8:56に到着。440円SUICA。ここで、バスに乗り換える。JR北海道バス・新29・野幌運動公園線、野幌駅南口9:11発。10分ほどで、セラミックアートセンターに到着。230円SUICA。
- 江別市セラミックアートセンター セラミックアートセンターには、北のやきもの展示室、小森忍記念室、れんが資料展示室の3つの常設展示室がある。今回はこれを観覧。一般300円。北のやきもの展示室は現在、北海道で焼き物を行っている窯元の作品を展示、小森忍記念室では、日本における釉薬研究の第一人者で、北海道窯業の発展に大きな影響を与えた小森忍(1889-1962。江別市で没した)の足跡を追う展示、そして、れんが資料展示室では、江戸時代末に始まる北海道におけるれんが生産の歴史を実物資料や模型を使って紹介する展示で、いずれもなかなか興味深いものだった。最後に塔に上り、眺望を楽しんだ。見学を終え、外に出ると、風が強くなっていた。落葉ががさがさと音をたてて、風に舞っている。
江別市セラミックアートセンター。中に入ると、ロビーの右側が展示室、左側が創作を行うための施設になっている。中央の塔にも上がることができ、広大な景色を360°見渡すことができた。
「すずらんポベダ」
原田ミドー《風の門》(2001)
- 北海道立野幌総合運動公園の鈴木吾郎 強い風の中、野幌総合運動公園まで歩く。といっても、セラミックアートセンターからすぐなのだが。ここでのお目当ては鈴木吾郎作品。
鈴木吾郎《北の若人》(1987.7.25竣工)。昭和62年度全国高等学校総合体育大会開催記念のシンボルモニュメント。
札幌芸術の森野外美術館とエドウィン・ダン記念公園 彫刻放浪:札幌・江別・北広島(2)
- 石山東3丁目バス停まで戻り、ここから再び北海道中央バスの芸術の森センター行きに乗車。15分弱で到着。210円SUICA。
- 札幌芸術の森野外美術館 ここも何度か訪ねているところだが、年間パスポートもあることだし、秋シーズンに来たことがなかったので、併せて訪ねた次第。前回(→ここなど)、作品を網羅的に掲載したので、今回は適当に掲載。
- いい気になって、ばしばし写真を撮っていたら、デジカメの電池が切れてしまった。しかも、予備の乾電池を持ってくるのを忘れてしまったので、終盤は写真を撮れなかった。ま、いいか。自販でコーヒーなどを買って、一休みして、真駒内駅までバスで戻る。300円SUICA.
《エドウイン・ダン》(1964.10設置)。制作チームは、製作者:峯孝、助手:高野寬、鋳造:高原四郎、石工:蕨石材工業株式会社。エドウイン・ダン顕彰会による。再訪。
- この後、地下鉄で、真駒内→大通→西11丁目と移動し(SUICAで乗ったら、バスと地下鉄の乗り継ぎ割引きが適用されていた)、見落としていた札幌市教育文化会館の笹戸千津子作品など、大通公園周辺の彫刻をいくつか観覧。といっても、16:00を過ぎると、もうだいぶ陽も傾き、薄暗い中での観覧となった。写真も真っ黒にしか撮れていなかったので、掲載はしない。暮れ始めると、真っ暗になるのも早く、17:00前には彫刻の観覧はあきらめ、ぶらぶらとホテルに向かうことにする。途中、適当な夕食を食らい、飲み物を仕入れて、18:00過ぎにはホテルにチェックインした。
- 今回宿泊したのはビジネス・イン・ノルテIIというビジネスホテル。ここは何度も宿泊している。設備などは、特に難はなし。寝不足気味だったこともあり、風呂につかり、早々に就寝。